同じようで違う?ゲーム業界の種類とスキル

ゲームスキル

ゲームの仕事にはキャラクター、背景、画面構成、エフェクト、映像、3D……と、様々なスキルが求められます。しかし、実は同じゲーム業界の仕事でも、種類によって重要視されるスキルは異なってくるのです。今回はそんなゲーム業界で必要なスキルや、求められるデザイナー像についてご紹介したいと思います。
編集・執筆 / Haruna Kawanabe, AYUPY GOTO

目次

  • 1.実は違う?ゲーム業界の種類
  • 2.コンシューマーゲーム、アーケードゲームのデザイナースキル
  • 3.ソーシャルゲームのスキル
  • 4.パチスロのスキル
  • 5.最後に

1.実は違う?ゲーム業界の種類

ゲーム業界には様々なプラットフォームがあり、企業ごとに力を入れている技術や表現は異なります。TVで遊ぶゲームは「コンシューマーゲーム」、ゲームセンターで遊ぶものは「アーケードゲーム」、スマートフォン向けのアプリは「ソーシャルゲーム」と呼ばれ、さらにパチスロもゲーム業界に含まれています。
冒頭文でも述べたように、ゲームは様々な要素から作られています。そしてプラットフォームが変わることで重要視されるスキルも異なります。
実は全種類のゲームが平等に、全てのスキルに力を注げるわけではありません。プラットフォームの状況が変われば、ゲームのスペックやデザインされる部分も変わるため、求められるスキルやデザイナーの需要も同時に変化していくのです。

2.コンシューマーゲーム、アーケードゲームのスキル

コンシューマーゲームとアーケードゲームは、キャラクター・背景・画面構成・エフェクト・映像・3Dの全ての技術に力を入れているプラットフォームです。そのため、それぞれのスキルに特化した多くのデザイナーが、プロジェクトメンバーとして働いています。近年ゲームグラフィックの著しい進歩により、更なる世界観構築のために細かい描写力と物質の描き分けが求められるようになりました。一部のデザイナー以外、世界観を正確にアウトプットするために、自ら3Dでキャラクターを制作することが増えました。
また、多くの企業が実際現場で使われているソフトについて教育する機会や、セミナーを開催します。ですので、学生のうちにすべてのツールを完璧に使いこなす必要はありません。入社して成長するゲームクリエイターの特徴として共通していえるのは基礎デッサンのスキルがあることです。

重要スキル
・基礎デッサン、クロッキー
・スピード、量
・立体把握能力

CCスキル

学生のうちからできるポイント

完成された絵・イラストだけではなく、デッサンやクロッキーをできるだけ描いて残しておくようにしましょう。特に、キャラクターデザインを担当したい場合は、少量でも3Dグラフィックソフトで作品を作っておくと良いと思います。もし環境が整っていない場合は、キャラクターの全面図や動きのわかる図・イラストを展開しておくと他の人と差が出ます。

3.ソーシャルゲームのスキル

ソーシャルゲームは、近年売り上げを大きく伸ばし、成長しているプラットフォームです。コンシューマーゲームやアーケードゲームとは大きく変わり、コントローラーがない分、画面でゲームを操作するため画面の押しやすさや見易さが求められます。さらに長期間ユーザーに遊んでもらうためにすぐに問題点に気づき、改善する解決力などロジカルに考えるスキルが必要となります。

重要スキル
・問題点の発見力
・改善能力
・スピード、量
・情報整理力
・ペルソナ設計

スマホスキル

学生のうちからできるポイント

意識的のアプリ起動画面を見て、参考にしながら制作しプロトタイピングツールで組み立てましょう。実際に見せられる作品を作っておくと、ポートフォリオや面接の時に役立ちます。
作品だけでなくアイコンやテーマ、どうしてそのデザインにしたか理由を載せましょう。完成するまでに起こった問題点とそれに対するアプローチを載せるなど、作品に対する情報漏れを避けましょう。

4.パチスロのスキル

パチスロとはパチンコ店に設置されたスロットマシンの事です。基本システムが同じため、ゲームを1から企画することはありません。しかしアニメやゲームなど、ほかのメディア作品とのタイアップが多くあります。2Dから3D、エフェクトなどのスキルが求められています。

重要スキル
・映像編集力
・3D、2Dアニメーション
・エフェクト技術

パチスロスキル

学生のうちからできるポイント

パチスロの映像はゲームをしながら見るため、人の感情を盛り上がりを考えて説明できると良いと思います。また人気アニメ・キャラクターとのタイアップ作品も多く手がけるため、サブカルチャーについて学ぶことで、よりユーザーに好まれる作品をつくることができると思います。

5.最後に

どの種類のゲームも求められているスキルは同じように見えますが、種類によって力の比率は変わるので、ゲーム業界とひとくくりにして見ないほうが良いでしょう。進路を決める・ポートフォリオを作る上で参考にすると、就活の状況や心境が変わってくると思います。

(2016.6.14)
HarunaKawanabe

著者紹介

川鍋春菜HarunaKawanabe

多摩美術大学 美術学部 情報デザイン学科 情報デザインコースに 所属しています。UI/UXやサービスデザインについて勉強しています。 趣味はアニメ、アナログゲーム、デジタルゲームなどなど。
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