シックにまとめる?ポップにはじける?現役美大生のインテリアとファッション!

「美大生のファッションとインテリア」アーティスティックな雰囲気が気になるけれど、普段はなかなか見る機会がないですよね。今回は普段から制作活動を行う美大生6人のインテリアとファッションをご紹介します!シックにまとまっていたり、ポップで可愛らしいもので溢れていたりと、個性溢れるさまざまなお部屋と服装にご注目下さい!
編集・執筆 / MAKO WATANABE,YOSHIKO INOUE

 

もくじ

 

1.自己表現ツールでもある「衣」と「住」

私たちの生活の基盤となる衣食住三つのうち、二つを占める「衣」と「住」。「衣」には体を守る機能、「住」には雨や風などの外部環境から身を守る機能があります。そして、二つに共通するのは「自分の身を包む、守るもの」であると同時に「自己表現のツールである」ということです。
筆者は多摩美術大学に通っているのですが、バスの中で学生を観察していると髪色や服装はさまざまで、美大生にとって自己表現は身近にあるように感じます。そんな美大生のファッション、インテリアは一体どのようなものなのでしょうか。
今回は、京都芸術大学大阪芸術大学武蔵野美術大学多摩美術大学の美大生にアンケート調査をしてみました!常に表現活動をしている美大生の、知られざるファッションとインテリアを覗いてみましょう♪

2. 美大生のファッションとインテリア紹介

6名の美大生に、お気に入りファッションとインテリアの写真を送っていただきました。2020年現在はなかなかお出かけやお買い物を思い切りできないかもしれませんが、好きなものを身に着けて楽しみたいですね!

【ミニインタビューの質問内容】
Q1 コーディネート全体のテーマとお気に入りポイントは?
Q2 部屋全体のテーマとお気に入りポイントは?
Q3 インテリアグッズとファッションアイテムを選ぶときに共通していることはありますか?

 

極彩色のポップな世界観

柳 汐莉さん 

武蔵野美術大学 3年
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Q1 コーディネート全体のテーマとお気に入りポイントは?

テーマは色彩の暴力とピクニックです。人生で初めて「これ!!!」って思える服に出会ったニットです。ポイントは服に合わせてピザを選んだところです。共鳴してそうでしてない色彩が大好き。一緒にピクニックしたともだちの視力を多分低下させました。
 
Q2 部屋全体のテーマとお気に入りポイントは?

テーマは色彩と惰性です。整理したいなぁって気持ちと面倒でぽんぽん置いていっちゃう癖でどうにかしてる壁。掃除せなあかんなぁって思いつつやってないです。

 

Q3 インテリアグッズとファッションアイテムを選ぶときに共通していることはありますか?
美味しそうな色をしたものを選びがちだと思います。派手派手した色好きやけど身体に悪そうな色はあまり好きではないです。物が増えることが嫌なのでインテリアグッズは買いません。そこらへんで配られてた可愛いチラシやパッケージをインテリアグッズとして飾っています。

【筆者コメント】
極彩色でユニークな世界観のある柳さんのファッションとインテリア。コーディネートに食べる物の色味も合わせているところにこだわりを感じました!インテリアもアイデアがたくさん詰まったスクラップブックのような壁になっていてとても面白いですね。

 

好きなものに囲まれたい!

中井花音さん 

京都芸術大学 3年

 
Q1 コーディネート全体のテーマとお気に入りポイントは?

アンティークのフリルがかわいいシャツにゆったりとしたズボンの組み合わせが気に入っています。帽子は好きでよくかぶっていて靴と黒で合わせたたところに、遊び心花の付いた赤いカバンいれてシックになりすぎないコーディネートにしました。どれもお気に入りのアイテムです。

 
Q2 部屋全体のテーマとお気に入りポイントは?

テーマは「好きなもの」かなと思います。自分の部屋なので自分の好きなアンティークや本、思い出のある人形や写真、自分の好きなものをたくさん飾っていて、好きなものに囲まれながら過ごせるのがお気に入りです。部屋ではゆっくり過ごしたいので緊張感のある物はあまり置かず、安心感のあるかわいいものを選んでいます。

 

Q3 インテリアグッズとファッションアイテムを選ぶときに共通していることはありますか?
花が好きなので花柄のアイテムを選んだり、実際に花を飾ったり、硬いのや冷たそうなのが苦手なので温かみがあるものや色、アンティークのものを選んだり。少し遊び心があるアイテムをよく選ぶのには共通点があるように思いました。

【筆者コメント】
ファッションは遊び心のある可愛らしいアイテムが多いですが、インテリアは安心感を第一に考え、アースカラーでまとめられたゆったりとした空間になっています。タイプライターや小さいぬいぐるみなど、きゅんとくるようなアイテムが点在しています!

 

お気に入りのマスクは弟さんが制作したもの!

都路拓未さん 

多摩美術大学 絵画学科油画 3年
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Q1 コーディネート全体のテーマとお気に入りポイントは?

特にテーマはないですが、袖や首回りが閉じているものを選んでいます。弟が折り紙から発想を得て形を作った、弟オリジナルマスクがお気に入りです。

 
Q2 部屋全体のテーマとお気に入りポイントは?

