Yahoo! JAPANだから出来る、価値のデザイン-ServiceExperienceDesigners-|#1Yahoo!きっず橋本龍一

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ヤフー特集

「Yahoo! JAPANだから出来る、価値のデザイン- Service Experience Designers -」インタビュー1人目は、ヤフー株式会社で「Yahoo!きっず(ヤフーきっず)」という子ども向けのポータルサイトを運営している、デザイナーの橋本龍一さんにお話をお伺いしました。2011年4月にヤフーに入社した橋本さん、漫画家を目指した時期もあったとのことですが、一体何があってIT業界に飛び込みデザイナーとして働くことになったのでしょうか。どのような人生を歩んでこられたのか、また入社後はどのようなお仕事を任されてきたのか、活動の裏側に迫ります。編集・執筆 / AYUPY GOTO

橋本 龍一
はしもと りゅういち

Designer

ヤフー株式会社 デザイナー
1987年 埼玉県出身。
子供の頃から大好きな漫画を作りたいという思いから、漫画家を目指す。
高校卒業から2年間まで頑張ったが、挫折。漫画家の道を諦め、ゲームクリエイターになるため、デジタルハリウッド大学に入学。
大学の授業でウェブサイト構築の授業を受けた時、早くたくさんの人に自分の作ったものを届けられるウェブの世界に引き込まれる。
ゲームクリエイターになることは辞め、ウェブデザイナーになることを志す。
2011年に同大学を卒業後、ヤフー株式会社へ入社。デザイナーとしてウェブサイト制作の日々を過ごす 。

コーディングを通して
子どもが安全で楽しめる環境をカタチにする。

― 本日はよろしくお願いします!橋本さんのお仕事や働き方について伺いたいのですが、現在どのようなお仕事をされているのでしょうか。

橋本さん:スタートページ事業本部で、デザイナーとして働いています。スタートページ事業本部は、「Yahoo! JAPAN」のトップページを開発している部署です。僕はその部署で子ども向けのポータルサイト「Yahoo!きっず」のウェブコーディングを担当しています。「Yahoo!きっず」にはデザイナーが3人いて、僕以外の2人がビジュアル制作を担当しています。インタラクションデザインは僕も考えますし、設計や企画はみんなで考えて制作します。

- デザイナーの方々も企画や、サイト設計に携わるんですね!ヤフーではコーディングを担当している方もデザイナーと呼ばれているのでしょうか。

橋本さん:そうですね。部署やプロジェクトによって臨機応変に変わります。同じデザイナーでも、ビジュアルの制作が得意な人もいれば、コーディングが得意な人もいます。プロジェクトによっては全て担当している人もいますし、分業している人もいます。デザイナーと聞くと、PhotoshopやIllustratorを使って、ウェブサイトのビジュアルをつくる人をイメージする方が多いかもしれませんが、僕が行うのはJavaScript、HTML、CSSの技術を使って、美しいコードを書くことです。コーディングが好きなので、自分のやりたいことを任せてもらえるのは嬉しいですね。

― コーディングのどのようなところが好きなのでしょうか。

橋本さん:論理構造を考えて、きれいなコードがカタチになった時は嬉しくて自慢したくなります。でも、コーディングを学んでいない人にとっては、コードを見ても何が美しいのか判別できないと思うので、ポカーンとした表情をされてしまいますね(笑)。コードの美しさに基準はないのですが、コードの美しさを極めることは会社にとっても重要なことだと考えています。ヤフーのような、沢山のユーザーを抱えているサービスサイトのコードがめちゃくちゃだと、IT業界の大企業として示しがつかないと思うんですよ。

― エンジニアやデザイナーの方々は、自社以外のウェブサイトのコードは必ずチェックすしているものなのでしょうか。

橋本さん:僕は必ず見ますし、ウェブサイトの制作に携わっている方であればチェックしているのではないでしょうか。面白い動きをしているウェブサイトに出会えば、どのような実装をしているんだろう!?と、コードを見て調べちゃいます。

― 橋本さんが携わっている「Yahoo!きっず」とは、どのようなサービスなのでしょうか。

橋本さん:「Yahoo!きっず」は、1997年から運営している子どものためのスタートページです。学んだり、調べたり、発表したり、遊んだり、子どもが安全にインターネットを楽しめるページになっています。「Yahoo!きっず」には楽しいコンテンツが沢山揃っていて、学校の授業など教育現場でも利用されています。ちょうど1年前にリニューアルしたばかりで、学習コンテンツに力を入れています。

