一度は出展してみたい!アート・デザイン関係のイベントに参加しよう!

一度は出てみたい!1

みなさんは「アート・デザインイベント」に参加したことはありますか?気になるイベントはあるけど申し込み方法がわからない、参加してみたいけど馴染めるか不安……会場の様子がつかめず、まだ参加できずにいる人がいるかもしれません。アート・デザインイベントは東京に限らず全国で多く開催されており、参加すれば楽しめることはもちろん、出展することでいろんな人に自分の作品を見てもらうことができ、お客さんや他出展者の人たちと交流して、ファンや仲間を増やすことができるとても良い機会です。アート・デザイン関係のイベントに興味のある方は是非ご覧ください。
編集・執筆 / SHIGEMATSU, AYUPY GOTO

● アート・デザインイベントとは?

アート・デザインイベントでは、自分のオリジナルの作品や商品を販売することができます。オリジナルの物であれば、イラストブック、缶バッジ、ポストカード、アクセサリー、陶芸品、絵画など、種類は問いません。参加資格と参加人数はイベントごとに異なるので、出展する際は詳細の確認が必要となります。開催地は主に東京が多いのですが、地方でも行われているイベントもあり、美大生で出展している人もたくさんいます。自分の作品をいろんな人に見てもらえるいい機会になると思うので、出たことのない方は是非勇気を出して、イベントに積極的に参加してみることをオススメします。

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● どんなイベントがどこで開催されているの?

今回は美大生で出展している方も多く、よく知られているアート・デザインイベントについてご紹介します。

COMITIA(コミティア)

COMITIA(コミティア)は、自主出版した本を発表・販売できるイベントです。プロ・アマ問わず参加できるのが大きな特徴です。サークル、または個人で申し込みができます。年4回と開催回数も多く、地方でも開催しているので、参加しやすいイベントです。自主出版した本、とありますが、オリジナルの作品であれば、本以外のグッズも販売することができます。

開催回数
年4回 (2月・5月・8月・11月)
…時期によってイベントの規模が違うので注意
参加費用
1スペース 5300円(会議机半分・椅子1脚)
…椅子を追加する場合は+500円
開催場所
東京・関西・名古屋・新潟・北海道・みちのく(福島)
入場料金
1300円
…パンフレットを購入すると、入場できる(当日購入も可能)

デザインフェスタ

デザインフェスタは、審査なしで参加することができます。プロ・アマは問いません。アジア最大級の規模を誇るアートイベントで、規模が大きく、学校、個人、グループなどで出展できます。ブースにはショースペースもあり、ライブなどのイベントも楽しむこともできます。

開催回数
年2回 (5月・11月)
…2日間に渡って開催
参加費用
スペースにより異なる (ブースエリア・イベントエリアがある)
…出展形式により、エリア・広さを選びます。
開催場所
東京
…東京ビッグサイト
入場料金
前売り券       当日券
1日券…800円     1日券…1000円
両日券…1500円    両日券…1800円

万国學生藝術展覧祭

学生、学校、カルチャースクールや、教育で学んでいる人のためのイベントです。学生であれば、年齢を問いません。出展しているほとんどが同年代の学生なので、一番参加しやすいです。ただし、學展の申し込みは先着順なので、出展する際は、早めに申し込む必要があります。

開催回数
年1回 (夏の2日間)
参加費用
スペースにより異なる(S・M・Lの3種類のブースがある)
…出展形式により、エリア・広さを選びます。
開催場所
東京
…東京ビッグサイト
入場料金
1日券…700円     当日券…1000円

artDive

artDive(アートダイブ)は、関西最大級のアートイベントです。イラストやコミック、ハンドメイドやアクセサリーなどが自由に販売できるクリエイターのためのイベントです。ブースを自由に使うことができます。展示や販売したい種類に応じてブースを選ぶのが特徴です。

開催回数
年2回 (春と秋に開催)
参加費用
ブースにより異なる(ショートタイプとスクエアタイプがある)
開催場所
インテックス大阪
入場料金
前売り券…500円    当日券…700円
▶︎高校生以下は学生証を提示で入場料が無料

