内定者が実践したキーワード連想術!デザイン企業の検索効率が圧倒的に違うノウハウに注目

デザイナーになりたいけどどんな企業があるのかわからない。企業を知りたいけど調べ方がわからない……実はデザイナー志望の学生さんのなかには、この「企業調べ」を苦手とする人が少なくないようです。

この記事では、初めて企業探しをする方がすぐに実践できる調べ方を紹介していきます。自分に合う方法を実践してみてください!

執筆 haruno kawana / 編集 YOSHIKO INOUE

まずは キーワードを挙げることから

いざ調べようと思っても、知識0の状態ではどんなワードで検索したら良いのかわからないですよね。「企業調べ」の準備段階として、まずは検索するためのキーワードを探していきましょう!

例えば「ゲーム」、「広告」、「クライアントワーク」、「メーカー」などなど、あなたが気になるワードはなんでもOKです。

好きなものからキーワードを探す

キーワードがどんどん思いつく場合はそのまま検索を繰り返すことで企業調べに近づきますが、「そもそもどんなワードを挙げれば良いかわからない」という方はノートやiPad、マインドマップ作成ツールなどを使ってワード出しをしていくのもおすすめです。好きなことを一覧化するイメージで広げてみてください。

「ゲーム」や「車」、「映画」、「雑貨集め」などなど……なんでもOK!身近な「好き」から楽しく調べていきましょう。

企業HPからキーワードを探す

知ってる・気になる企業があれば、どこか一つ企業のHPを調べてみましょう。そのページから、業種/職種/製品・実績などに注目してキーワードを見つけられます。

好きなものをつくっている会社をキーワード検索する

気になる企業がまだない人は、自分の好きなものを作っている会社を検索で見つけてみましょう。例えば私は、お菓子のパッケージ集めが好きだったので、お気に入りのパッケージを作った企業を調べてみました。

「お菓子の名前 パッケージデザイン 会社」などで検索した画面(イメージ)

するといくつか社名が出てきて、さらに「〇〇という事業領域があるのか」「〇〇デザイナーというものがあるのか」などと知ることができます。それも企業探しの第一歩になります!

さまざまな用語を知ると、作品からもキーワードを見つけられる

筆者・川名は、最終的にメーカーのUIデザイナーに内定したのですが、就活を本格的に意識するまでは「UIデザイン」「UXデザイン」などの用語と、自分がやりたいデザインの内容が合致していませんでした。

「グラフィックデザインの授業の中でアプリの画面デザインはしたことがある」というくらいの意識で、それが「UIデザイン」「サービスデザイン」というカテゴリとは認識していなかったのです。

ですが、その制作が面白かったので「アプリ デザイン」「Web デザイン」など知っている単語でリサーチしてみたら、「UIデザイン」、「サービスデザイン」、「UXデザイン」というキーワードに出会いました。さらにUIデザインの中でも、ゲームUI、精密デザインのUIなど奥深くカテゴリ分けされていることを知りました。

そこから、精密機器やインフラのUIデザインのお仕事をするメーカーに興味を持ちました。他にも上記作品からは、地図/移動/旅行……などたくさん見つかりました。

こんな感じでキーワードが集まったら、より具体的に「企業検索」をして視野を広げてきましょう!

いろんなサービスを使って具体的な企業を検索しよう

①検索エンジンで調べる
②求人サイトで調べる
③ViViViTで調べる
④その他

①検索エンジンで調べる

早速、選んだキーワード+αで簡単に調べてみましょう!

