テレビやWEBメディアを通して“スタートアップ”という言葉を目にすることが増えてきています。ですが、なんとなく意味を理解していても“ベンチャー”との違いなどを改めて聞かれると答えるのが難しくありませんか?
今回は「スタートアップ」という言葉の意味についてご紹介します!編集・執筆 / YOSHIKO INOUE, AYUPY GOTO
目次
- 1. スタートアップって何?
- 2. スタートアップとベンチャー企業
- 3. スタートアップ企業に興味を持ったら…
- 4. 最後に
1. スタートアップって何?
スタートアップ(startup)という英単語には「行動開始(の)、操業開始(の)」などの意味があり、
日本のビジネスの場では「立ち上げ」や「起業」などの意味で使われています。
ビジネスの場で使うスタートアップという言葉はアメリカのシリコンバレーからきたものです。
日本ではスタートアップを「比較的新しいビジネスで急成長し、市場開拓フェーズにある企業や事業」として使われています。
つまり、「非常に高い率で成長し続けるビジネス形態」であれば、会社の規模や設立年数は関係なくスタートアップと言えるようです。
また、スタートアップする起業家は“今までに無いイノベーションを起こし世の中を変える事”を目的としていることが多いです。
2. スタートアップとベンチャーの違い
スタートアップの定義は「目的」「組織の構成」「成長スピード」「収益方法」「目指すゴール」が鍵になっているといえます。いかに“スケールする新しいビジネスモデルか”“市場開拓可能か”が重要なので、ただ単に創業間もない会社のことは「スタートアップ」とは呼べません。そうした企業のことは、中小企業、ベンチャー企業、スモールビジネスなどと呼びます。
”ベンチャー企業”とは「新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業」のことです。また、”ベンチャー企業”とは、日本人が作った和製英語です。英語で”Venture”と言うと、投資をする企業や投資家を指すことになります。
“ベンチャー”の本来の意味は「投資を受けている会社」なので、その辺りの認識を持っておくと良いでしょう。投資が視野に入っていない企業は中小企業と呼ぶべきです。
ベンチャー企業とスタートアップを見分ける方法は「急成長できる新しいビジネスモデルか」で、判断できると思います。
3.スタートアップに興味を持ったら…
スタートアップやベンチャーで働くことは大手と違った魅力があります。
幅広い仕事を任されることや、いろんな実践経験を積めることも、自分に合った会社であれば大きなやりがいや成長につながるでしょう。また、スタートアップとして取り上げられる会社は、最先端の仕組みや技術、沢山のアイデアや考え方を取り入れた会社なので、最先端の情報や時代の流れ、組織の成長を経験したい人にはピッタリです。
興味を持ったときに、ぜひいろんな形でアプローチしてみましょう!
積極的に関わってみることで、自分の考えや働き方を固めることができます。
1.ホームページや雑誌で情報収集、イベントに参加
…様々なスタートアップが登壇するイベントへの参加は、実際に働く人と直接お話できる良い機会となります。勉強会やピッチイベント等探して参加してみましょう!またスタートアップ情報が掲載されているメディアもあるので、チェックしてみてください。
2.SNSなどからコンタクトをとり、会社に訪問させてもらう
…会社に訪問する機会が得られると、その会社の働き方が具体的にイメージできます。
より詳しくお話を聞くことができますが、会社の方にわざわざ時間を取ってもらうことなので事前の質問準備が大切です。
3.インターンシップ(またはアルバイト)として働かせてもらう
…一緒に働くことで、大変さややりがいを実感することができるでしょう。
卒業後や在籍中に起業を考えている人もインターンで現場を知ると、いろんな発見があり勉強になると思います。
4.最後に
スタートアップと呼ばれる会社は、実際どのようなところがあるのでしょうか。知りたくなった方は、就活ポートフォリオサイト「ViViVIT」で探してみましょう!様々な会社やプロダクトをサイトから見ることができます。
(2015.7.8)
はたらくビビビット
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