新学期や新生活が近づくこの季節。1つ進級をする学生のみなさんは、就活やインターンというワードが身近になってきた方が多いのではないでしょうか。
この【はたらくビビビット】も、クリエイティブ分野を卒業した社員とインターン生である学生ライターで編成された編集部が主体となり、日々クリエイティブな情報を皆様にお届けしようと記事づくりに励んでいます。
そしてこの度、現インターン生の卒業に伴いまして、第三期インターン生を募集することとなりました。
そこで、私たちの仕事は一体どのようなものなのか、詳しくご紹介したいと思います。
編集・執筆 /YAMADA, AYUPY GOTO
●はたらくビビビットのインターンって?
ビビビットが運営するメディアであるはたらくビビビット。
コンセプトは「ものづくりが大好きな学生の好奇心を、未来の仕事に繋ぐ。学生クリエイターのためのキャリア教育メディア」。
クリエイターがクリエイターのためにクリエイティブな情報を届けることで、より将来への道がクリアになったり、作品が豊かになったりすることを願っています。
そして今回、学生ライターのインターンを募集することになったため、はたらくビビビットのインターンはどのような仕事をしているのか、ご紹介したいと思います。
ライターとしての仕事
ライターとはコラムやインタビュー記事を書く人のことを指します。
インターンとはいえ、書いた記事は、はたらくビビビットの名前を背負ってWeb上で多くの人に見られるものとなるため、ひとつひとつの記事に責任を持って書く必要があります。当たり前ではありますが、虚偽の情報や横領は厳禁です。
どんなスキルが必要?
クリエイティブに関する知識があることが大前提です。広い知識でなくとも、なにかクリエイティブに関して特化した知識があると◎。
そして記事の作成は全てパソコン作業になりますので、基本的なパソコン操作が出来ることが必須です。難しい操作はほぼありませんが、仕様などは作業をこなしていくうちに慣れてくると思います。
そして、1番大切なのは「将来クリエイターになりたいと思っている若者のために、何かがしたい!」という気持ちです。
書きながら覚えていく、ライティングルール
しかし、記事を書くにあたっては、一定の“ライティングルール”が存在します。文法から他メディア引用方法まで、様々なルールを守りながら進めていく必要がありますが、編集長から丁寧に指導をして頂けるので書き進めていくうちに意識していけば習得できるかと思います。今後インターンを離れても使える知識が多いので、とても勉強になります。
●インターン生の一日の仕事
では、インターン生が出社してから退社まで、どのような仕事をして一日を過ごしているのか、詳しく見てみましょう。
10:00 出社
10:00 ~ 10:10 朝会
10:10 ~ 12:00 ★記事のテーマ案、構成、タイトル案のチェック
→編集長からOKが出たら書き出しスタート
12:00 ~ 13:00 お昼休み
13:00 ~ 19:00 続き 記事作成
19:00 退社
社員のみなさんに混ざって仕事をします。お昼休みには、編集部でランチに行って世間話や趣味の話をして……。オンオフの切り替えがしっかり出来る環境です。
記事テーマのアイデア
記事は大きく5種類に分類されます。
・コラム
ライターの個性が一番良く出るカテゴリです。
クリエイティブに関係していて、読者が新しい発見や創作に繋がるような興味、学びのあるテーマであれば自分の好きなジャンルに寄せて書く事も◎。自由度が一番高いです。
・ポートフォリオ百科
ポートフォリオに関連した内容を書くカテゴリです。クリエイターのポートフォリオ紹介や、ポートフォリオ作りに関してのノウハウ、ハウツーが多数まとまっています。これからポートフォリオを作る方や、さらにブラッシュアップしたい方に向けた記事。自身の経験を生かして記事にするのも良いですね。
・仕事百科
世の中のクリエイティブな仕事について取り上げるカテゴリです。なかなか知られていない職種の紹介や、どうしたらなれるのか、などが沢山紹介されています。気になるけど良く知らないと思う業種も、知れるきっかけになるかもしれません。
・特集
企業やクリエイターとコラボして、様々な特集を組んでいます。インタビュー記事が多くまとまっています。
・クリエイター百科
記事毎にクリエイター一人にズームアップした内容。キャリアから作品、メッセージ、インタビューなどのボリューミーな構成です。
この他に、インタビューがメインになったものなどもありますが、インターン生が好んで良く書く種類は
コラム・仕事百科・ポートフォリオ百科の3種です。
特に、コラムに関しては先程もありましたが自由度が高いので自分の好きなテーマを楽しみながら作成するパターンが多く、7割程がコラムです。
記事毎に好きなテーマが選べるので、自身の表現や知識の幅を広げたい時に、普段あまり書かないような内容にチャレンジするのも新鮮で面白いです。
どこからテーマをもってくるの?
