見て、触って、楽しむ紙を見つけよう!紙専門店の魅力とは

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冊子、カード、ポスター……その他にも、多くのプロダクトに紙は利用されています。しかし、紙の魅力は情報やイメージを描くだけにとどまりません。今回は紙の魅力と共に、様々な色や質感の紙を取り揃える紙専門店についてご紹介します。
編集・執筆 / Haruna Kawanabe, AYUPY GOTO

目次

  • 1.紙の歴史
  • 2.印刷だけではない、紙の世界
  • 3.紙専門店
  • 4.最後に

1.紙の歴史

紙はもともと文字を記録するために生まれ、技術の発展や時代の変遷と共に日常生活や創作へと浸透していきました。
その歴史は古く、紀元前にまで遡ります。「paper」の由来とされる「papyrus」紀元前3000年からなる古代エジプトで使用されていたパピルス紙です。パピルス紙とは言いますが、実際はパピルスという植物の茎の繊維を絡み合わせて、膠着させたものなので正確には紙ではありません。
また、世界最古の紙といわれる紙は中国で出土したものです。前漢時代の地図が描かれ、紀元前150年頃のものと推定されています。
現代の生活では常に目にする紙ですが、元々は1枚1枚を手で生成していたため、限られた人にか手に入れることができませんでした。その紙が様々な改良を経て、現在の紙になったのです。
また、紙には素晴らしい特徴が多くあります。まずは加工のしやすさ、そして様々な原料から生成できるというものです。紙は植物繊維以外の原料を用いて生成することができ、羊皮紙やストーンペーパーのような紙が実在しています。

2.印刷だけではない、紙の世界

紙といえば印刷や、なにかを書くために利用することが多いと思いますが、折り紙のような遊びやペーパークラフトのような紙の加工のしやすさを活かした作品が数多くあります。さらに紙には光沢凹凸強度などそれぞれ個性があり、それが作品に深い味わいを与えています。
例えばダイアナベルトラン・エレーラさんの作品は鳥の細部にまでこだわったリアリティの高い紙作品を造っています。部分によって紙の質感を変え、羽の質感を表現しているのが画像からもわかります。
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http://www.dianabeltranherrera.com/projects.html

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http://www.thisiscolossal.com/2013/07/new-paper-birds-from-diana-beltran-herrera/

3.紙専門店

紙はデパートや家電量販店で購入できます。しかし、実それよりも多くの種類の紙が世の中には存在し、紙専門店でないかぎり入手するのが困難なものもあります。今回は見て触れるだけでも楽しい紙専門店をご紹介します。

竹尾

紙のプロフェッショナルと聞いてまず上がるのが、このお店でしょう。各地に支店を持ち、紙に関係する様々なイベントも実施している紙専門店です。
見本帖では豊富な種類の紙を自分の手でとり、確認することができます。
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http://www.takeo.co.jp/finder/mihoncho/

見本帖本店
東京都千代田区神田錦町3-18-3
青山見本帖
東京都渋谷区渋谷4-2-5 プレイス青山1F
竹尾見本帖 at Itoya
東京都中央区銀座2-7-15 G.Itoya 7F
大阪見本帖
大阪府東大阪市高井田中1-1-3

Papiearium

紙の購入以外にも、物作り用の道具やクラフト教室が楽しめる紙専門店です。紙を楽しむをコンセプトにした紙専門店で、店の雰囲気も明るく、小物が多いお店です。
papiearium
https://papierium.jp/

株式会社 伊東屋
新潟県新潟市中央区上所1丁目9-7

紙舗 直 PAPER NAO

アンティーク紙や羊皮紙を取り扱う紙専門店です。店主さんの紙への愛情やこだわりは、紙との出会いだけでなくここでしか得られない経験を与えてくれます。
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http://www.papernao.com/

紙舗 直 PAPER NAO
新潟県新潟市中央区上所1丁目9-7

Winged Wheel

紙専門店ではありませんが、ギフトカードや名刺、贈り物で使えるギフトボックスなど、各種 紙に関係するものをオーダーして製作できるお店です。結婚を控えた若い女性の間で、特別な贈り物を紙からこだわれるという理由から、話題となっています。
winged-wheel
https://www.winged-wheel.co.jp/top/shops/#2

ウィンド・ウィール表参道
東京都渋谷区神宮前4-5-4
ウイングド・ウィール心斎橋
大阪市中央区南船場3-6-14

4.最後に

近年、デジタルメディアの普及によりデザインにとどまらず多くの表現物がデジタルへと移行していますが、記録としてちゃんと残すのなら紀元前から残る紙を忘れてはいけません。今後も使う可能性があるポートフォリオはいつデジタルメディアが変化するか、また作品データが壊れるかもわからないので、ストックように紙のポートフォリオを残しておく必要があります。
また、紙を知ることで深まる作品や紙と出会うことで広がる分野があります。紙それぞれの原料や質感、使い心地を是非自分の手で感じてみてください。

(2017.2.23)
HarunaKawanabe

著者紹介

川鍋春菜HarunaKawanabe

多摩美術大学 美術学部 情報デザイン学科 情報デザインコースに 所属しています。UI/UXやサービスデザインについて勉強しています。 趣味はアニメ、アナログゲーム、デジタルゲームなどなど。
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