美術検定って何?|仕事百科

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美術に関する知識について勉強したい方に是非オススメしたい「美術検定」という資格について今回はご紹介します。持っているととても役立つ資格です。アートについての鑑賞力を養いたい方や、いろんな知識を身につけたい方にぜひ挑戦してほしいです。興味のある方は是非ご覧ください。
編集・執筆 / SHIGEMATSU, AYUPY GOTO

目次

  • 1.知っていますか?美術検定
  • 2.どんな問題が出題されるの?
  • 3.知識を生かす事ができる現場
  • 4.検定の勉強に役立つコンテンツ
  • 5.最後に

1. 知っていますか?美術検定

皆さんは美術検定を知っていますか?英検や漢検などの実用性が高いものとは違い、非常に趣味性が高い検定になっています。その理由は、美術に関する知識を身につけ、生かすという事を目的としているからです。
この資格を持っていると幅広い知識を得る事が出来るので、美術館などで作品を見る時に違った見方をする事ができたり、ボランティア活動をする際に知識を生かす事が出来てとても役立ちます。美術の歴史を学ぶのが好き、もっと作品の魅力をたくさんの人に伝えたい、といった方におすすめです。

 

2. どんな問題が出題されるの?

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主に日本や西洋の美術の歴史に関する問題が出題されます。それに加えて専門的な内容が含まれます。試験内容は級ごとによって異なるため、自分のレベルに合わせた級に挑戦できます。4級から3級までがマークシート、2級はそれに加えて穴埋め問題、さらに1級が記述問題になっています。ただし、1級を受ける場合には2級を合格するか、アートナビゲーター検定の2級を合格しないといけないため、少し注意が必要です。ではここで、4級から1級までのレベルや問題数、検定料や難しさについて詳しく紹介します。

美術検定のレベル

●4級    難しさ ★☆☆☆☆
日本美術史、西洋美術史の基本的な知識を問う問題が出題
検定料…3900円  時間…45分間   問題数…50問

●3級    難しさ ★★☆☆☆
4級の内容に加えて、歴史の背景なども加えて出題
検定料…6000円  時間…60分間  問題数…100問

●2級    難しさ ★★★☆☆
建築工芸や技法、写真映像までの多くの知識を問う問題が出題
検定料…7800円  時間…90分間  問題数…100問+記述

●1級    難しさ ★★★★★
美術鑑賞から美術館の主な役割、アイデア出しまで幅広い知識が出題
検定料…9900円  時間…90分間  問題数…記述

試験を受けられる場所は東京・大阪・札幌・名古屋・福岡の5か所です。
だんだん内容が難しくなっていくので、級が上がるにつれてたくさんの知識を得る必要があります。

過去問はどんなものがあるの?

では、実際にどんな問題が出たのかが気になりますよね。過去に4級と3級の試験で出された問題をご紹介します。

【4級】
Q.この絵は誰の絵でしょう?
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http://www.bijutsukentei.jp/trial.html
1 「最後の晩餐」…ダ・ヴィンチ
2 「アテネの学堂」…ラファエロ
3 「ヴィーナスの誕生」…ボッティチェリ
4 「快楽の園」…ボス

▶︎正解は3番ヴィーナスの誕生です。

3級
Q.これは桃山時代に流行した作品です。何が描かれていますか。
trial3_img2_large
http://www.bijutsukentei.jp/trial_3.html
1 中国とその周辺の国
2 京都内外の景観
3 宮殿とその庭
4 城郭の内部と外部

▶︎正解は2番京都内外の景観です。

どうでしたか?このように、美術力を問われる問題が実際に出題されます。4級と3級の問題は基本的なものだったので、分かった方も多いのではないでしょうか。解けなかった……という方も大丈夫です。勉強すればたくさん知識を得る事ができるので、過去問に積極的に挑戦してみてください。

 

3. 知識を生かす事ができる現場

美術に関する知識を生かす場面は多くあり、美術館やアートイベントのギャラリーガイド、美術関連機関のスタッフ、展覧会をする際の企画提案とアドバイスなど、幅広い現場で活躍しています。また、NPOなどのボランティア活動の分野でもたくさんのスキルを生かせられるため、非常に役立つようです。普段はあまり考える事のない、社会と美術の関わりも見えてくるかもしれませんね。

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4. 検定の勉強に役立つコンテンツ

美術検定は受けるレベルによってより専門的な知識が必要になってきます。受ける際におすすめしたい、勉強に役立つコンテンツがあったのでご紹介します。

・テキスト
問題集はもちろん、美術の歴史に関する本も勉強に役立ちます。年表なども合わせて確認すると、多くの知識が身につきます。

・美術検定レベルチェック
今自分がどれぐらい美術に関する知識があるのかを知る事ができます。1回申し込むと、全部で2回受ける事ができるので、本番に向けて実力を確かめる事ができます。レベルをチェックしてから受ける級を考えるのもいいですね。

・オンライン直前模試
試験をオンライン上で直前に行う事ができます。4級から2級までのレベルを受けられ、合否までどれぐらいかを確かめることもでき、便利です。 
本番前の最後の腕試しにいいかもしれません。

5.最後に

いかがでしたか?美術検定は、特に美術の知識をつけたい人におすすめです。この資格を持っていると、美術に関する情報と知識がとても身につくため、いろんな作品を見る時の見方が少し変わって見えてくるのではないでしょうか。検定や資格は持っていて損はありません。今回の記事を通して、美術検定を受けてみたいなぁと思った方は、まずは過去問から解いてみるといいと思います。自分のレベルに合わせてどんどんチャレンジしてみてくださいね。

(2016.7.22)
ShigematsuFumika

著者紹介

重松芙史香ShigematsuFumika

女子美術大学デザイン・工芸学科のヴィジュアルデザイン専攻に所属しています。かわいいものを集めるのが大好きです♡
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