距離を超え、作品でつながろう。ビビビット展オンラインで開催

デザイナー志望の学生が、企業と直接コミュニケーションを取れるイベント「ビビビット展」。2020年夏は初の試み・オンラインで開催しました!出展者も、来場企業も、一般来場のお客様も。全国各地からアクセスいただいた展示の様子をお届けします。
時勢に合わせて変化し続ける「ビビビット展」にご注目ください!編集・執筆 /YOSHIKO INOUE デザイン /SHUSEI TANAKA , HINAKO MIYOSHI

● ビビビット展とは?2020年はオンラインで開催!

「ビビビット展」とは、(本メディアの運営会社でもある)株式会社ビビビットによる全国の学生デザイナーの選抜作品展です。ポートフォリオ型就職サービス「ViViViT(ビビビット)」を運営する強みをいかし、イベントには「デザイナー採用予定のあるクリエイティブ企業」を招待しています。
学生の展示経験企業とのコミュニケーションの場を提供すべく、毎年夏・冬に実施してきました。

2019年の様子

しかし2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リアルな場でのイベントは開催できない状況に。デザイナーを目指す学生の日常生活も、授業のオンライン化や登校制限など例年とまるで違うものになってしまいました。
一度は開催取りやめも検討しましたが、デザイナーを志す学生の発表の場、そして企業とのつながりを作れる場を絶やさないという想いから、今年はオンラインで開催することに!
「うちでビビビット展」と名付け、全国各地から34名の学生さんに参加していただきました。

「うちでビビビット展」開催概要

【日程】2020年8月5〜7日
【会場】自宅(オンラインイベントツールRemoを使用)
【特設サイト】https://www.vivivit.com/events/vivivit-ten
【出展人数/学年】34名/2022年卒
【展示ジャンル】体験デザイン(サービスデザイン、UX/UI)

 

● オンライン展示会ってどうやるの?当日の様子

①展示
当日は、オンラインイベントツール上にバーチャル展示空間を用意しました。
出展者は個人ブースにプレゼンボードをアップロード・配置します。リアルイベントのように什器を置いたりその場でデバイスを触ったりはできませんが、来場者は全員インターネット上にいるため、ポートフォリオやプロトタイプのURLにすぐアクセスできるというメリットがありました。限られたスペースで、それぞれが工夫を凝らして展示設計していました。

▼クリックで拡大できます。サイズや配置に工夫が!

 
②来場者とのコミュニケーション
来場者との会話は、ビデオ通話機能を使います。自分のブースへ来た人へ挨拶をしてプレゼンを始めるときは、リアルイベントと同じように緊張!同じ画面を見ている状態なので、「左上の作品ボードから説明します!」など、補足説明しながらプレゼンを進めていました。
▼お互いカメラをオンに。出展者・来場者それぞれの自宅からお話するのは不思議な感覚!

初の試み「うちでビビビット展」は、オンラインイベントならではの良さも多々感じられる機会となりました。特に「インターネット環境さえあればどこからでも参加できる」という良さは、例年の「移動時間や費用の制約で、遠方出展者がフルタイムで参加できない」「忙しい現場のデザイナーさんがイベント会場に来られない」という課題をカバー。また、関東圏以外の企業の方にもご参加いただき、“オンラインだからこそ”の出会いが生まれました。
リアルイベントには敵わない部分もありましたが、「たくさんのクリエイティブ企業と作品を通してコミュニケーションを取れる」というビビビット展最大のメリットは、リアルイベントを再現できたのではないかと思っています。

● 出展作品を一部紹介!

出展された34のサービスはすべて学生オリジナル。企画からリサーチ、デザインまでを出展学生が行いました。既存作品で応募ののち出展が決まると、普段UIデザイナーとして働くメンターによるフィードバックを受けることができます。
そのように制作された出展作品の一部を、制作者のコメントとともにご紹介!クリックしてご覧ください。

作品制作であまった材料を、必要な人に“おさがり”できるサービス

【COMMENT】気になっていた企業さんから選考で重視されているポイントをお伺いできたり、思わぬ適性職をご紹介いただけたり、とても参考になりました。デザイナーの方からフィードバックを頂くのは初めてで、現場でどうスキルを磨いてらっしゃるのかなどもお伺いできて本当に嬉しかったです。(東京工業大学大学院所属)

▼リサーチで行ったTwitterのアンケートは300以上のリツイート数!

