ペンを取ってはじめよう!自己分析が進む3つのフレームワーク

top-min

就活をする上で常について回るのが「自己分析」という難問です。自分を見つめ直すというのは意外に骨が折れる作業で、ただ考えているだけでは思考を終着させるのが大変です。そこで今回提案するのがフレームワークを活用した自己分析、見た通りに書いていけばできる便利な方法です。この記事では、自己分析が進む3つの方法をご紹介いたします。
編集・執筆 / ASAMI KIMURA, AYUPY GOTO

自己分析は何のためにするの?

自己分析とはその名の通り「自分」を「分析」する作業のことで、就職活動を始める上で最も重要となる準備です。自分のことなんて分かっているのでは?と思う人もいるかもしれませんが、それを明確にし、実際の行動の指針にすることは簡単ではありません。

自己分析を行うのは以下のような理由からです。

・自分の本当にやりたいことを見つけるため
・自分の過去、現在を知って未来を想像するため
・自分にマッチした企業を見つけるため

上記に伴い、自己分析は直接的な選考対策としても威力を発揮します。エントリーシートや面接選考の質問にすぐ対応できるような、自分についての引き出しを作ることができます。志望動機、自己PRといったベーシックな質問だけではなく、少し変わった聞き方の質問にも臨機応変に答えられるようになっていきます。

フレームワークとは何か

フレームワークとは、何かを決める際の思考パターンを枠組み化した作業方法です。誰でもできる規則化された方法となっており、これを利用することで効率よく結果に辿り着くことができます。

フレームワークは主にビジネス上の問題を明確にしてその後の方向性を見出すのに使われますが、これを個人で行うことで自己分析に応用することができます。

はじめてみよう!

  • 1. マインドマップ
  • 2. 人生曲線
  • 3. swot分析

1. マインドマップ

マインドマップを描く目的:自分に関する情報の整理

【例】
マインドマップ見本
【書き方】
まず、紙の真ん中に自分(セントラル・イメージ)を置きます。できればカラフルで目立つようなイラストを描きます。マインドマップはそれ自体が記憶に残ることも大事だからです。そこからカテゴリとして太い枝(メイン・ブランチ)を数本描き、項目としてその先の枝(サブ・ブランチ)を増やしていきます。カテゴリは色分けして関連を明確にし、どんどん細かい情報を引き出してきます。

マインドマップを描き終えたら、全体の情報を俯瞰しながら自分にとって重要なワードを目立たせたりします。マインドマップは完成した後に何かに利用するというより、それを考えるプロセスに意味があります。もちろん、描いたものを見ればそのプロセスを簡単に振り返ることができます。

この方法は、項目同士の繋がりが文章に比べると視覚的に分かりやすく、シンプルに書き出すことができます。過去の経験や培ってきた能力など、一覧として見ることができて便利です。多少の時間は掛かりますが、難易度で言えば高くはないのでチャレンジもしやすいはずです。

「マインドマップ」で画像検索をすると、多くのカラフルなマップが出てきますので参考にしてみてください。

2. 人生曲線(ライフライン)

人生曲線を描く目的:自分の感情を動かすものに気付く

【例】
人生曲線見本
【書き方】
横軸に時間軸(年齢)、縦軸に感情の浮き沈み(人生の幸福度)をとり、それらを滑らかな曲線でつなぎグラフのようにします。例では0歳から始めていますが、グラフの開始時はいつでも構いません。グラフの山の部分や谷の部分には、あなたの人生の中で印象に残っているイベントがあるはずです。それらのポイントには「出来事」と「自分の感情」などを書き込んでいきます。過去の自分がどう感じていたかが重要なので、周りから見れば良い出来事でも、そこに自分の感情が乗っていなければそのように描きます。

人生曲線を描くには、自分の過去と向き合う必要があります。嫌だと思う時期も時系列にしたがって思い出さなければいけないかもしれません。しかし、そうやって自分自身と向き合うことこそがこの作業の大切な部分です。

人生曲線を描き終えたら、それを眺めてみましょう。自分はどんなときに幸福を感じるの傾向がわかると、自分の人生とって重要なことが見えてきます。それがつまり、どんな自分になりたいのか、どんな企業が自分に合っているのかを考える重要な道具になります。

3. swot分析

swot分析をする目的:目標に対するアプローチを決める

【例】
swot分析見本1-min
【書き方】
swot分析は前の二つとは異なり、目標に向けて自分の分析をするのに使う方法です。
swotとは、

  • ・Strength(強み)
  • ・Weakness(弱み)
  • ・Opportunity(機会)
  • ・Threat(脅威)

の頭文字を取ったもので、それぞれの項目について図のように紙を4つに区切って書き出します。図の縦方向は内部環境〜外部環境、横方向はプラス要因〜マイナス要因となっています。

swotを書き出すことができたら、新しくクロス表を作ってそれぞれの項目を掛けあわせます。クロス表の分析では、今後の戦略を考えることができます。例えば「強み×機会」にあたる部分に積極的に取り組んでいく、「弱み×脅威」の部分は回避に徹する、といったようにです。

【例】
swot分析見本2-min

swot分析は自己分析だけではなく企業研究にも役立てることができます。

最後に

いかがでしたか?
「就活始めにはまず自己分析をするべきだ」といっても、どこから手をつけていいのか分からないことがあると思います。しかし、上記のようなフレームワークから始めてみれば、作業としても取り掛かりやすくなるのではないでしょうか。それだけでなく、自己分析を視覚化しておくことは、選考前などにも容易に見返すことができる点で大変便利です。まだ自己分析になかなか手がつかないという人も、これらの方法をぜひ試してみてください。

(2015.12.29)
Asami Kimura

著者紹介

木村麻美Asami Kimura

横浜国立大学大学院環境情報学府修了。 独学でIT企業のデザイナーへ。 ストーリー性のある音楽や、ポストロック等が好み。
記事一覧へ