橋本さんが携わっているお仕事

子ども向けのポータルサイト「Yahoo!きっず」(ヤフーきっず)
PC版

yahookids

スマホ版

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― 子ども向けのサービスということですが、見せ方や使いやすさなど、こだわりはありますか。

橋本さん:大人の感覚と子どもの感覚は全然違って、子どもにとって使いやすいデザインというのが必ずあるので、子どもが使いやすいようなサービスになるよう心がけて制作しています。キャラクターをサイト上に載せる時には、子どもたちに喜んでもらえるようにアニメーションの動作をつけました。また、「Yahoo!きっず」スマホ版のデザインは、低学年だとスマートフォンを使っている子は少ないので、少し大人っぽいデザインに調整したり、パソコン版とスマホ版でまた全然違う雰囲気にしています。
文字やボタンを大きくしたり、全てのアイコンやボタンに説明文をつけたり、わかりやすいUIってかっこ良くはないのですが、子どもにとって1番使いやすいカタチを目指しています。

― 18年間サービスを運営している「Yahoo!きっず」ですが、最近はどのような課題をもっているのでしょうか。

橋本さん:スマホが普及したことで、スマホから「Yahoo!きっず」を利用するユーザーが増えてきました。PCとスマホでは、使われる目的が全然違うんですよ。PCからですと、学校など教育現場で使われることが多くて、スマホですと、プライベートで楽しむユーザーが多いんです。なので、スマホ版とPC版でUI/UXを調整しないといけません。ターゲットの求めるカタチを提供できるように調整しています。

― 「Yahoo!きっず」は、昨年リニューアルしたと伺いましたが、今までと比べてどういった点を変更したのでしょうか。

橋本さん:「Yahoo! JAPAN」のトップページが変わるタイミングで、「Yahoo!きっず」も一緒にリニューアルしました。以前は、PC版のテイストのままでスマホ版に表示していたのですが、使っているユーザー層が違うから変えたほうがいいよねって話になり、リニューアルしたんです。何パターンかつくって、ユーザーが使いやすいかどうかテストを重ねたり、子どもに使ってみてもらい、どれが1番使いやすいか声を集めました。ユーザーの意見をしっかり取り入れてカタチにしたのが、今回のリニューアルのポイントですね。利用者数などいろんな指標があるのですが、数値も順調に伸びていて成果につながっていると感じます。

― 「Yahoo!きっず」のサービスデザインの難しさを教えてください。

橋本さん:子どもといっても幅広く、小学校低学年と高学年とでは好みが全然違うので、そのバランスをとりながらUIを考えないといけないのが難しいです。

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5年間目指した漫画家。
挫折しても、漫画でなくても頑張れたのは
“ものづくりが好き”という熱い気持ちがあったから。

― 学生時代はどのように過ごしていましたか。

橋本さん:僕はデジタルハリウッド大学の3DCGのコースに4年間通っていました。1年生のときはPhotoshop・Illustratorの使い方と、3DCG・2Dグラフィック制作など基礎的な知識を身につけて、2年生以降はずっとウェブサイト制作の勉強をしていました。大学の課題はテーマを渡されて、そのテーマにそったウェブサイトをつくるといった感じです。出される課題のテーマも「自分の興味があるコンテンツのサイトを制作してください」と、結構ざっくりとした内容(笑)なので、僕は当時好きだった芸能人の非公式ファンサイトを制作して提出しました。当時は、とことん好きなものづくりに熱中していましたね。本当は3DCGを学びたくて、単位のためにウェブサイトの授業をとったのに、気づいたらウェブサイト制作のほうが楽しくなっていたんです。ウェブサイトって頑張れば1日でつくれちゃうので、そのスピード感がすごく面白いと思ったんですよね。公開してしまえば世界中の誰にでも見てもらうことができるじゃないですか。そういった点が魅力的に感じて、ハマってしまいました。
また、学外で積極的に頑張っていたことですと、3年生の頃からSEOの強い会社で、ウェブ制作のアルバイトを始めました。制作されたページの文章論理構造を整えて、検索されたときに1番目に出すための設定を行っていました。

― デザインやものづくりのお仕事にはいつから興味を持ちはじめたのでしょうか。

橋本さん:高校1年生の頃だと思います。中学受験を終えて、やっと高校に入学できたのに、また勉強しての繰り返しで「もう勉強したくないなー別のことがしたいなー」と思っていたんです。そこでふと、小さい頃から自分は漫画が好きだったことを思い出して、勢いで漫画家になろう!と思ったんですよ。そこから漫画家を目指すために、デザイン力や画力が必要なので絵の勉強を始めました。

― 漫画家になりたいと思われていたんですね!いつまで目指していたんですか?

