内定者に聞いたデザイナー面接質問集|頻出+業界別で強化!

書類審査を通過し、いよいよ面接!「志望動機の他に、何を聞かれるんだろう……」「想定外のことを聞かれたらどうしよう」など不安があるのではないかと思います。面接は企業の社員と始めて対面する場なので、とても緊張しますよね。そこで、クリエイター向けポートフォリオサービスViViViTの2022年卒ユーザー(「就活終了フラグ」を設定の方)を対象に、アンケートを実施しました。【IT/WEB/ゲーム/3DCG/映像/広告/グラフィック】などさまざまな業界を受けた学生たちの回答を、今回は質問集としてご紹介します!
頻出の質問や質問意図のほか、業界別に聞かれた質問もご紹介しますのでぜひ参考にしてください。回答内容を準備して、どっしりと構えて面接に挑みましょう!編集・執筆 / MAKO WATANABE , YOSHIKO INOUE

もくじ

1.クリエイティブ業界全般に共通!よく聞かれた質問
2.質問の応答内容を強化!職種別に聞かれた質問の傾向
3.先輩からの応援メッセージ
4.最後に

 

2.クリエイティブ業界全般に共通!よく聞かれた質問

まずは、業界や企業問わずほとんどの選考で聞かれる頻出質問をご紹介します。

●志望理由 
 関連:なぜその業界を選んだか
●学生時代頑張ったこと
●将来の展望
 関連:デザインを通して社会とどう関わっていきたいか、キャリアプラン、どんなデザイナーになりたいか、仕事に限らず人生でやり遂げたいこと
●ポートフォリオについて
 関連:自信のある作品についてプレゼン、どういう意図で作品を作ったか、どこを見てほしいか、工夫したところ
●グループワーク経験の有無
 関連:自分の役割やポジション・進め方・大変だったこと・〇〇な場面でどうするか(苦手なタイプがいたら、意見が割れたら)
●自己紹介・自己アピール
●(自分の専攻)を選んだ理由
●他者からどんな人だといわれるか・自分ではどんな人間だと思うか
●苦手なことや苦手な人に対しての対処方法
●(その業界や会社/それに関わらず)好きな作品について
●他社の選考状況・内定があるか・内定が出た場合の志望度など
●逆質問

 

【質問意図】

頻出質問のなかから、上位3つについて解説します。

①志望理由

志望理由はほとんどの面接で聞かれます。企業側としては「なぜ自社に興味を持ったのか」「自社と就活生のビジョンはマッチしているか」「志望度の高さはどれくらいか」などを知りたいところが大部分です。企業を選ぶ基準と、その上でなぜその企業を選んだのかを伝えましょう。
また入社してから就きたい業務について語るときは、ポートフォリオに載っている作品を例に挙げ、企業のサービスと関連付けると説得力が増すと思います。志望理由は自分の考え方が整理されるほど充実していくはずなので、就活をしながら少しずつブラッシュアップしていきましょう。
 

②学生時代頑張ったこと

この質問を聞かれた就活生も多くいました。いわゆる就活用語として「ガクチカ(学生時代に力を注いだこと)」と呼ばれていますよね。なにをしたか、どう頑張ったか、結果を受けてどう考えたかを整理して伝えましょう。自分の成果を伝える際は、数字を用いて伝えられると説得力が高まります。例えば、学祭のフリーマーケットに力を入れた方は作品の売り上げ数、展示会を主催した方は展示会の入場者数など、相手が想像しやすいよう文章を工夫して伝えると良さそうです。複数回行った場合は比較して伝えるのも効果的だと思います。
 

③将来の展望

将来の展望の他にも、「成し遂げたいことは何か」「数年後にどのような人・役職になりたいか」などキャリアについての考えを聞かれる場合があります。この質問の企業側の意図として、「本人の考え方と自社の展望のマッチング度合いはどれくらいか」「自社を調べた上で、会社で働く想像ができているか」「目標を常に持てる人間なのか、その人の向上心をはかりたい」などが考えられます。すぐにピンと来ない場合は、説明会の質問時間やOBOG訪問の機会に、自分がなりたい職種の方にへ「新卒の際どのようなキャリアプランだったか」「今の役職になるまで何をしてきたか」などを聞いてみましょう。自分のキャリアプランの解像度が高められそうです。

