クラウドソーシングでデザインの仕事に挑戦!学生のうちから実績を積もう

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近年、新しい働き方の一つとして注目されている「クラウドソーシング」サービスをみなさんはご存知でしょうか。もともとフリーランスの方や、副業を積極的にされている方々が活用しているようなサービスでしたが、実は学生の皆さんも活用することができるんです。クラウドソーシングのマッチングサイトはデザインに関する案件が沢山あります。デザイナーを志す学生にとっては、自分自身の経験を積むことができ、報酬を得るチャンスあるなど、挑戦する価値は大きいといえるでしょう。この機会に、クラウドソーシングについて知り、挑戦してみてはいかがでしょうか。
編集・執筆 / MAMI INUZUKA, AYUPY GOTO

目次

  •  1.クラウドソーシングとは
  •  2.お仕事のタイプはコンペ形式とプロジェクト形式の二種類
  •  3.学生がクラウドソーシングによって得られるメリット
  •  4.デザイナーにオススメのクラウドソーシング
  •  5.注意すること
  •  6.さいごに

1.クラウドソーシングとは

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、インターネットを利用して不特定多数の人に業務を発注したり受注者の募集を行うことを言います。業務の内容は、記事の執筆、翻訳、作曲、ロゴデザイン、アプリ開発、イラスト制作など多岐に渡ります。基本的にすべてインターネットを通して仕事が完結するため、場所や時間は問わず、新しい働き方の一つとして注目されています。
そして、近年ではクラウドソーシングによって「仕事を発注したい人」と「仕事を受注したい人」をマッチングさせるサービスも充実してきているため、誰でも簡単に利用することが可能になっています。

2.コンペ形式とプロジェクト形式

クラウドソーシングでは仕事のタイプが二種類に分けられていることがほとんどです。
 

・コンペ形式
クライアントが不特定多数のデザイナーに対して作品の募集を行う形式です。募集期間中であれでは誰でも作品を提出することができます。そして最終的に集まった作品の中から、クライアントが気に入ったものを選択します。報酬は通常、クライアントが選んだデザイナーのみに支払われます。ロゴ制作やアイコン作成などはコンペ形式である場合が殆どです。
 
・プロジェクト形式
クライアントが、募集する案件に対してマッチすると思ったデザイナーを一人選び、お仕事を発注する形式です。したがって、募集の段階ではデザイナーは作業や業務の説明、見積もり、場合によっては過去の制作実績などをまとめて提案します。その後、クライアントがマッチすると思ったデザイナーとやり取りを行い、細かな打ち合わせを行った後、正式にお仕事が発注されることとなります。

 
主にこの二つのタイプが存在しますが、初めてクラウドソーシングに挑戦するという方は、コンペ形式のものが気軽に参加できていいでしょう。

学生がクラウドソーシングによって得られるメリット

それでは、デザインを学ぶ学生がクラウドソーシングによって得られるメリットはどのようなものがあるのかみてみましょう。
 
・技術を磨くことができる
デザインの技術を磨くためにはやはり実戦的な経験を積むことが大切です。学校の課題や個人の趣味での制作ももちろん大切ですが、実際にクライアントの求めるものを制作することで、しっかりと技術を磨いていくことができます。

 
・報酬を得ることができる
クラウドソーシングで受ける仕事も立派な仕事のひとつです。学生であっても、しっかりと求められるものを形にすることで収入を得ることができます。デザインの技術を磨きながら報酬も得られるというのは、学生にとって大きなメリットとなるでしょう。

 
・社会を知ることができる
クラウドソーシングでは、自分自身で実際にクライアントとやりとりをすることになります。どのように連絡をとり作業を進めていくのか、クライアントの要求をどのように満たしていくのか、更には納期を守って作業をする、といったような社会に出てから必要とされるスキルを知ることができます。