気になる業種があるなら 「医療機器 デザイン」、「インフラ企業

気になる企業があるなら 「XX株式会社 似た会社」「XX株式会社 グループ

希望勤務地があるなら 「XXデザイナー 東京都」「XXデザイナー 関西

など……。

とにかく広く検索できること、サービスに登録することなく検索できることがメリットです。

②求人サイトで調べる

本腰を入れて就活する!となったら、求人サイトで検索しましょう。

検索エンジン上は情報量が膨大なので、就活の情報だけ集めたい時にこちらを活用します。全業種を掲載している求人サイトの場合、ほんのわずかにデザイナー募集をしているという一般企業もよく見かけます。例えば、ホテル経営をする企業で外装・内装のデザインをおこなう、飲食店でメニューや注文機械のUIデザインをおこなう……など。インハウスデザイナー志望の人が、気になる企業を見つけるのにおすすめです。

企業を一社検索すると似た企業を自動で提案してくれるので、関連業種の企業を調べたい時に便利です。このように一般の求人サイトでは、デザイン事務所や制作会社だけではなく一般企業の中からクリエイティブ職を探すことができます。

③ViViViTで調べる

デザイナー・クリエイティブ職に特化して調べたい人は、ぜひViViViTを活用しましょう!

一般の求人サイトでは、母数に対してデザイナー職の取り扱いが少ないため、求人が見つけにくいこともあります。ViViViTでは、「ポジション(職種)」、「業種」、「勤務地」などの条件から、デザイナー・クリエイティブ系の求人を探せます。

またViViViTの「作品検索」機能では、企業の制作物/実績の写真を見て、直感で気になる企業見つけられます。一つ一つ企業のHPを見に行かなくても、いろいろな会社の制作実績をまとめて見ることができるのです。

▼イメージ

私も何気なくこの「作品検索」を見て、素敵だなと思う企業を見つけることができました。ViViViTならではの検索方法で、クリエイター志望にとってとても便利な機能なのでぜひ一度試してみてください!

④その他

その他の企業の探し方も簡単にご紹介します。地道ではありますが、探そうと思えばいろんな方法がありますね。

・教授、先輩、友達に聞く

・インターンで出会った他の学校の人に聞く

・合同説明会に参加してキーワードを集める

ViViViTでスカウトを待つ/企業とのマッチングをねらう方法も!

ViViViTでは、企業検索ができるだけではなく企業からのスカウトを待つこともできます!

作品投稿してプロフィールを更新していると、ViViViTで採用活動をしている企業が見てくれます。そして、「話したい*」という機能でアプローチ・メッセージを送ってくれます。

授業作品や自主制作などなんでも良いので、一つ投稿してみましょう。

▼ViViViTの作品投稿イメージ。筆者もはじめは一作品ずつ、次第にポートフォリオを完成させていった。

「話したい」をもらうために、

・こまめに作品を投稿する

・作品をブラッシュアップして投稿する(前のバージョンも残す)

・自分からも企業のページを見にいき「あしあと*」を残す

などを心がけていました!

私はこれらを実践して、ありがたいことに30社以上の企業さまから「話したい」をいただきました。「話したい」がきっかけで、気になる企業のインターン・本選考の参加にもつながりました!

「話したい」・・・ViViViT上で、デザインチーム(企業)とクリエイター(求職者)がお互いにアプローチできる機能です。「話したい」を押されると、承認する/しないを選ぶことができ、承認したらマッチング成立!直接メッセージで話すことができます。

「あしあと」・・・ViViViT上で、デザインチーム(企業)とクリエイター(求職者)がお互いのページを訪れたときに残る履歴のことです。「あしあと一覧」を確認すれば、どんなチームが自分の作品を見に来てくれたのかわかり、モチベーションになります

最後に

就活が進むと、考え方が変わり想定していなかった業種/職種を志望することもよくあります。企業探しに慣れてきたら、志望分野に限らず幅広い企業を見ておくのも良いと思います。一つの調べ方で行き詰まった時に、この記事が視野を広げる一助となれば幸いです。

企業の探し方に正解はないので、いろいろ試して自分に合う方法を見つけてみてください!

(2024.5.30)

著者

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かわなはるの

静岡文化芸術大学デザイン学部デザイン学科ビジュアル・サウンド領域所属4年。食べることとおしゃべりが大好きです!

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