作ることが好きだけど、デザインや映像など興味のある分野が見つからない、企業を知らない、そもそも自分に何が向いているのかわからない。そのような悩みを抱えている人は少なくないと思います。ですが誰もが就職活動の時期までに、自分の関心のある分野や仕事を見つけたいと思っているはずです。今回は興味のある分野探しと、いろんな企業を知るための方法を、詳しく説明していきたいと思います。
編集・執筆 / SHIGEMATSU, AYUPY GOTO
▶︎今現在、興味のある分野はありますか?
興味のある分野(広告・映像・プロダクト・ファッション……等)はありますか?と聞かれて、すぐに答えられる人はどれだけいるのでしょうか。はっきりと答えることができず、焦っている方もいるかもしれませんが大丈夫です。焦らず、自分が少しでも「気になる!」と思えた分野から、しっかりリサーチしてみることが重要です。リサーチの方法は雑誌、インターネット、広告など様々なものがあります。調べていくうちに、働くための情報が得られるようになります。「気になることがない」という人は、「得意なこと」「授業などで面白いと思ったこと」「普段楽しいと感じること」など小さな興味を探ってみるといいかもしれません。今までやってきたことを振り返ってみることで、きっと興味のある分野が一つは見つかるはずです。まずは自分の関心のある分野を探すことから始めてみてください。
▶︎どこで詳しく知ることができるの?
イベントやセミナーで興味のある分野の幅を広げよう
ビビビットが主催した採用イベント「キャリア展2016」の様子
一番情報を得やすいのは、イベントやセミナーです。就職活動の時期になると、いろんな企業が集い、会社説明を行う「合同説明会」などが度々行われているので、足を運んでみることをお勧めします。実際にどんな仕事をしているか、どういった人材を求めているのか、現場ではたらくクリエイターの生の声を聞くこともできるので、とても勉強になり、自分に合っているのかどうかも詳しく知ることができます。
▶︎どうやってイベントやセミナーで興味のある分野を見つけるの?
01.いろんなブースを回ってみる
興味があるもの、無いものに関わらずできるだけたくさんの企業を回ってみることをおすすめします。いろんな企業を回ってみることで、新しい発見があるかもしれません。興味のある分野の幅も広がります。
02.どういった人物を求めらているのか?専門性を詳しく知る
企業側が求めている人物像を知ることは重要です。この仕事にはこういう専門性が求められているなどの情報も知ることができます。気になる企業を見つけたら、詳しくどういう人材を求めているのかチェックしておきましょう。
03.相談タイムを利用して、さらに興味を深める
ブースごとにその企業について聞きたいことを自由に聞くことができる相談タイム(質問タイム)が設けられています。この分野について知りたいことや聞きたいことがある時は、勇気を出して質問してみましょう。
実際に、企業について詳しく知ることができると、自分の興味のある分野と目指している企業がどれだけ合っているのかを確かめることができます。専門性を必要としているところを目指したい、という人は、早いうちから学校の授業にプラスして、専門的なことを勉強しておくことが重要です。
▶︎クリエイティブ分野紹介
次に、クリエイティブ業界にはどのような分野があるのか、一部ご紹介したいと思います。
・web…主に、Webページのデザインやディレクション業務がある。インターネットが好きな人にオススメ。
・IT…最先端技術や最先端サービスに興味のある方におすすめ。情報設計やコーディングができるデザイナーが多い。
・広告…企業やブランド等の広告(CM・ポスター・WEBなど)をつくる仕事。デザイナー、アートディレクター、コピーライターなど様々な職種が一緒になってチームで作ります。
・企画…イベント、キャンペーン、商品など様々などを企画するお仕事。ディレクター、プランナーといった職種名で働くことが多い。
・3DCG…コンピュータ上で仮想的な立体を形成し、材質を加える仕事。3Dモデリングの知識が必要。
・美術製作…デザイナーから仕事を受け、各分野に必要な物を発注する仕事。主に、テレビ局の番組セットや、劇場舞台のセットの仕事がある。
・映像…TV、映画、Webなどで使用される映像を企画、構成、制作する仕事。近年ではWeb上で使用する映像制作業が増えています。
一部ではありますが、このような分野が挙げられます。ここで紹介したもの以外にも様々な分野があるので、自分が少しでも興味が湧くものを見つけてみましょう。
▶︎イベントやセミナーに行く事が出来ない人は
どうしたらいいのか?
イベントやセミナーに行きたいけど、行く事ができない……という人もいると思います。そんな人にオススメしたい方法がいくつかあります。
大学の相談室(キャリアセンター)を利用する
大学の相談室は企業の情報をたくさん知っているので、かなり有効だと考えられます。資料を見たり、質問したり、気軽に使えるのが相談室のメリットです。
クリエイティブ書籍を見る
世の中にはたくさんのデザイン書籍やクリエイティブ書籍があります。立ち読みできるような本屋に寄って、好きだと思える作品を探ってみましょう。気になる作品があればメモして、家に帰ってからその作品を検索してみてください。作った人の名前を見つけだし、その人の働き方や職種を調べてみると、将来自分がしたいと思える仕事やロールモデルが見つかるかもしれません。
ニュースアプリから最新情報を得る
最近では、“LINE NEWS”“Gunosy”“NewsPicks”といったスマホから手軽に情報を得ることができるニュースアプリが数多く存在します。世の中の最新情報を得る癖をつけておくと、好きなことに沢山出会えるはずです。
街中で見かけた「好き」なものをメモする
授業中に聞いた好きな言葉、駅で見つけた気になる広告、お店で見つけたかわいい商品、映画で感動したシーン……普段過ごす中で出会った心が動かされたものは、忘れないようにメモをすることをおすすめします。メモしたものを組み合わせていくと、興味のある仕事につながる可能性は十分にあります。また、メモの方法は紙に書いてもいいですし、携帯やパソコンに記録したり、写真に撮って残すのも手軽で良いでしょう。
▶︎最後に。
興味のある事を明確にしていきましょう!
早い段階から自分の興味のある分野について調べることは、とても大事なことです。
イベントやセミナーに参加して企業の人と話したり、気になったことについて友達と話すことも、いろいろな情報を得るきっかけとなります。
情報を得ることは自身の将来の仕事に繋がってくると思うので、ぜひ意識して行動してみてください!
(2016.5.25)
著者
はたらくビビビット
ポートフォリオとデザインのリファレンスメディア