最新のデザイントレンドって?時代の流れで変わるデザイン

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デザインは長い歴史がある中で様々な変化を見せながら現代に至っています。
その中には歴史的背景やそれぞれの国による風土、宗教が関係しているものが多く含まれており、時代とともに変動してきました。
トレンドという概念を身近で感じるものと言えば、ファッションです。年ならず、四季折々でトレンドがめまぐるしく変化していきます。これと同様に、デザインそのもの、グラフィックやwebデザインなどのトレンドも年々で変化しています。では、2016年の最新デザイントレンドとは何か、過去にどのようなものが流行ってきたのかをこちらでご紹介したいと思います。
編集・執筆 /YAMADA, AYUPY GOTO

●デザイントレンドの流れ

トレンドは長期的に続くものと、循環していくものがありますが、これはファッショントレンドを例にすると分かりやすいかと思います。

2000年代に原宿ファッションというものが誕生して以来、原色を多用した「竹の子族」や「ローラー族」などのロカビリーを彷彿とさせるファッションや、80’sアメリカンストリートファッションなど、ここ数年で80年代に流行ったアイテムがまた流行しました。「ケミカルウォッシュ」や「MA1」などのアイテムもそうです。もちろん80年代そのままのスタイルというわけではなく、現代の新しい流行アイテムと掛け合わせて、新しい着こなし方として提案されていますが、この現象にて、トレンドは循環していることがわかります。

では現在に至るまで、デザインはどのように変化してきたのでしょうか。大まかな流れを追ってみようと思います。

大まかな変化

70~90年代 モダン・レトロ

2000 リアルな表現のリッチデザイン
2014 ポリゴンスタイルの浸透
2015 フラットデザインの流行 モノラインスタイル
2016 フラットデザインとモダン・レトロスタイルとの融合、マテリアルデザイン

フラットデザインは近年、さまざまなところで使用されているので想像が付きやすいかと思います。これらと80年代のモダン・レトロスタイルが掛け合わさったものが多く見られ、ポップなグラフィックが増えています。
一方で、マテリアルデザイン、これは一体なんなのでしょうか。

マテリアルデザインとフラットデザインの違い

広議として考えると同じ部類に属すこれらのデザインは、フラットデザインから派生したものがマテリアルデザインだと考えてもよいと思いますが、使用されている効果や、効果に含まれる考え方には大きな違いがあります。

フラットデザインの特徴
・平面で色数が少ない
・質感や立体感がほとんどない
・シンプルなレイアウトとタイポグラフィ

マテリアルデザインの特徴
・グラフィックに陰影やシャドウの効果が付いている
・視覚ではなく触覚で考える
・表現として良く動く(操作に対してのレスポンスがある)

Googleが配信したマテリアルデザインについての動画
https://youtu.be/Q8TXgCzxEnw

根本的な違いとしては、フラットデザインはリッチデザインが退化しはじめた頃、流行の兆しを見せ始め、余計な装飾を削ぎ落としシンプルで分かりやすいデザインで誰にでも理解ができるもの、そしてスタイリッシュなデザインとして広く活用されてきました。
一方マテリアルデザインは、「視覚」ではなく「触覚」で感じられるようなデザインで実際に操作しているかのような効果を演出することを目的としています。
一見似通ったものですがシーンを考えながら使い分けていけば、より効果的に魅力を発揮できるでしょう。

身近で使用しているもの

Googleマップにも導入されています。
道順や移動方法などのアイコン、誘導のためのアニメーションなどがマテリアルデザインです。

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2016年トレンドを取り入れたWebデザイン

ではこれらのマテリアルデザインやフラットデザイン、レトロスタイルを取り入れたアイテムやwebサイトを紹介したいと思います。

レトロスタイルとの融合!80年代を思わせるフラットデザイン

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http://www.officemilano.com/works/write-sketch-super-notebooks/

カラフル×フラット×80’s!

スクリーンショット 2016-06-24 15.28.38
http://circlesconference.com

フラットデザインとマテリアルデザインのハイブリット

スクリーンショット 2016-06-24 15.45.53
http://tokyomusicodyssey.jp

アニメーションが入った天気アプリのマテリアルデザイン

tenki
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sonymobile.xperiaweather

●最後に

今回とりあげたものはほんの一部であり、トレンドといってもそこに縛られて無理にデザインをする必要はないと思います。自分ができるデザインの中で上手くトレンドを取り入れていけば、時代的でキャッチーなものになっていくのではないか、というだけです。学生のうちに自分の表現したいものを制作する場合に、自分のスタイルを捨ててまでトレンドに乗る必要があるのか、と問われればそれは違う気がします。
しかし、社会に出ると状況は変わります。時代の最先端に乗っかりながら新しいものを作っていく、時には自分のスタイルを消す、こういったことが強いられることがあるかもしれません。そんな時にトレンドというものは、世間の流れの中で注目度が高まり、なおかつ人気を集めているものなので、方向性を指南してくれるものになると思います。
あくまでひとつの方法なので、トレンドを取り入れながら制作していくことによってどのようなものができるのか、ぜひ一度試してみてください。

(2016.6.24)
Yamada Miyu

著者紹介

山田実優Yamada Miyu

武蔵野美術大学でグラフィックデザインやパッケージデザイン、ブランディングデザインを主に勉強しています。 舞台鑑賞や洋服巡りが好きです。
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