2016年卒から就職活動期間が大幅に変わりました。活動期間が3ヶ月遅くなり、就活解禁が2015年3月、選考開始・内定出しが2015年8月からになりました。後ろ倒しになったことによって、活動期間が短くなり、就活が不安という方も多いと思います。ポートフォリオはいつから作ればいいの…?いつから就活を意識すればいいのだろう…?など、そんなお悩み解決のために、就活に成功した学生の方々に、さまざまな業界の就活スケジュールを聞いてみました!編集・執筆 / FUMIE HINO, AYUPY GOTO
● はじめに
就活解禁が3月と後ろ倒しになったからといって、ゆっくりしてもいいや〜なんて思って油断してはいけません!スケジュールが変更した影響で、目標とする採用人数への懸念から、水面下で一般的なスケジュール以外の採用・広報活動を行う企業が増えています。企業のインターンやイベントなどは要チェックです。
● IT企業 Aさんの場合
上記でも説明した通り、一般的なスケジュールに乗らない企業も増えてきます。外資企業やIT企業が特にそうです。選考が12月や1月から始まる企業が多いです。IT企業を目指している人は、他の人よりも早めに就職の準備をした方が良いでしょう。
選考が早いので、面接の期間、内々定が出るのも早いです。
面接のスケジュールなどは組みやすいですが、ペースが早いので準備期間が短いです。
● 制作会社 Bさんの場合
制作会社やデザイン会社の場合、ほとんどの企業がしっかりと3月から就活が解禁されます。しかし、3月から始まるからといってのんびりはしていられません。制作会社やデザイン会社のポートフォリオは、かなりレベルの高い物を求められます。解禁が来る前に、しっかりと準備していきたいですね。また、選考中に試験課題が出て、それらを持って行ってプレゼンして面接、なんてことも多いです。制作会社やデザイン会社は、採用人数が少ない割に志望人数が多いので、倍率も高めです。
制作会社やデザイン会社は、作らなくてはいけないものも多いので、会社を並行に受けるのは大変かもしれませんが、しっかりスケジュールを組んで挑みましょう。
● メーカー企業 Cくんの場合
メーカーは、上記2人の就職活動とは大きく変わって、「実習」というものが加わってきます。だいたい夏・冬の実習で能力を見られ、実習中に面接をし、内々定へと繋がります。メーカーは選考の途中に実習もしなくてはならないので、長期間の戦いです。その上制作会社と同じで、採用人数も1人か2人など、極端に少ないです。
実習期間も長く、かなり日にちや時間をとられてしまうので、万が一のことを考えて、次受ける会社の候補をたくさん考えておいた方がいいかもしれませんね。
● 最後に
お話してくださった学生の皆さん、ご協力ありがとうございました!
いつどういう風に動いたらいいかわからない、などの悩みを持っている方は、各業種のスケジュールを是非参考にしてみてください。
(2016.11.20)
著者
日野文恵
武蔵野美術大学 デザイン情報学科所属。 イラストを描くことと可愛いものが好き。 趣味はゲーム実況プレイ動画をひたすら観ることです。 works:http://hinofu.tumblr.com/
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