▼参考記事

デザイナー就活生のための自己分析・自分軸の決め方

 

3.応答内容を強化!業界別質問集

ここからは業界別に、内定者が実際に受けた質問事例をご紹介します。IT/WEB、ゲーム/3DCG/映像、広告/グラフィック、メーカー、新聞に分けているので、ぜひ面接練習の参考にしてみてください。

IT/WEB

●学校で学んでいること
●なぜデジタル分野に進もうと思ったのか
●学生時代に一番力を入れた“作品”は何か
●掲載しているサービスデザイン作品をつくろうと思ったきっかけ
●掲載しているサービスデザイン作品の「分析やリサーチ」部分を深堀り
●世界観をつくるのに工夫したところは何か
●あなたにとって“悪いUI”とはどんなものか
●○○のサービスを改善するとしたらどうするか
●会社に入って携わりたいサービスは何か
●自社製品の良いところと悪いところ、どうしたらもっと良くなると思うか

ゲーム/3DCG/映像

●あなたにとって、○○(かっこいい、かわいい、綺麗)とはどういうものか
●得意なツールやできることは何か
●作品を作るうえで気をつけていることは何か
●自社のゲームでは何を遊ぶか(遊んだ経験の有無)
●普段遊んでいるゲーム、好きなゲームは何か
●どんなものからインスピレーションを受けているか
●最近感銘を受けた作品は何か
●好きな作家やコンテンツ(漫画・アニメ・ゲームなど)は何か
●自分で1つのガチャを担当するとしたら、どんな世界観にしたいか
●もし「同じ仕事しかできない」または「自分がやりたい仕事ができない」場合、どちらを選ぶか
●どのような形で会社に貢献できると思うか
●(※3DCGに限る)なぜ映像ではなく、ゲーム業界なのか

広告/グラフィック

●どんなデザインをしたいか・どんなデザイナーになりたいか
●グラフィック業界のなかでなぜこの会社なのか
●「学生時代の活動」について深堀り
●ものづくりで大切にしていることは何か
●ものづくりのモチベーションは何か
●あなたにとってデザインとは
●印象に残っている広告とその理由(どんなところが印象に残る要素になっていると思うか)
●自分が得意じゃないジャンルの仕事が来たらどう対応するか
●自分とクライアントの考える「良いデザイン」の方向性が違ったらどうするか

メーカー(家電・住宅など)

●履歴書の「趣味・特技」の欄に書いたことを深堀り
●大切にしているプロダクトをひとつだけプレゼン
●授業以外で頑張ったこと
●挑戦していることは何か
●ソフトはどのくらい使えるか
●WEBページを作るときに心がけていることは何か
●この業界についてどんな印象があるか
●周りの人からどのような人と言われるか

新聞業界

●なぜ報道のデザインに携わりたいのか
●「伝える」ためにしている努力は何か
●新聞を読まない若者に向けてどんなキャンペーンをするか
●今の新聞のデザインに足りないもの・どうしたらもっと良くなると思うか

こんな質問も!その他

ときには事前の対策が難しい、ユニークな質問も。受ける会社の質問をすべて予想することは難しいので、「予想外の質問は来るものだ」という前提で臨機応変に対応できると良いですね!

●「絶対やりたくないデザイン」はあるか?
●幸せを感じる時間とストレスを感じる時間はどんなとき?
●もし全ての会社から内定をもらったらどのような基準で会社を選ぶ?
●弊社を何かに例えるなら何?
●カラオケの十八番は?
●自分が使っているパソコンのスペックは?
●出会い・絆・未来一番大切なものは?

3.先輩からの応援メッセージ

今回収集したアンケートでは、回答いただいた先輩からのメッセージ欄も設けました!デザイナーに内定した先輩からの力強いエールを受け止めて頑張りましょう!