橋本さん:漫画家を目指していたのは高校生活の間と、卒業してからも2年間はずっと漫画だけを描いて過ごしていました。そして、ほかの仕事は全くしていませんでした。ですが、2年たってもなかなか成果が現れなかったので挫折してしまって、このままの状態は嫌だと思い、漫画じゃないものづくりを学ぶために、ものづくり専門の学校に入学することにしました。漫画以外にもゲームが大好きだったので、ゲームクリエイターになれたらと思って、デジタルハリウッド大学に入学したんです。ですが結果的には、ウェブにハマっちゃった感じですね(笑)。

― 就職活動はどのような会社にエントリーされたのでしょうか。ウェブ制作専門の会社も沢山あると思いますが、どうしてヤフーに入りたいと思ったのですか。

橋本さん:制作会社もいくつか受けていました。ですが、もしヤフーから内定がもらえたらヤフーに入ることは決めていたんです。僕は漫画家を目指していた2年間、家族や親戚の人たちに沢山迷惑をかけ、心配させていました。なので、少しでも親戚の人たちを安心させて、応援してもらいたくて、誰でも知っているような大企業に入って、良い仕事ができるように頑張りたいと思っていました。なので、採用されたときはすごく嬉しかったです。

橋本さんが学生時代につくったプロダクト

卒業制作作品

卒業制作作品

ポートフォリオサイト

ポートフォリオサイト

― 自分の能力を伸ばすために、学生時代努力したことはありますか。

橋本さん:とにかく興味があるもの、良いと感じたものをどんどん制作していました。制作意欲がすごく強くて、課題以外の活動も積極的に取り組んでいました。

― 就職活動をやってみて、自身の良かった点と反省点を教えてください。

橋本さん:“ものづくりがすごく好き”という、その熱意を伝えられたのが良かったと思っています。ヤフーに関してですと、企業研究にも力を入れていて、ヤフー関連のウェブサイトは隅々まで見ていました。そして、悪いと思うところを全部洗い出して、生意気なんですが面接で「ここはもっとこうした方がいいと思います!」「なんでこんなつくり方をしているんですか」というよう駄目出しをした覚えがあります。そういった発言が良かったとは言い切れませんが、会社に対する熱意は伝わったと思います。また、学生時代にウェブ関連の作品を沢山制作していて、ポートフォリオサイトにまとめていたので、アウトプット量から制作に対する熱量が伝わったんじゃないかと思っています。

― ヤフーに入社してから、「Yahoo!きっず」に至るまで、どのようなお仕事を経験されてきたのでしょうか?

橋本さん:入社してからは、まず制作の基礎スキルをつけるために数ヶ月の研修を受けます。そこから新卒社員はそれぞれの配属先が決まり、僕は「Yahoo! toto」いうサービスに配属されました。そこからいろんな部署を渡り歩き、「Yahoo!ゲーム」「Yahoo! JAPAN ID」「Yahoo!みんなの政治」「Yahoo!公金支払い」「Yahoo!官公庁オークション」を担当し、現在は「Yahoo!きっず」を担当しています。入社してから今まで携わってきたサービスでは、全てコーディング業務を任せていただきました。「Yahoo! JAPAN」には沢山サービスがあるので、幅広い経験がしたい人や成長したい人にはぴったりな環境だと思います。やりたいことをしっかり伝えれば、任せてもらえます。

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課題を解決するために。
現場に足を運び、子どもの声に耳を傾け
子どものことをもっと知る。

― 「Yahoo!きっず」に携わる、やりがいとは何でしょうか。

橋本さん:利用してくれた子どもの声が聞けるのが嬉しいです。僕が学校に訪問して、「Yahoo!きっず」に関連する授業やイベントをおこなったことが何度かあるのですが、そこで出会った子どもたちに「いつも使ってるよ!」「知ってる!」と言ってもらえると、携われて本当に良かったと思います。

― 学校に訪問してお仕事されることもあるんですね!

