美術・デザイン系の学生にとって、就活とはどのようなものでしょうか。自分のスキルに自信が持てなかったり、どんな会社があるのかいまいちわからなかったり……。ポートフォリオづくりもあり、大変そうなイメージを持っている方が多いかもしれません。
今回は、ViViViTを活用して就職活動を行った、2017年卒のデザイナー職内定者四名にお話を聞きました。これから就職活動を始める方、必見です!
編集・執筆 /YOSHIKO INOUE, AYUPY GOTO
● いまどきの就活とは?クリエイティブ就活の今・昔
従来のクリエイターの就活では、ポートフォリオと呼ばれる冊子に自分の作品をファイリングし、希望する企業に提出するのが一般的でした。しかし、インターネットが普及した現在では、従来の方法に加えてWeb上に作品をアップロードして企業と出会う方法もあります。
ViViViT(ビビビット)はまさにWeb上で作品をまとめ、企業との出会いを図るサービスです。
ViViViTとは
● 直撃!2017年卒ViViViTユーザー座談会
◎座談会に参加してくださった皆さん
海老沼さん
東洋美術学校在学。ViViViTは入学当時から活用。1年生の3月頃からインターンとして働き始めた会社へWebデザイナーとして内定中。ハリネズミが大好き!座談会参加者の中で最年少ながら、みんなが認めるしっかり者。
大原さん
HAL東京在学。Web業界デザイナー職に内定中。人と話すことが大好きで、学生時代はいろんな学校のバスケの試合に助っ人参加していた。起業しており、株式会社ふらりーとのCTOでもある。https://furari.co/
加藤さん
多摩美術大学情報デザイン学科在学。ViViViTで「話したい」を押された企業にデザイナーとして内定中。自身の卒業制作に奮闘しながら、学科卒制展の委員長も務める。
丸山さん
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科在学。キャラクター業界デザイナーに内定中。学生時代はワークショップなど「コト」のデザインに注目し、実践していた。就活と教育実習が重なっていたが、作品選考の課題を制作することで息抜きになっていたそう。
◎ViViViTを使い始めたきっかけ
始めに、みなさんがViViViTを使い始めたきっかけを教えてください。
◎会社の探し方
ポートフォリオページの作品を見て、三次選考の面接から呼んでもらえることもありました。
丸山さんはいかがでしたか?
マッチ後メッセージのやりとりをすると一社一社対応の仕方が違って、社会勉強になりました。
説明会に参加してみたら「次回はポートフォリオを持ってきてください」と言われて、次回のために作って……を続けてたら、自然と「ちゃんと就活できてる人」になれてました(笑)。自分では目の前のノルマを達成していただけのつもりだったのに、道が続いて次に繋がっていったんです。
◎ページづくりの工夫
複数の画像も一枚にして、ポートフォリオページを開いたら一目ですべて見られるようにしました。
カバー画像では、私がつくっているものの印象と、「ITや自社サービスをつくっているところを希望しています!」という雰囲気をバリバリ出しました(笑)。ViViViTでしかポートフォリオは作らないぞという意気込みだったので、カバー画像も比率とか調べて準備しました。
▼加藤さんのページ。プロフィールがカバー画像で伝わりやすい。
カバー画像を大好きなハリネズミの画像にしたのですが、企業の方にチャットで「ハリネズミ好きなんですか?」と聞かれることもあり、話題のきっかけになったんです。そういう感想ももらえるんだなと驚きました!それから自分の好きなものや得意なものがわかるポートフォリオページにしていこう!と思って、つくりこんでいきました。
▼好きなものを詰め込んだ海老沼さんのカバーとアイコン画像。
カバー画像は見てほしい企業を意識して設定しました。紙のポートフォリオをつくる時も、ViViViTのカバーに合わせて表紙を丸抜きにしました。
▼丸山さんのページ。アルバム機能を使ってアイテム数が多いのも特徴。
そこでViViViTにとりあえず今ある作品を投稿してみたんですが、自分の作品が一覧で並ぶことで全体を組み立てやすくなったんです。「この部分が足りない」「写真はこうやって見せよう」「デッサン作品増やそう」……と考え出すとだんだんハマってきて、3年生の3月中はずっと作品足したり調整したりしていました。そこからポートフォリオを通して伝えたいことも再確認できました!
◎ViViViTの魅力
就活の際は他のサイトとも併用したかと思いますが、ViViViTの魅力はどんな点でしょうか?
私は入学後すぐ使い始めたというのもあって、あまり就職サイトの使い方とかがわからなかったんです。そんな時、ViViViTだとサービスの中で質問するとチャットで返信がきて、その対応もすごく優しかったので使いやすかったです。個人サイトを一から作ろうとすると時間がかかるし、紙のポートフォリオだと作品の少なさが目立ってしまう……というところで、限られた時間で就活するにはすごく良かったです。
◎後輩へ向けてメッセージ
これから就活する方には、就活の機会をうまく使っていろんなことに挑戦してみてほしいです。本当にやりたいなと思ったことは案外周りがサポートしてくれたりするので、今の内にやったほうがいいよと言いたいです!
そして大原くんと同じく、就活では自分のやりたいことにどんどん挑戦できるチャンスを存分にいかしてほしいです。私も最終的な進路決定をするまでは教育実習に行ったり公務員試験を受けたりいろいろしてみたので、焦りすぎずに、就活をしながら変化していけば良いのではと思います。
後輩へは、とりあえずViViViTに早く登録すれば就活が勝手に進むよって言いたいです(笑)!
デザイン系の学生って、作品を人に見られるのはすごく好きだと思うんです。ViViViTに登録して作品を投稿してみると企業の方からの反応がすぐに来るから、またなにか制作しようかなって思えるんですよね。
● 最後に
内定者の就活ノウハウは伝わったでしょうか?ViViViTだけが就活の手段というわけではありませんが、デザイナー特化の就職サービスとして多くの美大生・デザイン系専門学生に使っていただき、こうしてありがたいおすすめの声もいただいています。
クリエイター就活をこれから始める方は、ぜひ使ってみてください。運営チーム一同も、さらなるサービスの向上に努めてまいります!
さっそくViViViTに登録してみる!
(2016.11.2)
はたらくビビビット
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