就活は「情報収集力」がすべて!?目的を明確にして自分に有利な情報を得よう

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就職活動中は常に情報収集を継続していく必要があり、「就活は情報戦」とよく言われています。近年ではインターネット検索を活用したりと、様々な情報収集の方法がありますが、それらを用いて本当に必要な情報を得られている実感はありますか?手応えを感じていないという人がいれば、それは情報収集の姿勢が間違っているのかもしれません。本記事では「何のツールを使うか」ではなく「どのように」情報収集すればいいのかについて考えていきたいと思います。
編集・執筆 / ASAMI KIMURA, AYUPY GOTO

● 「就活は情報収集がすべて」といっても過言ではない!

就職活動を始めたときは皆、何も分からないところからスタートします。しかし、就活を進めていくにつれ状況を知るようになり、情報を知らなければ何もできないということに気付いていくでしょう。

そのような中で、情報収集を意識するのは次のような場面です。

  • ・業界研究
  • ・企業研究
  • ・就活イベントを調べる
  • ・選考の対策を考える
  • ・選考の状況を知る

就職活動中は必ず上記のどれかを行っていると考えて良いため、就活生には情報収集の必要性が常についてまわるということがわかります。

正しい情報収集をすることで、それぞれの状況において就職活動を有利に進めていくことが可能になります。

● 適切な情報を得ることのメリット

1. 企業が求めているものがわかる

適切に情報を得て、それを整理することができると、その企業がどういった人材を採用したいのかを見極めることができるようになります。すると自分の持つどのような点をアピールすれば効果的であるかが明らかになり、選考にも自信を持って挑むことができます。

2. イベントや説明会の情報を逃さずに済む

当たり前のことですが、ここを失敗しては元も子もありません。せっかく良い企業を見つけたと思ったら募集が終わっていたなど、選考を受けずしてチャンスを逃すような自体は避けるべきです。

3. 業界・企業をよく調べていると評価される

業界・企業のことをどれだけ調べられているか、というのは志望理由や面接中のやり取りの中で自然に見えるものです。企業側からすれば、しっかりと調べて選考に挑んでいる就活生ほど自社に本気で応募していると判断し、評価して当然となります。また、情報収集ができるスキルというものは入社してからも必要になってくるため、その点でも評価してもらえます。

4. 企業とのミスマッチを防ぐ

意外とよくあるのが、選考を進めている最中に「この企業はやっぱり自分に合わないかも…」と思うことです。もちろんはじめのうちは要領がわからなくても仕方がないですが、十分に調べた上でそういった企業がいくつか出てくると、説明会を聞いただけでもある程度の判断が利くようになります。そのため、企業を良く調べることにより応募の無駄を減らすことができ、そのぶん他の会社に時間を割けるようになります。

● どんな情報ツールを使うとしても、目的意識が大事

ほとんどの人は主にインターネットを情報収集の手段に活用していると思われます。企業コーポレートサイト、就活情報サイト、就活情報メディア、口コミサイトなど、定番の情報収集ツールと言えるものは多数存在し、その他にもSNSなどを含めネット上には膨大な情報があります。これらのツールは大変手軽ですが、そのぶん眺めているだけで情報収集をした気になってしまうのが罠の一つです。

自分が何を調べたいのかを明確にせずに漠然と調べてしまうと、有用な情報を見逃してしまうだけではなく時間の無駄になってしまいます。これは、ネット以外の情報源を参照するときでも同じです。

つまり、就活情報の調べ方のポイントは「情報収集の目的を明確にすること」です。何を調べたいのか、からもう一歩踏み込んで、何のために知りたいのかを改めて考える必要があります。そこまで考慮することで、目にした情報から必要な部分を意識的にピックアップできるようになり、必要とする情報により辿り着きやすくなります。

また、どんな情報にもそれを見て欲しいターゲットが設定されていることが多いです。それを逆手に取り、目の前に溢れる情報に対して自分はどのようなターゲットに当てはまるのか意識し、それを踏まえた情報収集をするのも有効です。
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情報収集の目的の例

例) 「業界研究」を調べる!・・・業界の種類?業界研究の方法? etc.
→ 全く考えていない範囲までも出てきてしまう
何のために知りたいのか
・「クリエイティブ職のある業界を探したい」
・「ES対策をしたい」- さらに細かく絞っていける

例) 「特定の企業」を調べる?社風?将来性?競争率? etc.
→ 項目が多くて重要視することから気がそれてしまう
何のために知りたいのか
・「受けるかどうかを決めたい」
・「逆質問を用意したい」- 利用できない情報を排除して考えることができる

さらに、調べた情報については知って終わりにするのではなく、必要な情報だけ後から見直すことができるようにわかりやすく整理しておくことも必要です。「あのとき調べたけど結局どういうことだったっけ?」となると、ここでも時間の無駄が発生してしまいます。さらに、自分なりに情報を整理する作業自体がそれまでの考えをまとめる良い機会となるのでオススメします。
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● 誰もが知っている情報以外を知ることがカギ!

誰もが知っている情報に対して取り残されてしまっては問題ですが、誰もが知っている情報だけを持っていても、情報戦を制すことはできません。また、最新の情報を収集しないことには意味がありません。

他の人には必要なくても自分に必要な情報はありますし、重要なように言われていても自分に必要のない情報もあります。必要のない情報にあたってしまうと惑わされることもあります。すなわち、膨大な情報の中から今の自分にとって最適かつ新鮮な情報を得ることを意識するべきです。ですが、それは自分から膨大な情報源にアクセスするだけではどうしても十分になります。

自分に必要な情報を効率よく収集するための一番の方法といえば、ズバリ「人に尋ねる」ことが基本中の基本です。積極的に会社訪問をしたり、説明会などのイベントに直接足を運び、社員の方や業界に詳しい方と話せる機会を作りましょう。一方的にメディアを調べるのと違い会話の中に自分の状況が反映されるので、より効率的に、世に溢れている情報とは異なる情報を収集できる可能性があります。ある程度個人的に情報収集をしたと感じたら、今度は情報のための行動を起こしてみましょう。

● 最後に

情報収集に関する条件というのは、人によってそこまで異なるわけではありません。結果的に情報をたくさん持てる人とそうでない人の違いは、情報を求める姿勢ではないでしょうか。就活において非常に重要な位置を占める情報収集、これまでなんとなくやっていたという人は、これから意識を変えてみてはいかがでしょうか。

(2016.2.26)
Asami Kimura

著者紹介

木村麻美Asami Kimura

横浜国立大学大学院環境情報学府修了。 独学でIT企業のデザイナーへ。 ストーリー性のある音楽や、ポストロック等が好み。
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