新宿から2時間内で行ける!建築や庭園が美しい美術館紹介

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みなさんは普段、美術館に足を運びますか? また、その際に何を求めて行きますか?
美術館に行き、素敵な作品に出会うことは感動や刺激を与えてくれますが、それだけではありません。
今回は数ある美術館の中から、作品や展示だけでなく、場所自体が魅力的で、雰囲気や建築、美術館に行くまでの道のりまで楽しめる、そんな視点からおすすめしたい美術館を東京都・新宿エリアから2時間程度で行ける範囲内で、ご紹介したいと思います。
編集・執筆 / NISHIDA, AYUPY GOTO

● 美術館に行こう!

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文部科学省の統計によると現在日本国内で一定規模以上の美術館は、1000軒以上もあるそうです。
今回の記事では【建物】・【庭】・【街歩き】・【世界観の体験】の4つのポイントに分けて、魅力的な美術館をご紹介したいと思います。

● 何度も行きたい!おすすめ美術館!

建築を楽しめる美術館

展示を目当てに行くのも良いですが、建築を目当てに訪れてみるのはいかがですか?

▼ 国立西洋美術館

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(http://museum.tachikawaonline.jp/15_kokuritsuseiyo2/images/top.jpg)

 
20世紀以降の建築に多大な影響を与えたル・コルビジェが、日本に残した唯一の建築作品である国立西洋美術館は、2016年に世界遺産に登録されました。建築のみどころを解説した音声ガイドの貸出も行っているので、実際に建築を見ながら解説を聞くことも出来ます。

【国立西洋美術館】
・ 常設展 9:30-17:30
  金曜・土曜日 9:30-20:00
  企画展 9:30-17:30
  金曜日 9:30-20:00
  月曜日休館 ※祝休日の場合は翌火曜
・ 住所:〒110-0007東京都台東区上野公園7番7号
・ WEBサイト http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

▼国立新美術館

(http://www.gotokyo.org/jp/kanko/minato/spot/images/01_320.jpg)

 
黒川紀章氏の設計による波打つガラスの壁が幻想的で、近未来的な雰囲気の、国内で最大級の展示スペースを持つ美術館です。館内には、巨大な逆円錐の上にレストランがあります。

【国立新美術館】
・ 企画展 10時~18時(入場は17時30分まで)
※会期中の毎週金曜日は20時まで(入場は19時30分まで)
 公募展 10時~18時(入場は17時30分まで)
・ 休館日:毎週火曜日(祝日又は振替休日に当たる場合は開館し、翌平日休館。)
・ 住所:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
・ WEBサイト http://www.nact.jp/

▼ 弥生美術館・竹久夢二美術館

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(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e6/Appearan
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高畠華宵の作品をはじめとする、明治・大正・昭和の挿絵画家によるレトロ・浪漫な作品が蒐集・展示される弥生美術館と、都内で夢二作品を鑑賞できる唯一の美術館である、竹久夢二美術館が隣接しています。
建物はレトロで美しく、作品と共に大正ロマンの世界にひたることができます。
また、月に一度、併設のカフェで行われる「ロマン写真館」では、レトロな着物姿で、まるで夢二作品の美人画のような写真を撮ることが出来ます。

ロマン写真館

【弥生美術館・竹久夢二美術館】
・開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
・休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
     展示替え期間中、年末年始
・住所:弥生美術館 〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 
    竹久夢二美術館 〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-2 
・ WEBサイト http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

 

庭や自然を楽しめる美術館

美術館には素晴らしい庭園を持っているところもあります。展示を見終わった後に、お庭でゆっくりするのも素敵ですね。

▼クレマチスの丘

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(https://www.clematis-no-oka.co.jp/cno-common/images/facebook.jpg)

クレマチスの丘には、クレマチスガーデン、ヴァンジ彫刻庭園美術館(設計:宗元順三+柴原利紀)、IZU PHOTO MUSEUM(設計:新素材研究所(杉本博司+榊田倫之))、ベルナール・ビュフェ美術館(設計:菊竹清訓建築設計事務所 )、井上靖文学館(設計:菊竹清訓(菊竹清訓建築設計事務所))といった美術館や文学館、地場の食材を堪能できるレストラン、自然公園などが点在しています。美しいガーデンの散策、アートの鑑賞、食などを思い思いに楽しむことが出来ます。

【 クレマチスの丘 】
・ 開館時間:
1月
10:00~16:30
2・3月
10:00~17:00
4・5・6・7・8月
10:00~18:00
9・10月
10:00~17:00
11・12月
10:00~16:30
※各館共通です(入館は閉館30分前まで)
・ 休館日:全施設 / 水曜日(祝日の場合は営業、その翌日休)、年末年始
・ 住所:〒411-0931 静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
・ WEBサイト
https://www.clematis-no-oka.co.jp/site_map/index.html

▼原美術館

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(http://museum.tachikawaonline.jp/9_hara/image/ph1.jpg)

 
アート・デザイン建築・音楽・ダンスなど、最先端の文化を紹介しています。1930年代のヨーロッパ、モダニズム建築を取り入れた建物(原設計=渡辺仁、竣工1938年)は昭和初期の建築史上、貴重な存在といわれているそうです。芝生が広がる中庭の散策を楽しめますし、中庭に面したカフェでは展覧会ごとに作品からヒントを得て作られるイメージケーキなどを食べることができます。日経新聞の「カフェも楽しめる美術館東西ベスト10」では、東日本の第1位となっています。

【 原美術館 】
・開館時間:11:00-5:00
 水曜のみ8:00まで開館(祝日を除く)
(入館は、閉館時刻の30分前まで)
・休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、展示替え期間、年末年始
・ 住所:〒140-0001東京都品川区北品川4-7-25
・ WEBサイト http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