コラムは自由度が高い分、意外とテーマが決まらないことがあります。なので、日頃気になっていることから寄せてきたり、自分の得意なクリエイティブ分野から攻めてみたりすると広がりやすいです。また、時事ネタを拾ってくるのも◎。オリンピックの閉会式についてや、季節の行事について取り上げると、その分注目度が高いので多くの人に伝えられるチャンスがあります。
キュレーションサイトとの区別化
ここで注意しなくてはならないのは、キュレーションサイトとの区別化です。はたらくビビビットは、クリエイターを応援するメディアなので、クリエイターの視点からみた対象物を、どのような表現・作家・アイデア・企画・制作方法等が加わって作り出されたのかを考え、オリジナルの画像(挿絵)を制作し、自身の言葉にしながら伝えることで、私たちが書いている意味を見出せることができると考えています。なので、他サイトと似たようなものを扱っていたとしても、常にクリエイター目線のオリジナリティのある記事を書くことを念頭に、理想としながら作成することが大切です。
記事はタグを使って編集
完成したものは、綺麗に整頓され、見出しや文字色など様々な効果がついたページになっていますが、編集画面はHTMLのタグを使って編集します。
コーディングの知識が全くなくとも、基礎的なタグで構成されているので、さほど苦労することはないと思います。
慣れてしまえば簡単に作成することができ、タグの仕組みも理解できるかも?
画像の作成
記事のTOP画像や、文中に含まれる挿絵、イメージ図なども作成します。イラストのテイストは人それぞれなので、全体で統一などはせず、自由に作成することができます。(仕事百科のみ専属イラストレーターを決めています)ただし、内容に沿ったもの、より伝わり易くするものとしてイラストを使用するので、テーマとかけ離れたものにならないように注意が必要です。
使用ツールも様々で、イラストを描くのが苦手な人はIllustratorでパスを使って描いたり、PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどを使って手描き感を出す人など、各々作りやすい環境で制作しています。
●インターンをやって、力になったこと
では今年度で卒業するインターン生に、このインターンを始めて何を得たのか、そして未来の次期インターン生に向けて、メッセージを頂きました。
描画力だけでなく下調べによる知識や文章の構成力が上がりました。そのため卒制のポートフォリオ制作やプレゼンでは良い評価をいただけたり、デザイン能力をうまくまとめる能力がついたと思います。他の美大生と触れ合う機会も少ないのでその点も面白かったです。
ー多摩美術大学 川鍋春菜
文章を書き、自分の言葉をまとめることが苦手で全く自信がなかったのですが、記事を書くことを通して文章についても学ぶことができましたし、自分の興味があることをより深く理解することもでき勉強になりました。
そして、自分の書いた記事に反応をいただけたりするのが嬉しかったです。
vivivitでインターンできたのは貴重な体験で、クリエイター向けの就活に対してもアドバイスをいただけたりする環境なので安心することもできました。ぜひ、美大生で就活中の学生さんにオススメしたいです!
ー武蔵野美術大学 汐音
ライターインターンを経験して一番得たことは、さまざまな分野の知識や、自分の専門の分野のことをもっと深く学ぶことができる点です。文章を書く力を身につけられることはもちろんなのですが、その記事ごとに自分で調べ、見る人にわかりやすくまとめることで、多くの分野を知り、学ぶきっかけになりました。一つの記事を書き上げるのは大変なのですが、書いた記事を誰かにシェアされた時はとても嬉しかったです!貴重な経験ができたと思っています。
ー武蔵野美術大学 荒明真柚
●さいごに
クリエイターによるクリエイターのためのクリエイティブの話。スキルも大切ですがクリエイティブに対する熱量と、発見や学びを伝えて行きたい気持ちが、このインターンを続ける上での鍵になってくるかと思います。書くということ、読者に伝えるということ。それはとても難しいことですが、習得すればとても強い武器になります。この記事を読んで、はたらくビビビットのインターンに興味がある!と思った学生のみなさま、第3期インターンの募集はまだ受け付けておりますので、是非下記よりエントリーをしてみて下さい。ご応募お待ちしております!
※2018年度の募集は締め切りました。
最新情報は、以下のページよりご確認ください。
はたらくビビビット募集ページ
(2020/04/14更新)
(2017.3.5)
著者
はたらくビビビット
ポートフォリオとデザインのリファレンスメディア