教科書やテレビなどで見た有名な絵画や作品、一度実物を見てみたい!と思ったことはないですか?昨今では様々なサービスが登場し、WEBを通して世界中の作品がパソコンやスマホで見ることが出来るようになってきました。しかし、実物を見ることでしかわからない作品の魅力があります。特に絵画作品や立体作品は、実物を見て新たに気づくこともたくさんあるはずです。今回は、人生の中で一度は訪れたい、海外の美術館とそこに展示されている作品をご紹介いたします。
編集・執筆 /RINA SAITO, AYUPY GOTO
目次
●意外と知らない?美術館の成り立ち
●来場数が多い、世界の美術館
●世界の「メガギャラリー」の紹介
●最後に
●意外と知らない?美術館の成り立ち
博物館のもとになった!「驚異の部屋」
この「驚異の部屋」は、”キャビネット”とも呼ばれ、ルネサンス期(14〜16世紀)の貴族が、絵画や珍しいもの、楽器、宝石細工などのコレクションを一つの部屋に集めて保管していた場所です。博物館(美術館も博物館のひとつ)の前身とも言われており、17世紀の末には庶民にも「収集趣味」が広まり、哲学者たちの提案によってだんだんと公共的な博物館が建てられていきました。
●来場数が多い、世界の美術館
【フランス】ルーヴル美術館(Musée du Louvre)
ルーヴル美術館は、フランスを代表する有名な美術館です。美術館といえばルーヴル美術館の名前を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。パリの中心部に位置し、いつも多くの観光客で賑わっています。主に古代エジプトからルネサンスまでの作品を収蔵しています。世界的に有名で、歴史的にも価値のある作品が多く展示されているので、一度は行ってみたい!と思っている人も多いのでは?
ルーヴル美術館にある名作
▼「モナ・リザ」 レオナルド・ダ・ヴィンチ
▼「サモトラケのニケ」
▼「ミロのビーナス」
開館時間 9:00-18:00(月/木/土/日)
9:00-21:45(水/金)
休館日 火曜日・1/1・5/1・12/25
HP https://www.louvre.fr/jp
住所 Rue de Rivoli, 75001 Paris, france
【アメリカ】メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)
メトロポリタン美術館は、アメリカのニューヨーク市マンハッタンにある美術館です。世界最大級の「私立」の美術館であり、古今東西の歴史的価値のある古代の作品〜現代の作家の作品まで300万点を超える収蔵品があるのが特徴です。その他にも、ファッションイベントの「メットガラ」も毎年開催されています。服飾部門の企画展もメットガラのオープニングパーティーで行われていて、私立ならではの寄付を集める役割になっています。
メトロポリタン美術館にある名作
▼「八橋図屏風」 尾形光琳
▼「グランド・ジャット島の日曜日の午後」 ジョルジュ・スーラ
開館時間 10:00-17:30(日/月/火/水/木)
10:00-21:00(金/土)
休館日 感謝祭・5月第1月曜・1/1・12/25
HP https://www.metmuseum.org (英語)
住所 1000 5th Ave, New York, NY 10028, USA
【台湾】国立故宮博物院
国立故宮博物院は、台湾の台北市にある博物館です。主に、中国の文化・歴史や芸術品を中心に展示しています。収蔵作品の系統などが西洋や欧米の美術館とはまた違い、オリエンタルな雰囲気が味わえると思います。キャンバスに油絵の具で描かれた絵画ではなく、墨で描かれた中国の絵画や、超絶技巧とも呼ばれる細かな彫刻が施された作品が多く見られます!
国立故宮博物院にある名作
▼「翠玉白菜」
<引用 | https://ja.wikipedia.org/wiki/国立故宮博物院#/media/File:Jade_cabbage_closeup.jpg >▼「肉形石」
<引用 | https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=151&post=103359 >▼「雕橄欖核舟」
<引用 | https://www.npm.gov.tw/exh98/carvings/jp_04.html >
開館時間 8:30-18:30
8:30-21:00(金/土)
休館日 なし
HP https://www.npm.gov.tw/ja/
住所 No. 221, Sec 2, Zhi Shan Rd,
Shilin District, Taipei City, 台湾 111
【イギリス】大英博物館(British Museum)
大英博物館は、イギリスのロンドンにある博物館です。紀元前や収蔵品はコレクターからの寄付された作品が多く、世界中の美術品が集められ、展示されています。
入場料は無料で、常設でも15万点ほどが展示されおり1日で見切れないほどの収蔵品があるのが特徴です。何日かに分けてゆっくり鑑賞するのがオススメです!
大英博物館にある名作
▼「ロゼッタストーン」
<引用 | https://artsandculture.google.com/asset/the-rosetta-stone/DgH6pMM1guUUPA?hl=ja >▼「エルギン・マーブル」
<引用 | https://ja.wikipedia.org/wiki/エルギン・マーブル#/media/File:Elgin_Marbles_east_pediment.jpg >▼「ウルのスタンダード」
<引用 | https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルのスタンダード#/media/File:Denis_Bourez_-_British_Museum,_London_(8747049029)_(2).jpg >
開館時間 10:00-17:30
10:00-20:30(金)※一部のみ
休館日 1/1・毎月24,25,26日
HP https://www.metmuseum.org
住所 Great Russell St, Bloomsbury, London WC1B 3DG イギリス
●世界の「メガギャラリー」の紹介
ガゴシアン・ギャラリー
<引用 | https://www.courthousenews.com/art-collector-casts-koons-gagosian-partnership-as-blatant-ponzi/ >
HP https://www.gagosian.com
ガゴシアン・ギャラリーは、アメリカを中心に展開するギャラリーで、村上隆さん、草間彌生さん、ジェフクーンズさんなど多くの有名なアーティストを扱っています。
アメリカのアートマーケットを引っ張る存在として、常に注目を集めているギャラリーのひとつです。
ギャラリー・ペロタン
<引用 | http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2017/05/perrotin-tokyo-gallery.html >
HP https://www.perrotin.com
ギャラリー・ペロタンは、フランスのパリを中心に展開するギャラリーで、タカノ綾さん、KAWS(カウズ)さん、ソフィ・カルさんなどのアーティストを扱っています。
2017年には東京にもギャラリーをオープンしました。建築家のアンドレ・フー氏が新しく設計した空間で、国際的な展示を日本でも鑑賞することができます。
●最後に
生きているうちに見たい、やりたいと思っていることは、「いつかはやろう」と後回しにしがちです。しかし、思い切って一歩踏み出せば、世界中にある行きたい場所も意外と簡単に行けてしまうことに気づくと思います。美術館は展示作品だけでなく、建物自体も歴史的価値があったり、有名な建築家による設計だったりと見どころがたくさんあります。
興味がわいた人は、ぜひ雰囲気や展示風景を含めて体験してみてください!
(2018.7.19)
著者
はたらくビビビット
ポートフォリオとデザインのリファレンスメディア