 

▼DIC川村記念美術館

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(http://www.city.sakura.lg.jp/cmsfiles/contents/0000000/740/untitle
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千葉県佐倉市郊外にある、広大な庭園のなかに建つ美術館です。近現代美術のコレクションとしては、日本でも有数の規模をもっています。隣接するDIC総合研究所と合わせて、約30ヘクタール(9万坪)の敷地内は、樹木200種、草花500種を超え、野鳥や昆虫も数多く生息しているそうです。木立のなかを数百メートルにわたって続く自然散策路を歩けば、四季の移ろいを間近で感じることができます。(設計:海老原一郎氏)

【 DIC川村記念美術館 】
・開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
・休館日:月曜日 ※祝日の場合は開館し、翌平日に休館年末年始、展示替期間の臨時休館
・住所:千葉県佐倉市坂戸631番地
 ※東京駅発着の高速バスで約60分で行くことが出来ます
・WEBサイト http://kawamura-museum.dic.co.jp/

 

街歩きも楽しめる美術館

美術館のある場所に到着するまでの道のりや、展示を見終えた帰り道を楽しめるような立地の美術館をご紹介します。

▼ 川越市立美術館

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川越市ゆかりの画家の作品を展示している、常設展示室があります。 川越城二の丸跡にある川越市立博物館の隣接地にあり、川越の蔵造りの商家のデザインを外観に取り入れています。江戸の風情を残す、古い町並みを残している町である川越市に存在するため、美術館に行くまでの道程も小江戸の街歩きを楽しみながら美術にも触れることができます。

【 川越市立美術館 】
・開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
・休館日:月曜日(休日の場合は翌火曜日)年末年始(12月28日から1月4日)特別整理期間
・住所:〒350-0053 埼玉県川越市郭町2丁目30番地1
・ WEBサイト https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/

▼鏑木清方記念美術館

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日本画家鏑木清方の邸宅跡に建てられた記念美術館です。
JR「鎌倉」駅より小町通りを徒歩7分のところにあるので、訪れる際には鎌倉のお洒落なカフェ、甘味処、土産物、雑貨などの店が建ち並び、観光客で賑わう小町通りを堪能することが出来ます。
鏑木清方は吉田五十八の設計による画室を好み、鎌倉・雪ノ下に居を構える際、矢来町の画室を模して採り入れました。 鏑木清方記念美術館では、当時の部材をそのまま使用して再現しているそうです。

【 鏑木清方記念美術館 】
・ 開館時間: 9:00~17:00
・月曜休館(月曜が休日の場合は翌火曜)
・ 住所:鎌倉市雪ノ下1-5-25
・ WEBサイト http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/

▼ 横須賀美術館

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(http://www.museum.or.jp/uploads/imdb/file//museum/00013460/00013460.jpg)

 
横須賀・三浦半島にゆかりのある画家たちの作品を中心に所蔵しています。観音崎の地に立ち、海に面した広場など周囲の恵まれた自然環境を感じることが出来る、絶景美術館としても知られています。(設計:山本理顕設計工場)

【 横須賀美術館 】
・開館時間:10時~18時
・休館日: 毎月第1月曜日(ただし祝日の場合は開館)
   12月29日~1月3日
・ 住所:横須賀市鴨居4-1
・ WEBサイト http://www.yokosuka-moa.jp/

 

世界観を楽しめる美術館

美術館に一歩足を踏み入れたら、そこから先は不思議の世界。作品世界に迷い込んだような体験の出来る美術館はいかがですか?

▼三鷹の森ジブリ美術館

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(http://livingpedia.net/wp-content/uploads/2015/09/0031.jpg)

 
館主、宮崎駿氏のスケッチをもとにデザインされています。アニメーションの原理、原始的なアニメの展示、製作スタジオの風景再現、歴代ジブリ作品の絵コンテなどの資料が見られる他、『となりのトトロ』のネコバスルームには子供が中に入って遊べるようになっていたり、屋上にロボット兵(『天空の城ラピュタ』)がいたりと、入った瞬間からジブリ映画に入り込んだような、不思議な世界に包まれます。(設計:日本設計)

【 三鷹の森ジブリ美術館 】
・ 開館時間 10時~18時(日時指定の予約制)
・休館日:毎週 火曜日
・住所 :〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1丁目1-83(都立井の頭恩賜公園西園内)
・ WEBサイト http://www.ghibli-museum.jp/

▼川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

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(https://dime.jp/genre/files/2012/09/DMA-22.jpg)

 
藤子・F・不二雄の「夢」と「ふしぎ」と「遊びゴコロ」に出会えるミュージアムです。実際に漫画が読めるコーナーや、「ドラえもん」「パーマン」「キテレツ大百科」などでおなじみのキャラクター達に出会える「はらっぱ」、 作品にちなんだオリジナルメニューのあるカフェを楽しむことが出来ます。(設計:日本設計)

【 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 】
・開館時間:10:00~18:00
・休館日:毎週火曜日、年末年始
・住所: 〒214-0023神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8番1号
・ WEBサイト http://fujiko-museum.com/

 

● 最後に

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訪れてみたい美術館はあったでしょうか? オシャレをして出かけてみたくなったり、小旅行気分を味わうことが出来たり、ファンタジーな世界に潜り込むことが出来たり、美術館によって感じられることはさまざまです。みなさんも美術館へ、とっておきの非日常を味わいに行ってみませんか。

(2017.5.15)
nishida

著者紹介

西田歩未nishida

武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻日本画コース在学。読書と標本・剥製集めが趣味です。
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