メッセージ(ペンネーム)
・今は未熟でも、この先の可能性を感じてもらえるよう、自己アピール頑張ってください!(まるどん)
・就活は周りとの戦いではなく、自分とマッチする企業を探す機会なので楽しんで望んで欲しい。(em)
・作品だけではなく自分自身に対しても色々言われるのはなかなかしんどいことも多いですが、行きたかった会社に行けた時はやっぱり本当に嬉しいので、約20年ぐらい生きて一回自分を見つめなおすタイミングだと割り切って耐えてください…!応援しています!(ミキモト)
・自分が後輩を採用する立場だったら、を想像することが大事だと思います。いろいろな業界の現場のプロが自分一人のために対話の時間をくれるすごい機会なので、楽しんで挑んでください。(サカモト)
・自分の技術を卑下せず、どんどんアピールしてください!あなたの技術や技能は素晴らしい!(トルコライス)
・これまでやってきたことを面接官に伝えられれば大丈夫です!(匿名)
すごいきついと思うんですけど、諦めずにどんどん応募していって下さい。業界就職が大事です!(かずま)
・実際に面接を経験して、真面目に話すことはもちろんですが、それよりも笑顔で楽しく話すことが大切だと感じました。緊張する場面ではありますが、しっかり事前準備してリラックスして臨むことができれば大丈夫だと思います。応援しています!(mt)
・自分の思ったことをハッキリということがいいと思いました。(Shim。)
・ガチガチに話すことを決めて行っても相手に伝わりません。面接は対話の場所ですので、リラックスして、会話を楽しみましょう。(マイルドヤンキー)
・自分は無理だと思わず、最後まで諦めずに就職活動に挑んで欲しいと思います。(やぶた)
・ありのままの自分で!書類に受かったのならスキルは既に評価されてます!(KANA)
・入社が決まった企業を含め、 選考を受けた企業とは全てViViViT経由で知り合いました。私は「まだ全部できあがっていないし…」と 大学3年生の冬になるまでマイページに作品をほとんどあげられていなかったのですが、思ったよりもたくさんの企業が見に来てくれるし自分もそれで多くの企業を知ることができるので、どんどん作り変えていくつもりで、できあがった作品はまず公開してみるというようにとにかく行動してみることが大切だと思いました!(るるるる)
・リラックスしながら自然体で、相手がどんなことを知りたいのか考えながら話すといいと思います。(ウッチー)
・数をこなせば緊張も減るというのは本当でした。しっかりと自分のアピールポイントを整理して、練習あるのみ!頑張れ〜〜(地底)
・自分がデザインを通して、どのように社会と関わっていきたいかを客観視し言語化していけば、共感して評価してくださる方がたくさんいます。自分がこれからどうなっていきたいのかを伝えてみてください。(マツモト)
・事前の準備はやればやるだけ自信に繋がると思うので頑張ってください!(だいふく)
・憧れのクリエイターと対話できる機会だと思って楽しんでください。(hgt)
・行きたい会社の作品の系統や求めている人材能力を考慮した上で早めにポートフォリオを仕上げて就活に挑めるように頑張ってください。(辺原諒治)

4.最後に

アンケートにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!
筆者も就活中いろいろな質問を受けてきましたが、どの質問も「企業に関心があるか」「自分が会社で働くイメージが持てているか」が前提にあると感じました。また、回答内容をセリフのように覚えてしまうと、質問の意図から外れてしまったり、不自然な会話になってしまうことがあります。面接は覚えたことを話す試験ではなく、面接官との会話の場です。一貫性を持たせた考えをもとに、伝えたいことの要点をまとめる形で質問の回答を考えていきましょう。自分の作品に自信をもって、リラックスをして臨みましょう!

(2021.9.2)
watanabe mako

著者紹介

渡邉真湖watanabe mako

多摩美術大学絵画学科の油画に所属しております。ゲームとアニメと映画が好きです!絵を描いて過ごしています
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