作品を見た企業が、話しかけてくれる! ViViViTのリアルイベント「ビビビット展」レポート

2019年2月22〜24日、学生デザイナーの合同作品展「ビビビット展」を開催しました。本イベントでは、出展学生が自身のブースに自由に作品を展示し、訪れる企業の方や来場者へ作品についてプレゼンテーションを行います。出展者同士の交流や展示経験だけでなく、今後の就職活動やお仕事につながった方も多くいました。
今回は、主催のビビビット社員・井上が、会場の様子と出展者についてご紹介します!編集・執筆 /YOSHIKO INOUE

●ビビビット展とは?


ビビビット展」とは、株式会社ビビビットが主催する全国の学生デザイナーによる合同作品展示会です。グラフィックデザイン・3DCG・UIデザインの3部門に分かれ、学生が自身のブースで自由に作品を展示します。当日はデザイナーを採用する企業も訪れ、作品を見ながらお仕事や採用について語り合えます。
出展学生にとって、作品発表、他校生との交流、そして企業とコンタクトを取れる場となるよう、”制作にも就職にも役立つ場”を提供できるイベントを目指しています。
 

ビビビット展開催概要

【東京会場】2019年3月28〜30日
【場所】アーツ千代田3331( 東京都千代田区外神田6丁目11-14 )
【詳細】ビビビット展特設サイト


【京都会場】2019年2月22〜24日
【場所】ギャラリーマロニエ(京都市中京区河原町通四条上る塩屋町332 )※京都会場は終了しています



 

●どんな作品があったの?出展者PICK UP!

今回のビビビット展は、公募と学校推薦、ビビビットからのスカウトで出展者が決まりました。審査に集まった作品数はなんと200超!京都会場では、九州や名古屋からの出展者もいらっしゃいました。
出展者32名の中から、数人の作品をご紹介します。

 

UIデザイン部門

成安造形大学 茅野さん

Q.今回の出展作品について教えてください。

茅野さん:「街歩きを楽しくするUIデザイン」という学校のグループワーク課題を、展示のためにブラッシュアップしました。制作するときは、しっかり調査して「問い」を設定することを重視しています。今回は、情報・視覚・聴覚の3つを使って、より街を知り、街歩きが楽しくなるようなアプリを目指しました。

Q.展示方法でこだわったところはありますか。

茅野さん:iPadの使い方です。XDで画面を操作できるようにするのも良いですが、音がメインのアプリなので、音声を動画にして展示しました。また、パネルにはUIデザインのイメージだけでなく、私が制作で大事にしている調査やプロセスの部分も載せました。過程を重視したデザイン業務を行う企業の方に声をかけてもらったり、作品を褒めてもらえたりしたのが嬉しかったです。

 

京都精華大学 川口さん

Q.今回の出展作品について教えてください。

川口さん:近い未来を意味する「ソサエティ5.0」。それは日本が提唱している人間中心の社会で、情報社会である現代の「未来」を指しています。MR, IOT, AI, Blockchainといった技術を中心に世界中の人々は守られ、より人間らしく生きていくことになります。
今回は過去の作品とともに、OMO(Online Merges with Offline)な未来に革新を与えるサービスをデザイン・企画しました。人々に受け入れてもらう為、あらゆるコストを配慮した3段階で展開しています。

Q.展示会の感想と今後について教えてください。

川口さん:作品を見ていただいた企業の方・学生の方に、とてもポジティブなコメントをお声がけいただきました。制作の励みとなっています。ジャンルを超えたデザイナーとの合同展で、普段見られない作品や思考に触れられ刺激的でした!出展されていた全てのデザイナーが作り手として受け手のことを本気で考えていて、お話を聞いてるだけで勉強になり、優しさがありそれを実感する時間が多々ありました。
自分の目標は、イケてるデザイナーになり、イケてるサービスを開発することです。そして、人を愛情たっぷり幸せにします!世界中を幸せにします!

 

3DCG部門

麻生情報ビジネス専門学校 長濵さん

Q.今回作品を展示してみて、来場者からの反応はいかがでしたか。

長濵さん:展示作品は、自分の中で1枚絵としてのクオリティが一定以上あるものを選びました。来場者の方には、作品についての細かいアドバイス、ポートフォリオの見せ方など、さまざまなアドバイスをいただきました。「モデルがよく出来ている」「ライティングの印象が良い」「雰囲気が出ている」などのお褒めの言葉をいただいたのが嬉しかったです。

Q.展示会の感想と、今後について教えてください!

長濵さん:初日の交流会のおかげでいろんな方とコミュニケーションをとることができ、刺激になりました!コンシューマーゲームの背景モデラーとして、ユーザーの心を少しでも動かせるような仕事ができるよう頑張ります。
 

同志社大学 Oさん

Q.出展作品について教えてください。

Oさん:コンセプトアーティスト志望で、かつ幅広く作品制作に携わりたいという思いを伝えたかったので、3D作品に加えて2D作品も入れました。自分の作品の中から、特に好きなものを選びました。

Q.来場者からの反応と、今後について教えてください。

Oさん:さまざまな業界のそれぞれの視点からご意見をいただきました。そのような機会はこれまであまりなかったので、とても新鮮でした。周りの出展者も作品づくりに熱意のある方が多く、楽しく交流することができました。作品を互いに見せ合うことでモチベーションの向上にもつながって良かったです。さまざまな分野に挑戦し、常に新しいことを追い求めてゆけるようなデザイナーを目指していきます!

