クリエイター就活では何が必要?就活前に準備するもの

準備1

就職活動を行うにあたって準備しなくてはいけないものがあります。
クリエイター就活を行う学生はまずポートフォリオの準備から取り掛かると思いますが、その他にもスーツやカバン、証明写真、履歴書、エントリーシート……など、用意しなければいけないものが多くあります。今回は、クリエイター就活に必要なもの、揃えなくてはいけないものをご紹介していきたいと思います。
編集・執筆 / ARAAKEMAYU, AYUPY GOTO

● クリエイターの就職活動には何が必要?

クリエイター就活を始める前に準備しておかなくてはいけないものとは、何でしょうか。まず第一に思い浮かべるものは「ポートフォリオ」だと思います。しかし、それだけではありません。他にも揃えなくてはいけないものが多くあります。
スーツやカバン、靴などの身だしなみグッズや、履歴書やエントリーシート、そしてその書類に使う証明写真。また、面接やエントリーシートに使う、自己分析。ポートフォリオ制作に集中することも大切ですが、同時に就職活動で使うものの準備も同時進行で進めていかなければなりません。

● 準備するものリスト

準備2

〜身だしなみ編〜

▼スーツ

説明会や面接時で着用することが多いリクルートスーツ。デザイナー職を選考する場合「私服or服装自由でお越しください」と言われることも多いのですが、総合職・メーカーのデザイナー職では、スーツ着用の場合もあるので用意しておくと良いでしょう。
大手服飾店ではスーツ上下・Yシャツのセット販売や学割などもあるので、この機会に一着買うことをおすすめします。

▼カバン

リクルートスーツを着用した時の就活カバンとしては、黒いカバンをおすすめします。「このカバンでなければいけない」という決まりはないのですが、カバンを選ぶ条件としてはA4サイズのファイルを折らずにしまえる床に置いた時に自立して置けるカバンをおすすめします。これもリクルートスーツを取り扱っている大手服飾店に行くと、販売されているのでお店の人に聞いて選ぶことをおすすめします。また、ポートフォリオを別のものに入れて持参するときは、あまりにも派手な袋やカバンは避けるようにしましょう。

▼私服

デザイナー職の説明会や面接では「あなたらしい服装、私服でお越しください」また「服装自由」と言われることが多くあります。この場合は、企業側がその人がどんな人であるかを服装からも判断したいということを示しているので、自分らしい服装を選びましょう。
しかし、服装自由だからといってラフすぎる格好はいけません。そのため、面接で着ていけるような私服を用意しておくことをおすすめします。

デザイナー職に多い!!私服面接|仕事百科

〜書類編〜

▼履歴書・エントリーシート

書類選考などで必要になる履歴書・エントリーシート
履歴書は、市販で売られているものを使うことも可能ですが、学校で配布される履歴書を使うことをおすすめします。学校ごとにレイアウトは違うかもしれませんが、志望動機の欄が大きめになっていたり、履歴書に自己紹介書の欄があったりと、とても便利です。また、履歴書のレイアウトやフォントをこだわり自分らしくデザインするのも良いかもしれません。
エントリーシートは、企業を受けるときに専用のシートが配布されることもあれば、企業のサイトで各自ダウンロードすることもあります。企業の指示に従って用意しましょう。

▼証明写真

履歴書に貼るのに必要となる証明写真
証明写真は、証明写真ボックス、写真館、写真スタジオなどで撮影することができます。証明写真ボックスの機械の精度は年々上がっていて、とても綺麗に撮影することができます。急に証明写真が必要になった場合や、時間がない場合は使用しましょう。
1番おすすめするのは、就活用の写真を専門としている「写真スタジオ」です。値段は少し高めですが、女性の場合は髪の毛やメイクなども任せることのできるサービスがあり、クオリティの高い証明写真を撮影することができます。また、WEB上で履歴書を提出する企業もあるので、写真のデータをもらっておきましょう。

〜自己分析・ポートフォリオ編〜

▼自己分析

服装や持ち物の以外にも準備しておかなくてはいけないものがあります。それは自己分析です。
自己分析とは、「自分を探る」作業のことです。就活の際の自己分析とは、「どんな職種の仕事がしたいか」「どんな仕事が自分に向いているか」などの企業探しの分析や、自分一番困難だったこと、学校以外で頑張ったこと、長所・短所など自分の価値を探る分析をしておかなければなりません。この分析が、履歴書やエントリーシート、面接時に必要となってきます。

▼ポートフォリオ

クリエイター就活に一番重要とも言えるポートフォリオ制作。多くの人に見せ何度もブラッシュアップしていくうちに良いものに仕上がっていくので、早い時期から制作に取り掛かりましょう。

〜あったら便利編〜

▼就活手帳

クリエイター就活では、企業の説明会、ポートフォリオや書類の提出、面接……など、数社並行して様々な作業を行う必要があります。その時に重要となるのが、スケジュール管理です。なので就活期間は、就活手帳を作ってみることをおすすめします。また学校で就活手帳を配布されることもあるので、有効に使いましょう。

● いつ頃から準備を始めるの?

ではこれらの準備をいつ頃から始めなくてはいけないのでしょうか。
ポートフォリオに関しては、いつからと決めずに作品を制作したら少しずつまとめていくことをおすすめします。3年次に入ったらポートフォリオという形にまとめておくといいでしょう。そこからブラッシュアップをしていきましょう。
スーツや証明写真の準備は説明会や書類を提出する1、2ヶ月前には準備したほうが良いと思います。期限が近くなってから慌てないためにも前もって少しずつ準備しておきましょう。
2018卒の就活がどのタイミングで始まるのかは、ニュースや就活サービスを利用し情報を随時チェックしましょう。「受けたい企業の締め切りが過ぎてしまった……」などがないように11、12月が過ぎたら情報収集に心がけましょう。

● 最後に

今回は、クリエイター就職でポートフォリオ以外にも重要となってくるものをメインに紹介していきました。このように、クリエイター就活には準備しなくてはいけないものが数多くあるので、早めの行動を心がけましょう。

(2016.10.4)

著者

荒明真柚

武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科2017年卒業。グラフィックデザイン、パンフレットや本のエディトリアルデザインを主に勉強しています。最近はラジオを聴くのにはまっています!

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