就職活動中にさまざまな会社を探すうちに、会社の場所が遠いために受験を断念した経験はありませんか?受験する場所が遠方で何度も行き来するのは、費用や時間だけでなく、気持ち的にも大変ですよね。
今回は、自宅にいながら遠方の企業と面接ができる「オンライン面接」と、オンラインポートフォリオを作れる私達のサービス「ViViViT」についてご紹介します。就活生の選択肢が一気に広がるこのシステム、就職活動の新常識となるかもしれません。
◆初出:2016年8月 加筆・修正:2020年3月編集・執筆 /YOSHIKO INOUE, AYUPY GOTO
● オンライン面接とは?
オンライン面接とは、ビデオチャットや電話など、オンライン上で面接を行うことです。アメリカではオンライン面接専用のプラットフォームもあるほど身近な面接方法で、日本でも、2010年頃から「Skype面接」や「動画エントリー」を取り入れる企業が増えてきました。
企業側のメリットとして、遠方に住む優れた学生や海外留学中の学生を採用できること、面接を録画して複数の採用担当者と共有できることなどが挙げられます。
本来説明会や面接には、直接オフィスに出向くのが原則となっています。そのため、書類面接を通過したものの、日程調整や距離的に来社するのがどうしても難しい学生に限りオンライン面接や面談を取り入れている企業が大半のようです。
2020年現在はさまざまな通話ツールが登場しており、企業によって指定してくるサービスが違います。どんなものがあるのか把握しておきましょう。うまく通話できるか不安な人は、お友達と試しておくのがおすすめ!
2020年3月追記・オンライン面接でよく使われるツール
●Skype
サービスのダウンロードとアカウントの発行が必要。IDを共有し、検索すると通話できる。
●Googleハングアウト
Gmailアカウントを持っていれば誰でも使用可能。通話当日はGmailのページからハングアウトを開いておけば着信を受けられる。
●zoom
トークルームのID等が事前に共有された場合はログインが必要。招待URLなど、企業側の設定によってはサービスをダウンロードしていなくても通話が可能。アカウントは簡単に発行できるので用意しておくとスムーズ。
●Whereby
企業からトークルームのURLが事前に共有されれば、面接開始時刻にリンクをクリックするだけで通話できる。その場合はサービスのダウンロードやアカウントの作成が不要。
● インターネット環境があればどこでも面接できる、
遠方就活生の味方!
学生にとって一番のメリットは、「どんな場所からでも気軽に面接を受けられること」です。就活中は、次の選考がいつ行われるのか、なかなか読めませんよね。会社が自宅から遠い場合、急な日程を指定されると交通手段を確保するのはなかなか難しいと思います。確保できても、また別日程で他の面接……となった場合、行き来でさらに経費がかさみます。
オンライン面接では、インターネット環境があれば、費用・時間をかけずにどんな場所でも面接を受けられます。時間の調整次第で一日に何件でも面接を受けられるため、遠方受験やU/Iターン就活を行う方にとっては、強い味方といえるのではないでしょうか。
● オンライン面接の活用で内定を獲得!先輩へインタビュー
M.Iさん
※2016年当時の情報です。
大学4年、愛知県在住。東京のWebデザイナー職に内定中。
就活中は、希望勤務地に東京都・愛知県・大阪府・京都府を挙げていた。
6社でオンライン面接・面談を行い、内定先の会社の選考にもオンライン面接を使用。オンライン面接を受けていた場所は、自宅の部屋。
Q.オンライン面接をしてみて良かったところはどのような点ですか。
Iさん:自分の部屋で面接を受けるので、変に緊張することなくリラックスできました。移動の必要がないので、面接予定時間ギリギリまで対策をとれた点も良かったです!
Q.反対に、困ったところはありますか。
Iさん:インターネットの接続状態があまり良くない時に、うまく対話できなくなってしまうことがありました。また、画面越しの会話では、画面に映る相手の目を見ると相手からは目線を合わせていないように見えてしまいます。慣れるまでは、少し話しづらく感じました。
Q.オンライン面接では、作品はどのように見せていたのですか。
Iさん:私は全てオンライン上でポートフォリオを作成していたので、指示があった場合は事前にポートフォリオのURLを伝えていました。そして実際の面接時にはお互いに同じページを見ながら話をしました。また、私はViViViTを使って企業の方とやりとりすることがほとんどだったので、ポートフォリオの提出はせず、ViViViT上のページを見ながら話すこともよくありました。
Q.オンライン面接を後輩におすすめしますか。
Iさん:します!一番の理由は、やはり、交通費と時間がかからずに面接を受けられるからです。近場で直接面接を受けられるのが一番良いかもしれませんが、住んでいる場所によって、それが難しい場合もあると思います。なので、特に遠方の学生におすすめしたいですね。
Q.これからオンライン面接をする後輩へアドバイスをお願いします!
Iさん:オンライン面接ではインターネットの接続状況が重要となるので、スムーズに会話できるか、事前に試して確認しました。また、しっかり顔が写っているか、明るさは大丈夫か、余計なものが映っていないかなど、カメラチェックも大切です。
あとは、メモを取るための筆記用具を用意して、会話をする際の「目線」に気をつけて挑みましょう!画面に映る相手の目ではなく、パソコンに付いているカメラのレンズを見るとちょうど良いですよ。
● ViViViTを使って全国のクリエイティブ企業を見つけよう!
インタビューを受けていただいたIさんも利用していたViViViTは、すべてのクリエイターのためのオンラインポートフォリオサービスです。
おすすめ① 全国のクリエイティブ企業が数百社掲載中
ViViViTはクリエイター特化のオンラインポートフォリオサービスです。掲載企業は270社以上(2016年8月現在)600社以上(2020年3月更新)で、そのすべてがクリエイティブ職の採用を行っています。クリエイティブ職の中から「グラフィック」「WEB」「イラスト」「3DCG」などのジャンル検索をしたり、「勤務地」や「リモート可否」の条件で求人を絞り込めるため、希望する会社をスムーズに探せます。今後さらに全国の企業を増やしていきます!
おすすめ② オンラインポートフォリオがつくれる
▲参考記事:「ViViViT(ビビビット)」の活用方法 〜制作会社デザイナー職編〜より
ViViViTは、企業と求職者がそれぞれにポートフォリオページをもち、相互にアプローチできるしくみです。事前にポートフォリオを公開しているので、マッチした後ポートフォリオを郵送する手間がいらず、すぐに面接など選考に進むことができます。
また、求職者は企業に直接出向かなくとも「その会社がどんなものを制作しているのか、働き始めたら自分はどんなことができるのか」を企業ページでイメージできます。
ポートフォリオを事前に公開しあうことで、就活のミスマッチを防げるのです。
おすすめ③ 企業の担当者とチャットでやりとりできる
マッチ後は、企業の担当者とチャットでやりとりします。作品データや履歴書の添付もできるので、スピーディかつスムーズにコミュニケーションがとれます。例えばオンライン面接が決まった際も、気になる点を気軽に質問できて安心ですね。
ViViViTについてさらにくわしい記事はコチラ
● 最後に
以上のように、オンライン面接を使えば今やどんな場所でも面接が受けられる時代となりました。そして、勤務地の視野を広げれば、全国にはたくさんのクリエイティブ企業があります。自分が思ってもいなかった地域に、希望の仕事ができる企業があるかもしれません。
ViViViTには、全国のクリエイティブ企業の求人をたくさん掲載しています。オンライン面接や面談も活用しながら、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
ViViViT
2020/03/06更新
(2016.8.26)
はたらくビビビット
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