デザイナー職向け!面接のノウハウ|仕事百科

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クリエイター採用にも「面接」という壁があります。ポートフォリオの評価が高くても、面接で良い印象を残すことができなければ、採用されることは中々ありません。 ここでは面接で悩む学生のために、デザイナー面接のコツを教えたいと思います。編集・執筆 / FUMIE HINO, AYUPY GOTO

● 準備すること

 1.自己分析

どのような職種でも、面接前に自己分析はしておいたほうが良いのですが、デザイナーの場合は分析しておくべき内容が少し違います。 自分の長所や短所などの内面だけではなく、自分が得意・不得意だと思うデザインはどのようなものか、目指したいデザイン、好きなデザインなどを改めて理解しておく必要があります。

 2. 企業分析、比較

何故その会社がいいと思うのか、どうしてこの業界に進もうと思ったのか、スムーズに答えられるよう準備してください。入りたいと思っている会社と、近い事業を行っている会社を比較された時に、志望企業の選定理由をしっかり伝えられますか。「別にうちじゃなくても、他の会社でもできるじゃん。」など思われないように、しっかり事前に準備して挑みたいですね。志望理由をしっかり固めて、面接に挑みましょう。
面接記事1

 3. 過去・現在・未来

自分自身の「過去・現在・未来」についてのお話は重要です。自分が今までやってきたこと、そして今やっていること、これからやっていきたいことを一回ノートなどに書き出してみてください。これを整理するだけで、面接でどんな質問がきても大抵は答えられると思います。 過去・現在・未来の内容に関連性があると、企業側もどういう人間が、どういうことを学んできたのかを理解しやすいと思います。未来に関しては、自分がこれからやりたいことと、面接している企業がやっていることに共通点があると、説得力があり面接官に良い印象を与えるでしょう。

● ポートフォリオを見せながら面接

そしていよいよ面接です。デザイナー面接では、ポートフォリオの説明を求める会社が多いと思います。そして作品についていくつか質問をされると思います。
短い面接時間の中で全ての作品をうまく伝えられる自信がない...という方に良い例をお伝えします。例えばですが、ポートフォリオで作品を見せるページの前に、まず「昔のデザインと今のデザイン」というページを作り、学生生活での成長をわかりやすく提示します。学校で学んできたことや、現在制作で大事にしていることを、短い時間でもまとめて説明できるようにしてみてはいかがでしょうか。限られた時間内で面接官に、自分の魅力をしっかり伝えられるように準備しておきましょう。
また、作品を説明するときは順番も大切です。 面接を受けている企業で行っている事業内容と、近しい作品(例えばIT企業だと、WEBサイトのデザインやアプリのデザイン)を最初に説明すると、企業側も感心を持ちやすいのではないかと思います。

若手デザイナーの就活ポートフォリオ見本

ポートフォリオ面接で大切にしたいこと



ポートフォリオ面接ですが「どこに力をいれたの?」「気を使ったところは?」など、よく聞かれます。作品は自分のアピールポイントの一つなので、しっかりと答えられるよう準備しておきましょう!

●デザイナーが必要な企業

デザイナーを求めている企業は、技術力はもちろんですが、コミュニケーション能力があるかどうかも重視しています。 実際に会社に入って仕事をするときに、チームで仕事をすることが増えると思います。総合職の方やエンジニアの方々と話し合って、つくり進めていくこともあるかもしれません。そういった時、お互い気持ちよく仕事ができるようにするためにも、気持ちの良いコミュニケーションがとれるかどうか面接で見られています。 面接中は素直にハキハキと答え、時々笑顔を見せたりと素の自分も出せるようにしましょう。
「一緒に働いて楽しい人」「チームで働ける人」「前向きな人」…もし自分が会社側の人間になったら、こういう人たちと働きたいですよね!

面接記事2

● よく聞かれる質問

1. 入社したらどういうことをやりたいか
2. デザイン制作するときに意識していること
3. 将来どういうクリエイターになっていきたいか
4. 得意・不得意なデザインは何か
5. グループワークはやったことあるか
6. なぜうち(受けている会社)で働きたいのか


上記が、デザイナー面接でよく聞かれる内容です。
他にも、以下の記事では実際に制作会社へ内定したライターが受けた面接での質問事項をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
「あなたにとってデザインとは?」こんな質問にも動じない!
就活面接対策 〜デザイン・制作会社編〜

● 最後に

面接では、話している内容に一貫性を持たせることを意識しましょう。質問によって回答している内容の方向性にズレがあると、面接官も「この子の話している内容にはまとまりがないな」「矛盾があるな」「考えを整理して話せない子だ」と、マイナスな印象を持たせてしまいます。 一貫性を持たせるためには過去・現在・未来の話がとても重要です。この流れを自分の頭の中にストックしておくと、質問されてもしっかり考えを伝えることができると思います。ぜひ実践してみてください!



(2018.12.25更新)

(2015.6.1)

著者

日野文恵

武蔵野美術大学 デザイン情報学科所属。 イラストを描くことと可愛いものが好き。 趣味はゲーム実況プレイ動画をひたすら観ることです。 works:http://hinofu.tumblr.com/

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