自主制作や就活にも役立つ!印刷サービスを利用してできること

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クリエイターの就職活動にはポートフォリオが必要なことが多く、データが同じでも印刷方法や紙の種類で印象はガラリと変わります。家や学校のプリンターで印刷をするのか、店舗型の印刷サービスやネット印刷通販を利用するのか、制作物に合った最適な方法利用しましょう!
編集・執筆 / SHIONE, AYUPY GOTO

●印刷サービスが出来ること

印刷サービスを利用することで表現幅も広がり、クオリティも確実に上がります。ですが、使ったことがない人にとって初めての利用は、少しハードルが高いかもしれません。
印刷サービスを使うと、具体的どのような物を作ることができるのでしょうか。いくつか例をご紹介します。

ポスター・フライヤー
名刺
冊子
ポストカード
パッケージ
封筒
シール・ステッカー
Tシャツ
スタンプ
CD・DVD
クリアファイル
マグカップ

会社やお店によって取り扱いは大きく変わりますが、他にもいろいろなプロダクトの印刷が可能です。
通常のプリンターで印刷できない物の印刷ができるところが印刷サービスの大きな特徴と言えます。

●家庭用プリンターとの印刷との違い

印刷サービスを利用した場合と、家庭用プリンターを利用した場合とでは、完成した印刷物にさまざまな違いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
まず、印刷サービスで使われているプリンターと家庭用のプリンターではインクの種類や構造が全く違います。家庭用プリンターでは不可能な色の再現性など、高品質な印刷を求める場合は印刷サービスを利用するととても綺麗に仕上がります。
印刷サービスでは、特殊なインクや箔押し、エンボス、型抜きなど自分の手では難しい加工がデータを作成するだけで簡単に施せることが魅力です。
ただし、テンプレートが決まっていたり、複雑な構造の印刷には対応できないなど自由度が少ないです。また、少部数に対応していない印刷所が多いです。世界に一つだけのオリジナルの物が作りたい場合は、家庭用プリンターで印刷して加工したり、手で描いたり作ったりするほうが適しています。

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●就活に役立てられるサービス

クリエイター職の就活に役立ちそうな印刷サービスをピックアップしてご紹介します。

製本

ポートフォリオを作る時に、とても役立つのが製本サービスです。
就活の際に企業に提出するポートフォリオは手元に戻ってこないことが多いので、同じポートフォリオをたくさん用意したいという方におすすめです。手製本での特別感や強い個性はあまり演出できないかもしれませんが、洗練された綺麗な印象を与えることができます。
製本の種類も様々で、中綴じやくるみ製本、リング製本などそれぞれ印象や開きやすさなどが違うので吟味してみてください。

ファイル?製本?紙ポートフォリオの装丁選び

名刺

企業の人と直接話す機会がある場合などに持っておくと便利なのが名刺です。自分の印象をより強く残すことができるかもしれません。 名刺は100枚や200枚など沢山印刷することが多いと思うので、自分の手でカットをする手間などを考慮して、印刷サービスに依頼するのが一番楽だと思います。 

加工を使って、ワンランク上のデザインに!

特色印刷
蛍光色やメタリックカラー、パステルカラー、金、銀などプロセスカラー(CMYK)では再現できないような特別な色を扱う印刷です。
例えばホワイトインクを使えば真っ黒な紙にも鮮やかに色を乗せることができます。

箔押し
金属の型を使って箔を用紙に圧着させる加工です。
箔は金や銀、ホログラムが入っているものなど様々で、本の表紙やロゴタイトルなどデザインの一部に使うと非常にインパクトがあります。

エンボス・デボス加工
凹状の型と凸状の型の間に紙を置き、圧を加えて絵柄を浮き上がらせる加工です。
エンボスは加工した箇所が浮き上がり、デボスは加工した箇所が凹みます。
印刷は基本目でみるものですが、触覚でも楽しめるという点が魅力的です。

加工を利用する際はデータの作り方が通常と違うので印刷所の指定をよく読むことが大切です。
通常の印刷と異なった表現ができるので個性を出すことはできますが、このような加工には手間がかかり値段が高いことがネックです。

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●印刷通販・店舗型印刷サービス

印刷通販

印刷通販はインターネットで印刷注文ができ、場所にとらわれず印刷ができます。入稿したデータは一度データに不備がないかチェックをしてもらえます。
印刷を開始するまでにいくつかのステップがある場合が多く、不備によって納期の延長のないように気をつけましょう。締め切りなどがある場合は納期や配達時間、混雑状況などを踏まえて早めの入稿をおすすめします。
少ない枚数での印刷に対応していないところが多く、たくさん刷れば刷るほど単価が安くなります。自分の必要な印刷数と相談して利用しましょう。

○印刷の通販 グラフィック
http://www.graphic.jp/
電話受付などのサポート、自動データチェックなどサービスが充実しています。キャンペーンも多くタイミングがあえば格安で印刷することも出来ます。
一部の学校で学割を利用できます。

○印刷通販 プリントパック
http://www.printpac.co.jp/
高品質と低価格が特徴です。他社より高い場合は差額分をポイント還元&他社価格の1%ポイントが付与されるシステムもあります。

○レトロ印刷
http://jam-p.com/insatsu/
図案がずれたりインクがかすれたりする、ちょっと気まぐれな印刷手法「孔版印刷」を使った印刷を取り扱っています。普通の印刷通販とは一味違った個性を出したい方におすすめです。

印刷通販サービスは多くあり、個々の特色があるのでニーズに合ったところを利用してみるといいと思います。
また、印刷通販で取り扱っている紙はそれぞれ違うので、事前にサンプルを貰って実際に確認することが大切です。

店舗型印刷サービス

店舗型印刷サービスは自分で店舗にデータを持って行き、その場で印刷できるので納期が短いです。データチェックがなく、データのミスがあった場合もそのまま印刷されてしまうので、完全データを持っていくように気をつけましょう。
少ない枚数での印刷や一冊単位での製本に対応しているところが多いので、場合によってはとても経済的です。

○Kinko’s
http://www.kinkos.co.jp/
24時間受付をしている店舗があり、急ぎで印刷をしたいときに非常に便利です。
店舗数も多く、利用しやすいことが特徴です。

店舗型の印刷サービスはチェーン店化していないところが多く、また、先に述べた印刷通販の会社が実店舗でもサービスを行っています。

●最後に

手製本や工作が苦手……という人や、手製本をしたいけど中身の印刷だけは高品質にしたいなど様々な要望があると思いますが、印刷サービスについての知識がしっかりあると臨機応変に使いこなすことができると思います。 自分の作りたいものにぴったりな印刷方法について探って、より良いものづくりに挑戦してみてください!

(2016.4.27)
Shione

著者紹介

汐音Shione

武蔵野美術大学所属。 グラフィックデザインやパッケージデザインなどの制作を主にしています。 イラストを描くことと舞台観劇、それから海が好きです。 最近は香水収集にはまっています。
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