橋本さん:そうですね、あとは小学校から依頼があってキャリア学習をテーマにした授業を、何度かおこなったことがあります。僕がウェブデザイナーになるまでの話をしたら、子どもたちにばかにされたり、いじられたりもするんですが(笑)デザイナー職の仕事の話をして、その場でコーディングしてサイトを制作してみせると「すげーすげー!」って大きな反応をもらえるんです。やっぱり子どもは素直でかわいいですね。子どもに関われる仕事ができてよかったです。

― その授業を受けることで、将来クリエイターになりたいと思う子どもが増えそうですね。では、今後「Yahoo!きっず」を成長させるために、どのようなことにチャレンジしていきたいですか。

橋本さん:ユーザーのこと、子どものことをもっと知りたいです。子どもって課題が沢山あるのに、見えにくいことで解決されていないことが沢山あると思うんです。大人以上にもっとユーザーに接していかないといけないと思いますね。使ってくれるユーザーと向き合うことで、本当に解決すべき課題が見えてくると思います。

― ヤフーさんに入社して、1番身について良かったと思うことはなんでしょうか。

橋本さん:僕は『JavaScript』『ロジカルシンキングとシステム思考』と、この2つです。
ひとつめの『JavaScript』というのは、何かボタンを押した時に動いたり反応を示したりする、ウェブデザインの振る舞いや表現ができるプログラミング言語です。JavaScriptは、エンジニアが担当することが多い言語なんですが、新卒研修のときに、講義で先輩が「JavaScriptって素晴らしいよ」というお話をされていて、デザイナーだけど使えるようになりたいと思って勉強していたら「良いじゃん橋本!」と、先輩たちに褒めてもらえるようになって、チームの先輩に付きっきりで教えてもらいました。おかげで今、JavaScriptを使えるデザイナーとして働けています。
そしてふたつめの『ロジカルシンキングとシステム思考』は、いわゆる物事に対する考え方の知識です。ヤフーには「Y!アカデミア」(ヤフーアカデミア)という制度がありまして、そのアカデミアの「リーダーとして人を引っ張って行くには」というテーマの講義で教わったもので、仕事場でもプライベートでもすごく役立ちました。

「Y!アカデミア」とは

「Y!アカデミア」は「次世代リーダーの創出・育成」を目的とする企業内大学として、2014年4月に設立されました。すべての受講者が自分らしいリーダーシップを存分に発揮し、人々や社会をリードする人財になることを目指しています。ヤフーの現経営層である執行役員が、受講者と真剣に向き合い、直接指導・支援するのが「Y!アカデミア」の特徴です。

橋本さん:『ロジカルシンキングとシステム思考』はサービスを運営する際に何が根本的な課題なのか、見つけ出す時に役立ちます。また、それ以外にも日常的に人間関係などでぶつかる問題があれば、もっと根本的に何を解決しないといけないのか、ロジックを組んでみたら見つけることができて早期解決につながります。ロジカルシンキングとシステム思考は、生活する上でいつでもどこでも役に立つ考え方です。もともとはコーディング以外の仕事に全然興味がなかったのですが、「Y!アカデミア」に参加して教えてもらったことで、これすごく役に立つじゃん!って気付けたんです。「Y!アカデミア」は先輩にすすめられて参加したのですが、参加できて本当によかったと思います。

― 気になっていたのですが、ヤフーに入社した新卒デザイナーさんたちは、もともとプログラミングができる方ばかりなのでしょうか。

橋本さん:最近はプログラミングができる人が増えてきていますが、全員ではないです。ですが、ビジュアルの制作が得意な人もHTML、CSSを理解するところまでの力はあります。ばりばりコーディングできる人は、最初は少ないです。

