自主制作が大事?ポートフォリオに必要な作品数について考えよう

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ポートフォリオの制作に欠かせないのが自分の作った作品です。普段、学校の課題で手がいっぱいになってしまい、自主制作ができていないという人は多いのではないでしょうか。早い段階で作品数が多いと、いざポートフォリオを作る際に、周りと差をつけるチャンスにもなります。今回は、本格的に就活が始まるまでにしっかりと準備しておきたい、自主制作や作品数について考えていきたいと思います。
編集・執筆 / SHIGEMATSU, AYUPY GOTO

●今あなたはどれぐらいの作品数がありますか?

今まで自分が制作した作品がどれくらいあるのか、考えてみたことはありますか?授業の課題で作ったもの、趣味で描いた絵、課外活動など、どんなものでも構いません。
意外と少ないな?と思ったあなたは少し危機感を持ったほうがいいかもしれません。
それはなぜかというと、就活までの時間はあっという間だからです。ポートフォリオに載せる為の作品を作るなら、早めに進めていくことをオススメします。
その理由は、焦って就活前に作品を作るのは難しいからです。大学1〜3年生のとき以上に自主制作に時間をさくことが難しくなり、ポートフォリオと自主制作の同時進行はとても大変な作業になってきます。そうならない為にも、しっかりと計画を立てながら作品を作っていく必要があります。

●作品の数が多くある方がベストな理由

では、どうして作品の数が多い方が得をするのでしょうか。作品の数というのは、主に自分が学生生活の間にどんな物をどれだけ作ったのか、といったことを表します。
授業課題を制作するということはもちろんなのですが、自主的にどれぐらい制作をしたのかという所もポートフォリオを作る際にとても大切になってきます。
授業の課題ばかり載せてしまうと「自主的な制作をあまり行っていない」「制作意欲が強くない」「自主的に行動できない」といったように見られてしまうからです。また、自主制作も載せる際も、さまざまなジャンルの作品を作ることをオススメします。制作物のジャンルに偏りがあると、表現の幅が限られていると思われがちなので、ポートフォリオ全体を通して見た雰囲気をイメージしながら作ると良いでしょう。
誰が見ても作品がたくさんあるほうが、制作に意欲的に取り組んでいることが感じられ、見る側に好印象を与えることができます。

●理想は授業の課題・自主制作+α

ほとんどの人がポートフォリオを作る際、基本となるのは授業の課題だと思います。しかし、授業で取り組んだ事は必然的にみんな同じ事をやっているため、ここで止まっていては周りと差をつける事が出来ません。制作したものをどれだけ発展させることができるかが大きな鍵になってきます。なので、理想は授業の課題+自主制作ということになります。課題や自主制作にプラスαすることで、さまざまな展開が期待できるのです。

 

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■授業で取り組んだ課題

まずはベースとなる授業の課題の作品。課題を完成させる、という所まではほとんどの人がクリアできていると思います。
そこからどう膨らませることができるかが重要になってきます。講評の時にもらったアドバイスを元に考えるといいかもしれません。

■プラスα

プラスαとして、完成させた課題から発展させてみましょう。
例えば、授業で商品をブランディングしたとします。そのブランディングしたものから少し展開させて、商品の広告ポスターやチラシ、映像を作ってみるなど制作物を足すと、これだけでもいろんなアプローチができます。
授業で取り組んだ課題は周りと一緒ですが、少し手を加えるだけで作品の幅が広がります。

このように、一工夫すると作品をさらにグレードアップすることができます。ポートフォリオに載せる際には、少し作品の発展の過程を加えると、さらにいいものになると思います。

 

■自主制作

自主制作は基本的に何を作っても大丈夫です。基本的なデッサンからコラージュ、趣味の絵まで、いろんなジャンルのものを制作できるのが大きな特徴です。
自分らしいテイストのものを作ることができるので、自由度が高いです。

■プラスα

こちらもプラスαで、発展させてみましょう。
自主制作した絵をもとにグッズを作ってみます。ポストカードや缶バッジ、シール、キーホルダーなど。
まずは展開しやすいものから制作してみるのがいいと思います。
素材さえあれば業者に委託をすることも可能なので、挑戦しやすいです。

自主制作も少し変化を加えるだけで違った印象になります。
ベースからのプラスαの作業を加えることが、効果的に作品の幅を広げるという意味でとても重要になってくるという事が分かります。

●自主制作を積極的に取り組もう!

就活までの学生生活をどう過ごすかで作品の数も変わってきます。何も行動しないと時間だけが過ぎていってします。そうならないためにも、行動を起こすことはとても大切です。
どうしても制作が進められないな……という人は、作った作品を発表する機会を自主的に作ることをオススメします。人に作品を見てもらい、評価してもらうという意識を持つと、制作もしやすくなると思います。展覧会を企画や、Webサービスでの作品投稿など、積極的に発表していきましょう。

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自主制作を発表する機会を作る

個展・グループ展を企画する

定期的にギャラリーを借りて展示を企画することで、作品を発表する機会を作ることができます。一人での展示が難しい人は、何人かでグループ展を行うのもいいと思います。学外での展示になるので、多くの人に見てもらえるチャンスにもなります。
また、展示を行うスペースは無料で貸し出しを行っている所もあるので、そういった場所を探して活用するのもいいかもしれません。

コンペ・コンテストに挑戦する

コンペやコンテストに作品を提出してみるのも一つの方法だと思います。自分の実力を知るいい機会にもなりますし、ポートフォリオに作品を載せる際、良いアピールポイントにもなります。また、同じコンペに出した他の人の作品と比べてみると、学びも多いと思うので、自分自身の成長にもつながります。広告から映像まで、さまざまなジャンルの募集があるので気になったものがあれば参加してみましょう。学生のみのコンペもたくさんあるようなので、応募要項をよく読んでチャレンジしてみましょう。

インターンシップに参加する

インターンシップでは実際の仕事の現場で、仕事や制作を学ぶ事ができます。なので、自分の実力のスキルアップがとても期待できます。また、いろんな人と関わる事ができるため、これからの制作にき役立つことがたくさんあると思います。インターンシップ期間中に制作を行い作品が作れる企業もあるので、参加する際はどんどん積極的に行動して、経験を自分のものにしていけるといいですね。

●最後に

ポートフォリオ制作はまだ行わなくて大丈夫だと思っている人も多いと思いますが、冒頭に述べた通り、就活までの時間はあっという間で、まさに時間との戦いです。早いうちから少しづつ作品を作ることは、後々の自分の為にもなります。
実際に自主制作を就職の時に重視している企業もあるそうなので、時間を見つけて制作することを習慣づけておくと今後のためになると思います。
また、多く制作をしていくうちに、自分の作品の傾向も知ることができるため、就活までの期間に作品をパワーアップすることができると思います。
今まで制作してきたものを振りかえってみて、作品の数がまだまだだなと感じた人は、今回の記事をきっかけに自主制作に少しづつ取り組んでもらえたら嬉しいです。

(2016.10.26)
ShigematsuFumika

著者紹介

重松芙史香ShigematsuFumika

女子美術大学デザイン・工芸学科のヴィジュアルデザイン専攻に所属しています。かわいいものを集めるのが大好きです♡
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