ほとんどの家具を白で統一していて、中身が見えないような家具を選んでいます。絵を日替わりで変えられるように、ガラスの水槽の中に同じサイズの絵を数枚入れています。

 

Q3 インテリアグッズとファッションアイテムを選ぶときに共通していることはありますか?
唯一無二のオリジナリティがあるもの、もしくは逆にニュートラルなものをできるだけ選ぶようにしています。長く大切に使うために丈夫で質の良い物を選ぶようにしてます。何年も飽きずに使えるかどうかも基準の一つです。

【筆者コメント】
ファッションは黒でまとめられ、インテリアは白を基調にした家具が多い都路さん。中身が見えない家具が、絵を入れているガラスの水槽を引き立たせますね。自分の作品や道具をそのままインテリアにしてしまうのも、美大生のコーディネートの醍醐味なのでないでしょうか。

 

こだわりのあるシックな雰囲気

宮江 将成さん 

京都芸術大学 3年 

 
Q1 コーディネート全体のテーマとお気に入りポイントは?

旅行中の夏コーデ。季節的に避けてしまいがちなオールブラックですが、生地や小物に気を配ることで夏でも着こなす事が出来ます。ポイントとしては、生地を全てリネンで統一した事と、露出面積のバランス。あとは、開襟シャツとグルカサンダルという夏小物をしっかりと押さえたことです。

 
Q2 部屋全体のテーマとお気に入りポイントは?

引っ越ししたばかりでまだ家具は揃えている途中なのですが、和モダンをテーマにしています。落ち着いたトーンで揃え、ワンポイントで高級感のある家具。そこに、今はないですが大きめの観葉植物も置きたいと考えています。

 

Q3 インテリアグッズとファッションアイテムを選ぶときに共通していることはありますか?
モダンですかね(笑) 。落ち着いていて、形や素材が少し変わっているものが多いです。

【筆者コメント】
黒をメインに使用した、統一感のあるファッションとインテリアですね!最小限でシンプルだけれどもこだわり抜かれた小物、家具などにシックな雰囲気を感じます。

 

白やベージュで落ち着いた印象に

なかいさん 

武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 3年

 
Q1 コーディネート全体のテーマとお気に入りポイントは?

公園をゆるく散歩する服がテーマです。カジュアルかつリボンやレースなど、どこかに可愛い要素がある服が好きです。

 
Q2 部屋全体のテーマとお気に入りポイントは?

部屋全体は白いインテリアでまとめて統一感が出るようにしています。部屋の出窓がお気に入りで、そこにアクセサリーを並べています。また、ライブグッズのリングライトを箱に入れて飾っています。

 

Q3 インテリアグッズとファッションアイテムを選ぶときに共通していることはありますか?
淡色が好きなのでインテリアも服も彩度の高い派手な色よりも、白やベージュなど落ち着いた色のものを選ぶことが多いです。

【筆者コメント】
なかいさんはファッションもインテリアも共通して白やベージュのアイテムを使っているようですね。ライブグッズのリングライトを箱に入れてインテリアにする飾り方に驚きました!ふわっとした柔らかい雰囲気の中に毒気もある不思議な世界観です。

 

直感で選ぶ!カラフルなクローゼット

中村 寧音さん 

大阪芸術大学アートサイエンス学科 3年
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Q1 コーディネート全体のテーマとお気に入りポイントは?

アンニュイな色合い、寒色ベース、目玉焼きサスペンダーがお気に入りです。
 
Q2 部屋全体のテーマとお気に入りポイントは?

自分の部屋がないのでクローゼット写しました。服いっぱいです。
 
Q3 インテリアグッズとファッションアイテムを選ぶときに共通していることはありますか?
カラフル、直感で可愛いと思ったものを購入しています。最近は青色に夢中です。
 

【筆者コメント】
中村さんは主にカラフルな色を好んでいるようですね。以前一緒に買いものに行ったとき、彼女の直感に頼ったもの選びにわくわくしました!クローゼットの中もチェックや動物のイラストなどバリエーションが豊かなようです。

 

3. 最後に

ユニークな世界観の詰まった美大生のファッションとインテリアを楽しんでいただけたでしょうか?両者に統一感のある人もいれば、家はくつろぎの場所として安心できるインテリアにしている人もいることがわかりました。
筆者の個人的な視点では、普段身に着けている色味がそのまま作品に投影されているなと感じる人もいました。「自己表現のツール」であるファッションとインテリアから作家性が垣間見えるようで、とても興味深かったです。無意識に集めた物たちが作品作りを手伝っているのかもしれませんね。芸術祭や卒業制作展など美大生と作品を合わせて見られる機会があれば、作者のコーディネートにも注目してみてはいかがでしょうか。
美大進学を考えている高校生の方や、新生活が始まったばかりの新入生の方もぜひ参考にしてみてくださいね!

 
 

(2020.7.7)
watanabe mako

著者紹介

渡邉真湖watanabe mako

多摩美術大学絵画学科の油画に所属しております。ゲームとアニメと映画が好きです!絵を描いて過ごしています
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