 
・自信をつけることができる
学生であっても実際にクライアントを持ち、仕事として制作を行っていくことで、自信にもつながります。自分の作品作りだけでは社会でどの程度通用するのかということを測るのが難しいですが、クラウドソーシングを通して自分自身のレベルを知ることができるでしょう。

 
・刺激を受けることができる
コンペ形式の場合、他のデザイナーの方々がどのような作品を提出しているのかを見ることができる場合があります。同じ案件に対して、他のデザイナーがどのような提案をしているのかを知ることで、刺激を受けることができるでしょう。

4. デザイナーにオススメのクラウドソーシング

それでは、デザインを学ぶ学生にオススメのクラウドソーシングを紹介します。
 

国内のデザイナー向けサービス

・ランサーズ
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http://www.lancers.jp/
国内で初めてのクラウドソーシングサイトで最大級の規模を誇ります。専任のサポートスタッフがいるなど、初心者にも安心なサービスです。

 
・クラウドワークス
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https://crowdworks.jp/
デザインに関する案件が多いのが特徴。さらに、オンライン学習サービスのスクーと連携していて、クラウドワークス会員向けの講座を無料で受講できます。

・MUGENUP(ムゲンアップ)
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http://mugenup-hr.com/
イラスト・漫画・アニメ・3Dなど、クリエイティブ制作特化のクラウドソーシングサービスです。他のサービスと仕組みは違いますが、ポートフォリオに作品を投稿すれば、あなたの作風にマッチする案件を社内スタッフさんが案内してくれます。

 
・クリ博
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https://www.onlinework.jp/
上記のサイトに比べると案件数が減ってしまいますが、報酬の受け取りが早いことや、手数料の安さが特徴です。 

 
 

国内・海外のデザイナー向けサービス

 
・designclue
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http://www.designclue.co/
デザインに特化したクラウドソーシングサービスです。世界中のデザイナーが集まっています。コンペ形式のみを採用していて、提案された作品一覧では、どの国のデザイナーからの提案であるのかが、アイコン表示でわかるようになっています。
 

・99designs
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https://99designs.jp/
こちらもクリエイターに特化したクラウドソーシングサービスです。海外のサービスですが、日本語でも利用出来ます。

 
 

初めてクラウドソーシングに挑戦する場合は、ランサーズやクラウドワークスなど、国内向けに特化していて、サポートも充実している、大きなサービスを利用するといいでしょう。

4. 注意すること

クラウドソーシングを利用する際にはトラブルにならないように以下の点に注意しておきましょう。
 

・ビジネスマナーを守る
学生とはいえ、ビジネスマナーを守ることは必須です。
メールでの言葉遣いや、連絡の頻度、納期などには十分に気をつけましょう。

 
・修正依頼への対応
プロジェクト形式ではもちろんですが、コンペ形式で作品を提案した場合でも、クライアントから修正依頼が来る場合があります。したがって、提出して終わりではなく、クライアントから連絡がた際にはしっかりと対応できるようにしておきましょう。

 
・著作権の確認
お仕事として引き受ける以上、著作権侵害等の問題が発生してしまうとクライアントに大きな迷惑をかけることになります。 著作権の知識をしっかりと確認しておきましょう。

 
・内容をしっかりとチェックする
依頼される案件の内容をしっかりとチェックしてから取り掛かりましょう。仕事の内容、報酬の支払われ方、必要となる時間など、事前に十分確認してから取り掛かることでトラブルを防ぐことができます。
 

5. まとめ

クラウドソーシングサービスでは、デザイナー向けの案件が多くあります。学生だからできない、ということはありません。クラウドソーシングを利用して、実践的にデザインの技術を磨いてみてはいかがですか。

(2016.1.27)

著者

犬塚茉実

名古屋市立大学 芸術工学部所属。デザイン系の学科に所属していますが、Webデザインは独学で勉強中。Web上での人と人とのつながりに感動する日々です。現在はアメリカのシアトルでビジネス留学をしています。好きなものはコーヒーとタイ料理!

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