― コーディングやってるからこそ、デザイナーとしてここが強いというポイントはありますか。

橋本さん:サービスのパフォーマンスや、運用効率は上がると思います。これはユーザーにとってというよりも、社内側に向けての話になりますが、ビジュアルデザインだけを専門にしている人だと、コーディングを使ってどのような表現が可能なのか、この表現をつくるためにどのくらいの技術や期間が必要なのか理解できないので、そこを把握して動くまで時間がかかりますし、制作するもののイメージも共有しにくいと思うんです。ですが、コーディングができるデザイナーであれば「こういった技術があるので、ウェブを利用して3Dを使った表現にしてみませんか」と、技術と見せ方を合わせた提案ができます。
なので、コーダーだからといってビジュアルは全く見ないとか、ビジュアル担当だからコーディングのことは考えない、というのは良くないと思っています。デザイナーは実装するところまでトータルで考えないと、机上の空論になりがちです。ヤフーは特に、デザインもコーディングも全て意識して制作しようという文化が強いです。会社によってはビジュアルデザインまでがデザイナーの仕事だったりすると思いますが、ヤフーは実装するところまでデザイナーの仕事です。だからこそ、ユーザーにどういう体験をしてもらいたいか、ユーザーの使い心地を含めて、デザイナーが意識して制作することができます。僕も携わるサービスのビジュアルデザインに関しては、意見を出すようにしてます。

― ヤフーでデザイナーとして働くために必要なスキルはありますか?学生のうちに身に付けておくべき技術や知識があれば教えてください。

橋本さん:学生時代に制作する楽しさを沢山知ってほしいです。“つくることが好き”という気持ちが強ければ、学ぶことに対して貪欲になれると思うんです。「Y!アカデミア」など、社内には技術や知識を学べる制度が揃っているので、そういった機会を逃さずに、ポジティブな気持ちで参加するモチベーションが大切だと思います。僕は学生時代にウェブサイト制作を沢山経験していたので、スキルが高いほうだと思っていたのですが、入社してみたら学生レベルでしかなくて、天狗になっていた鼻をへし折られた経験がありました。結局、最初のスキルのレベルは全然関係なくて、入社してからどれだけちゃんと学べるかが重要です。貪欲で、ものづくり好きな人が向いてると思います。そういう人であれば、すごく楽しい会社だと思います。

― ヤフーだからこそ挑戦できることや、魅力があれば教えて下さい。

橋本さん:「Yahoo! JAPAN」はすでに沢山の人に利用いただいているサービスなので、自分の制作したものを沢山の人に発信できるというのは、ヤフーならではの魅力だと思います。
また、社員はすごく良い人が多いです。業務外の時間にも関わらず、付きっきりでコーディングを教えてくれる先輩がいたり、ビジュアルデザインはやりたくない!コーディングを極めたい!という僕の意見を受け入れてくれる上司がいたり、働く環境としては、かなり恵まれていると思います。

― 今後の目標はありますか。

橋本さん:引き続きコーディングの技術を伸ばしたいですね。JavaScriptがすごく大好きなので、JavaScriptの「黒帯」がもらえるように技術を極めていきたいです。
また、キッズサービスのサービス責任者になることも目指したいです。いろんな課題をお話しましたが、学校や家で使われるものによって子どもの課題も変わってくるので、そういったいろんな課題を解決するために、プロジェクトを立ち上げて先導していけたらと思っています。

「黒帯」制度とは

ヤフーには、専門性に優れたエキスパート人財を「黒帯」に認定し、その活動を手厚く支援する制度があります。黒帯に認定されるのは、「ある分野に突出した知識とスキルを持っているその分野の第一人者」。
認定された社員には褒賞金と活動予算が付与され、それぞれの分野のエバンジェリストとして社内外で活躍しています。

― 最後に、学生クリエイターに向けてアドバイスやメッセージをいただけますか。

橋本さん:自分が本当にやりたいことってなんだろうと、たくさん自問自答して見つけだして欲しいです。そこでもし、ウェブに関わる仕事に興味があるとなれば、ぜひヤフーを受けてみてほしいです。また、IT業界に進みたいと考えている方は、最先端の情報はキャッチするよう意識してみてください。情報まとめサイト、はてなブックマークなど業界の情報を得ることのできるサービスがあるので、そういったものを使って最新の技術や表現、企業の情報などを学生のうちから得ることも大切だと思います。

― 橋本さんのものづくりに対する姿勢を、ぜひ参考にしてほしいです。素敵なお話ありがとうございました!

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ヤフー株式会社 採用サイト ヤフー株式会社 コーポレートサイト

(2015.11.6)

著者

後藤あゆみ

はたらくビビビット編集長。 フリーランスで“『ツクル』を仕事にしたい未来の子供たちのために。”を、コンセプトとして活動。クリエイター支援、スタートアップ支援を行っています。おばあちゃんになるまでに美術館をつくるのが夢です 。

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