 

猫好きと保護猫ユーザーのマッチングサービス

【COMMENT】学校の先生ではない、メンターさんにフィードバックをもらいながらの制作は新鮮で、より完成度が増しました。初めてのオンライン展覧会はすごく良い体験になったし、これまで企業さんとの接点がなく困っていたのですがたくさんの方と一度にお話できてとても満足しました。(愛知県立芸術大学所属)

 

“絵文字”をベースに思い出を記録できるアプリ

【COMMENT】ブラッシュアップのなかで自分の弱点とその改善点を早めに見つけることができました。次の作品に繋がるものが作れたと思います!本当にありがとうございました。(武蔵野美術大学所属)

 

時事問題を気軽に話しあえるサービス

【COMMENT】当日はいろんな話が聞けて刺激になったし、サービスデザインのプロから的確なアドバイスをもらえたのが良かったです。(金沢美術大学所属)

 

記事でご紹介できるのはごく一部ですが、他にも「かさばる書類を保管し、スマホで管理できるサービス」「他大学の教授からデザイン指導を受けられるコミュニティサービス」「オンライン飲み会を盛り上げる芸人を呼べるサービス」など、出展者が身近な課題を解決するさまざまなデザインを考えました。
プロのデザイナーとブラッシュアップを行い、展示日にはさらに多くの視点から意見をもらうことができる「ビビビット展」。夏のインターンシップへのお誘いや、その場でViViViTページに「話したい」(ViViViTのスカウト機能)を押された人も!
他の出展者の方からいただいた感想をご紹介します。

自分では気づけなかった専門的な部分のフィードバックをもらえ、自分の興味のある企業さんを見つけることができたので非常にいい経験になりました。(所属:法政大学)

このご時世で、企業さんと密にコンタクトが取れると言うのは本当に貴重だと感じました。(所属:東北芸術工科大学)

たくさんの企業と1対1で話せ、プレゼンを15回以上させてもらった経験は変え難いものでした!(所属:金沢美術工芸大学)

いろんな企業の人と話せて、さまざまな見方や考え方に触れる機会があったことや、企業にも多様なあり方があるのを実際働いている人から聞けるのがとてもよかったです。自分のやりたいこと、やりたくないことなどが明確になってきました。この時期の学生としてはとてもありがたかったです。(所属:愛知県立芸術大学)

正直就活の意識は高い方ではなかったのですが、純粋に企業さんのフィードバックがとても勉強になり、面白いね!と興味を持ってもらえたのが嬉しかったです。そこから企業さんのことも知りたいなと思える場面がたくさんありました。その場で「話したいボタン」を押してもらえたのも就活のモチベーションになりました。
このような企業と学生を繋げる機会は思った以上にお互いの刺激を与えたり意識を変えるものだと身をもって感じました。(所属:東北芸術工科大学)

いろんな企業の方とお話することができ、有意義な時間となりました。納得のいく作品で展示ができたため、UIデザイナーとして就職することも考えるようになりました。UIの部分はもう少し改善して、自信を持ってポートフォリオに入れられるような作品に仕上げていきたいと考えています!
不安な点をその都度解決しながら進めることができました。ありがとうございました。(所属:武蔵野美術大学)

 

● デザイナーさん、人事の方がオンラインで!参加企業紹介

2日間で73社のクリエイティブ企業にオンラインにてご参加いただきました。リアルイベントでは密になってしまい大変……というくらいの数ですが、デザイナーさん・人事の方がそれぞれのご自宅や会社から参加されました。

参加企業一部抜粋

LINE株式会社/Sansan株式会社/サイボウズ株式会社/株式会社サイバーエージェント/株式会社ディー・エヌ・エー/株式会社日立製作所/株式会社マネーフォワード /株式会社ユーザベース 他(敬称略)

● 最後に

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、始まる前から不安が大きい2022年卒の就職活動。しかしどのような状況でも、採用されるレベルに自身のスキルを引き上げることが求められ続けます。それはとても大変なことですが、私達は「ビビビット展」というかたちで、作品をより良くしたい・次につながるチャンスを得たい人たちを応援していきます!
次回のビビビット展情報はViViViTのユーザーメルマガやTwitter(@vivivit_jp)で更新しますので、ぜひチェックしてくださいね。
出展者の皆さま、来場企業の皆さまありがとうございました!
 

■出展しなかった人も。ViViViTで企業とつながろう
今回は出展しなかったけど、就活に向けてなにか始めたい……という方は、ぜひポートフォリオ型就職サービスViViViTを活用してみてください。自身のマイページに作品を投稿して企業とコンタクトがとれます。作品を投稿して、秋・冬のインターンシップ情報や、面談のチャンスを獲得しましょう!
詳しい活用方法はこちら!
 

 

(2020.8.28)
Yoshiko Inoue

著者紹介

井上佳子Yoshiko Inoue

はたらくビビビット編集長。 株式会社ビビビットの社員です。メディアを通し、制作活動やデザイナーの就活に役立つ情報を発信していきたいです! Twitter
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