ヨコハマハンドメイドマルシェ

ヨコハマハンドメイドマルシェは、クラフト・アクセサリー・インテリア・ファッションなど、様々なジャンルのものが出展しています。中でも他のイベントと違う点はフードの分野があることです。ワークショップも開催されているので、普段できない体験をすることもできます。

開催回数
年1回(5月、または6月の2日間)
参加費用
ブースにより異なる(ショートタイプとスクエアタイプがある)
開催場所
パシフィコ横浜
入場料金

TOKYO DESIGN WEEK(トーキョーデザインウィーク)

TOKYO DESIGN WEEK(トーキョーデザインウィーク)は、日本最大級のデザインの祭典です。期間は前期と後期に分かれていて、それぞれ6日間ずつ、合計12日間、開催されます。企業から学生まで幅広い分野の人が参加するイベントで、ブースごとにたくさんの展示があるので、海外からも多くの人が来場します。

開催回数
年1回 (前期6日間 後期6日間) 
参加費用
ブースにより異なる
(企業、学生などによって出展できるエリアが変わってくる)
開催場所
明治神宮外苑絵画館前
入場料金
一般 2500円 大学生 1500円 高校生 1000円 中学生 500円

クリエイターズマーケット

東海道で開催されるイベントです。ジャンルはプロアマ問いません。数少ない関西圏のイベントなので、関西に住んでいる人にオススメしたいイベントです。オールジャンル出展されているので、いろんな作品を見ることができます。

開催回数
年2回 (6月、11月または12月)
参加費用
ブースいより異なる(ギャラリーからライブペイントブースまである)
開催場所
ポートメッセ名古屋
入場料金
前売り1日券…750円 前売り2日券…1200円
当日券…900円(小学生以下/大人1人につき2人無料)

● 出展までの流れ

イベント出展までの流れを簡単に説明します。

エントリーページから(又は用紙で)申し込みをします。


次に、申し込みしたイベントに参加できるか、参加資格を確認します。
当落があるものとないもの、学生のみ参加できるもの、また先着順のものもあるので、
よく確認しておく必要があります。


出展料金を支払います。ここまでで、申し込みは完了です。


レンタルするものがあれば、申請します。
オプションを追加すると、料金がかかる場合もあります。


center>出展作品の制作を進めます。
また展示スペースまわりで使う演出物(装飾・台・ネームプレート等)も準備しましょう。

いよいよ搬入です!大きな作品を運び込む場合は配送業者に委託します。

● 当日の様子

当日はたくさんの来場者が来ることが予想されます。出展者も、当日ブースを回ったりすることができます。例えば、COMITIAやデザインフェスタは、プロ・アマ問わず出展しているので、実際に第一線で活躍されている方の作品を見れ、その作品やグッズを購入できるのが特徴です。また、万国學生藝術展覧祭は、学生がメインのイベントなので、同年代の方が多く、作品を通じて交流をしやすいと思います。
アート・デザインイベントの最大の魅力は、作者の方と実際に会ってコミニュケーションが取れることです。商品を買う側の人とやりとりができるので、たくさんの意見を聞くことができます。また売る側も、自分が販売するものがどういう方に人気があるのか、といったことも知ることができるので、今後の活動のステップアップに繋がります。なので、イベントに積極的に参加して、自分自身の作品はどういう人に人気があるのかを調べつつ今後の作品や商品の展開を考えると、とても勉強になると思います。
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http://www.gakuten.jp/blog-designfesta/df40howtoenjoy
万国學生藝術展覧祭 HPより デザインフェスタの様子

● 最後に

イベントは参加すればするほど、たくさんの人と出会うことができます。個人での参加は難しいという方は、まずは団体やグループ、サークルで参加してみることをオススメします。今回の記事を読んで、少しでもアート・デザイン関係のイベントに興味を持った人は、実際の会場へ一度足を運んでみてください。最近では地方でも開催されています。現場の様子をみて出展してみたい!と思ったら、是非いい経験になると思うので挑戦してみてください。

(2016.6.26)

著者

重松芙史香

女子美術大学デザイン・工芸学科のヴィジュアルデザイン専攻に所属しています。かわいい小物や雑貨を集めるのが趣味です♬

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