日本初!学生が制作したUIデザインの作品展”UI展”レポート

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皆さんは、”UIデザイン”と聞くと何を想像しますか。難しそうに感じる方が、もしかしたら多いかもしれません。
この記事では、UIデザインの作品を20点以上集めた展示会”UI展”のイベントレポートをお届けします。全国からさまざまな形のUIデザインが集まりました。このレポートを読んで、「UIデザインって面白いかも。UIデザインにチャレンジしてみたい!」と少しでも思ってもらえたら嬉しいです。編集・執筆 / YOSHIKO INOUE, AYUPY GOTO

● UIデザインとは?

「UI」とは 「User Interface(ユーザーインターフェイス)」の略式名称のことです。
インターフェイスとは情報とユーザーの窓口になる画面などのことで、「UI」はパソコンやスマホなどのデジタル機器のインターフェイスとなる画面構成や、画面上で起こる動作を示します。

(はたらくビビビット「UI/UXデザインって何?」より引用)


今回ビビビットでは、そんなUIデザインの作品を集めた、1日限りの展示会”UI展”を開催しました。会場は東京秋葉原のアートギャラリー「アーツ千代田3331」、出展者は、デザインを学ぶ全国の学生。一般展示の日と企業来場の日を設け、出展学生は学外展示の経験とともに、企業面談の機会も得られるようにしました。
2018年も実施決定!UI展出展者募集中

●1日目は一般公開の日。
客層も広ければ、反応もさまざま!

1日目の8月5日は一般公開日。出展者たちは朝9時半に会場に集合し、搬入を行いました。「学外展示、搬入は初めて!」という方もいらっしゃいました。展示作業を行うことで、初対面同士の出展者も緊張がほぐれてきました。
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▼はこだて未来大学から参加してくれた加藤くん。音が出る・触れる作品を持参してくれました!

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そして11時、開場!一般来場のお客さんは、UIを学んでいる学生や大学でUIを教える先生、そして「アーツ千代田3331」という会場柄、ふらっと立ち寄ったお客さん、高校生のお客さんもいらっしゃいました!
今回は関東圏に加え、北海道や山形、静岡、大阪など全国から出展者が集まりました。お互いの作品を見せ合ったり一緒にランチを食べに行ったりと、出展者どうしもこの機会に交流を深めます。

▼出展者の東京造形大学 徳永さんと、清風情報工科学院の十九百さん。

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▼触れる作品に興味津々な、高校生のお客さん。

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▼開場前の広場でのんびり過ごす一幕も!

● どんな作品があったの?出展者PICK UP

東京造形大学 諸星さん

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▼一眼レフのような機能がついたカメラアプリのUIデザイン。iPadでモックアップが触れられるようになっています。

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<COMMENT>UIデザインの魅力は、「使う人、見る人からすぐに反応をもらえること」だと思います。大学入学時は”UIデザイン”と言われてもピンときませんでしたが、一度作品をつくってみたときに、自分が作ったものですぐに人の生活が変わったり、人の役に立ったりできるのが面白いなと感じたんです。
ただ、UI志望の学生と出会える機会って少なくて、学校のなかだけになりがちです。私も、自分の作品のレベル感や、最先端なのか遅れているのかなど、少し気になっていました。今回の展示で、全国のUIデザインをしている同世代の作品が見れて、交流もできてとても良い刺激になりました。

武蔵野美術大学 上原さん

▼パソコンの前に立つと、”タイポ虫”がどこまでもついてくる……という作品。

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▼Webサイト企画からデザイン、コーディングまでを行った作品。テーマは”SNSの擬人化”。

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<COMMENT>UIは、人とモノを繋げる重要な手段です。しかし、人はその存在に気づかずにモノに触れ、無意識に選択します。例えば、説明書のないスマホをなんとなく使いこなせてしまうのも、UIが施されているからです。そんな風に、人の感情や行動をコントロールできるところがUIの魅力だと思います。私は、パソコンの前に立つと体を動かしたくなるようなUIを施した体験型の作品も出展したのですが、来場した方が作品の前で色々な動きをしている姿を見て、自分の作ったUIが上手く働いていることを実感し、非常に嬉しく思いました。

武蔵野美術大学 有馬さん

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▼針を刺すと針山から「イタイ、イタイ!」と声が出る作品。

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<COMMENT>

私はもともと、ゲームのトップ画面のデザインや画面遷移などに興味がありました。授業で学んでいくうちにUI・UXデザインの大切さを知り、今では楽しく制作しています。
今回の展示を通して他の学校の人と交流できたり、武蔵美では見れない作品が見れたりして面白かったです。学内で課題作品を展示したことはありましたが、UI作品の学外展示は初めてでした。いろんな作品からデザインに対するこだわりを感じて、自分も負けてられないな、頑張ろうと思いました!

▼Webサイト企画からデザイン、コーディングまでを行った作品。テーマは”若者の文末表現”。

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東北芸術工科大学 門田くん

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▼デザインしたアプリの使用イメージをモーショングラフィックスに。

▼Facebookで感想を発信してくれました!


● 他校生と仲良くなるチャンス!交流会

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1日目の最後には、出展者同士の交流会を行いました。グループになってプチワークショップも開催!ターゲットとテーマが与えられ、グループで新サービスを企画するというものでした。
ワークシートをもとに、”問題点””解決策””そのサービスの売り”等を考えていきます。「家族」「睡眠」をテーマにしたグループは「前の晩のいびきを録音するアプリ」を提案。今回の出展者は、美大やデザイン専門学校、総合大学とさまざまな学生が集まったため、いろんな発想が混ざり合い、面白いアイデアがたくさん生まれました。
参加者も「普段とは違う発想を知れて新鮮!」「いろんな考え方の人がいて、会社に入ったときのシミュレーションができた気がする!」と好評でした。一緒にワークすることで、学生同士も一気に打ち解けた雰囲気に。

▼楽しく真面目に考えています。

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● 2日目は企業面談……
企業の声を聞いて、もう一歩ステップアップ。

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2日目は企業来場の日。自分の作品を見てくれた企業の人と、その場でお話することができます。今回展示した作品についてのプレゼンはもちろん、それ以外の作品もポートフォリオを見てもらい、今後のブラッシュアップにつなげます。企業の人が作品に対してどんな目線を持っているのか知れる機会は、就職活動にも繋がって嬉しいですね。夏のインターンやアルバイトが決まった人もいたようです!
展示して終わりじゃない、今後に繋がる機会を提供できたこと、主催のビビビットも嬉しく思います。

来場者の皆さん、そして出展者の皆さん本当にありがとうございました!

● ビビビットの「〇〇展」出展者募集中です!

実はこのUI展、もともと4月に行った「ポートフォリオ展」が派生したもの。ポートフォリオ展はジャンルを問わずポートフォリオを持ち寄るイベントでしたが、今後はテーマを絞りこみ、いろんなギャラリーで開催したいと思っています。
出展してみるも良し、まずは会場へ観に行ってみるも良し……学生クリエイターの皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

2018年の〇〇展についてはコチラ

(2017.8.10)

著者

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井上佳子

はたらくビビビット編集長。 株式会社ビビビットの社員です。ポートフォリオづくりに役立つ情報発信を目指します。 Twitter

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