 

グラフィックデザイン部門

大阪成蹊大学 尾崎さん


Q.今回の出展作品について教えてください。

尾崎さん:私はグラフィックデザインの中でも、プロダクトやパッケージなど「ものづくり」ができる領域を目指しています。今回展示したのは、そんな私が目指す領域の中での代表3作です。そのプロダクトを使っている状況を想定し、ティーバックのパッケージ作品はティーセットを置いたり、朝食をテーマにした作品はランチマットセットを置いたりして、展示方法は工夫しました。「不便をどう解決するか」というところを大切にしているので、パネルにはその思いが伝わるような情報を入れています。

Q.来場者からの反応はいかがでしたか。

尾崎さん:長い時間在廊することで、いろんな人とお話することができました。一般来場の方からはアイデアや形を褒めてもらい、企業の方からはコストの面など実用化するうえでのツッコミをいただきました。「製品化するには具体的にどこを改善したら良いか」を一緒に考えてくれた方もいて、良い機会になりました!
 

京都市立芸術大学 伊井さん


Q.今回の出展作品について教えてください。

伊井さん:これまで取り組んできたタイポグラフィ、エディトリアルデザインの作品を中心に、いろんなジャンルの作品を展示しました。自分自身を表現できるような、これまでの集大成のようなブースづくりを目指しました。
反応がもらえて特に嬉しかったのは、文字の作品です。自主制作なので人に見てもらう機会はなかったのですが、今回、来場者の方にたくさん反応をいただきました。来場者の方とお話するとき、始めは「どうやって作ってるの?」「イラレです」……という感じでしたが、回を重ねるごとに、コンセプトを話すなど、少しずつ改善していきました。

Q.展示の感想を教えてください。

伊井さん:展示に参加した目的は、就活のチャンスになれば……というのが大きかったのですが、同年代の作品や、作者と顔を合わせて話ができる機会はモチベーションにつながりました。
また、自分の展示や他の人のブースを見て、高さのあるものは見やすいんだなとか、壁の使い方でもいろいろあるんだなと発見できました。

▼井伊さんが注目した展示方法①壁に作品をランダムに貼り付ける使い方

▼井伊さんが注目した展示方法②壁を棚にする使い方

 

●次回のビビビット展は3月!東京会場です


今回のビビビット展は、京都・東京会場で開催します。東京会場は「ゲームUI部門」が加わり全4部門、出展者は総勢60名以上です。東京、新潟、北海道……と、さまざまな地域から出展されますので、気になる方はぜひ遊びにお越しください。(※企業の方は予約が必要です。ビビビットまでお問い合わせくださいませ。)
たくさんのご来場、お待ちしています!

ビビビット展開催概要

【東京会場】2019年3月28〜30日
【場所】アーツ千代田3331( 東京都千代田区外神田6丁目11-14 )
【詳細】ビビビット展特設サイト

●最後に

学生が作品を展示して企業とつながれるリアルイベントはこれまでも実施してきましたが、今回は初の「関西会場」そして「複数部門同時開催」でした。
美術系学校が多い関西圏ですが、意外と学生同士の交流は少ないのだとか。これから同じ代で就活を始める、学生同士の交流が大きな刺激となったようです。来場企業と関わるなかで作品のブラッシュアップすべき点に気づいたり、新たな仕事の案件や一次面接の案内が決まったりした方もいらっしゃいました。
期間中は積極的に在廊し、来場者やスタッフとたくさんコミュニケーションをとってくれた関西の学生さん。「自分の作品について知ってほしい!」「他の人の作品も知りたい!」という勢いを感じました。
出展者のみなさん、ありがとうございました!

過去に行った同様の展示会

▼UI展(2018年)

毎日触れる、私達の一番身近なデザイン。学生によるUIデザイン作品合同展「UI展」レポート



▼ゲーム展(2018年)

ゲーム業界を目指す、等身大の作品たち。学生たちによるゲーム作品合同展「ゲームアーツ展」レポート



▼UI展(2017年)

日本初!学生が制作したUIデザインの作品展”UI展”レポート


 
 
最後に、今回のデザイナーを目指す学生が企業に作品を見てもらい、直接コミュニケーションを取れるというしくみは、ビビビット社が運営する「ViViViT」にも共通しています。このイベントはリアルな場でのコミュニケーションでしたが、サービスを利用すると、お家でも企業とコンタクトを取ることが可能です。
この展示に興味を持った方は、サービスも見てみてくださいね。
ViViViTを見てみる!
 
 

(2019.3.11)
Yoshiko Inoue

著者紹介

井上佳子Yoshiko Inoue

女子美術大学卒業。 ビビビット社で、全国のデザイン・美術の学校へ行く仕事をしています。 ビビビットTwitterでもつぶやいてます( ^^ )/
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