ユーザーの楽しいを考える!おしゃれなテーブルゲーム

テーブルゲーム1

将棋やチェス、トランプは好きですか?電源を用いず複数人で遊べるこれらのゲームを「テーブルゲーム」と言います。テーブルゲームは実はとても種類が多く、毎年ユニークなものが増えています。テーブルゲームには、人を楽しませるためのアイデアがたくさん詰まっているんです!今回はそんなテーブルゲームの面白さとゲームの設計についてご紹介します。
編集・執筆 / Haruna Kawanabe, AYUPY GOTO

目次

  • 1.テーブルゲームとは
  • 2.おすすめテーブルゲーム
  • 3.テーブルゲームで遊ぶ
  • 4.テーブルゲームから考える遊びのデザイン
  • 5.最後に

1.テーブルゲームとは

実際にプレイヤーがテーブルを囲んで遊ぶゲームの総称のことです。日本では「電源を用いるゲーム=デジタルゲーム」と対比されて「電源を用いないゲーム=アナログゲーム」という俗称もあります。
テーブルゲームには、ジャンルが多く存在します。さらにファンタジーゲームや戦争ゲームなどテーマも多岐にわたります。
テーブルゲームには子供が遊べる直感的なゲームから、大人でも没頭できるような心理戦を中心としたゲームまであります。

ジャンル

ボードゲーム・・・盤上で駒を使って遊ぶ「チェス」など。
カードゲーム・・・カードを用いて遊ぶ「トランプ」や「UNO」など。
ダイスゲーム・・・サイコロを振って遊ぶ「ちんちろりん」など。
タイルゲーム・・・牌を使って遊ぶ「麻雀」や「ドミノ」など。
立体ゲーム・・・「黒ひげ危機一髪」や「ジェンガ」のような遊び。

近年徐々に注目を集めているTRPGもテーブルゲームです。

2.おすすめテーブルゲーム

旅行先でやるのに最適!

ニムト

相手が出すカードを予想する、シンプルでありながらも緊張感あふれる心理戦!前に置かれたカードよりも大きな数字を出していき、出せなくなったらその場に出ているカードを回収。最後に回収したカードに描かれた牛の数が少ない人が勝者になります。
ニムト
http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=92

運で勝つ人もいれば安定した戦略で戦績を増やす人もいる。何度遊んでも楽しいゲームです。

みんながオススメする!初めてのボードゲームならこのゲーム

カルカソンヌ

テーブルゲーム好きがオススメするテーブルゲームです。
絵を繋げて大地を好きなように広げます。その大地に人を置いてポイントをゲットし、競い合います。
大地を繋げる自由度の高さと、ポイントをいかに稼ぐかの戦略が面白さの秘訣です。
カルカソンヌ
http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=841

かわいい水色がおしゃれなゲーム

海底探検

宝物を求めていざ深海へ!サイコロをふって駒を進めます。進めば進むほど高得点の宝石が手に入りますが、深海から戻りにくくなってしまいます。
全員で共有している空気ゲージが無くならないように他のプレイヤーの動きを伺いながら行動しましょう。
海底探検
http://jellyjellycafe.com/tag/sugoroku

かわいいデザインはゲームの面白さとは違うことのようにも思えますが、形が少し変わっていたり、色彩が綺麗に見えるとゲームの期待度が上がり、やっている間もワクワク感じることができます。

芸術的なデザインセンス!世界4大ゲーム

バックギャモン

サイコロを振って、先に自分の駒を全て盤面から出した方が勝ち!運だけのように見えて奥が深い、長期的な戦略が鍵となるゲームです。
バックギャモン
http://item.rakuten.co.jp/kilims/reboard02//
バックギャモンは芸術的細工が映える盤面も特徴です。この盤面を閉じればカバンのように持ち運ぶこともでき、高いデザイン性が伺えます。

手札のカードでピンチを乗り切れ!

キャット&チョコレート

手札には使えるカードから微妙なカードまで!トラブルを解決するために指定された枚数の手札を使ってをうまくやり過ごしましょう。
これは無理!という組み合わせでも想像力と説得力さえあればなんとかなっちゃう想像力を高めるテーブルゲームです。
キャット&チョコ
http://www.cosaic.co.jp/games/cac.html

キャット&チョコ2
http://urx.blue/xHRZ
キャット&チョコレートシリーズは絵柄もテーマも、違うシリーズを混ぜて遊ぶこともできます。

3.テーブルゲームで遊ぶ

テーブルゲームを取り扱う店舗

イエローサブマリン
【場所】全国に店舗有り
全国展開をしている一番行きやすい専門店。中古のテーブルゲームから同人ゲームまで取り扱っています。

すごろくや
【場所】東京:高円寺
子供向けからガッツリやりこめる大人向けまで。迅速で親切な対応が魅力的です。

DDT
【場所】大阪:長堀橋
店舗内にはプレイスペースが併設。各種イベントも実施されています。

キンダーリーブ
【場所】北海道:小樽
可愛らしい木のおもちゃ屋さん。二階はプレイスペースとカフェを併設。小さいお子さんにもオススメのお店です。

体験できるカフェ&バー

LITTLE CAVE
【場所】東京:高円寺
開店したばかりの綺麗なカフェ。2人〜20人近くまで遊べるテーブルゲームが揃っています。イベントも続々開催!

グリュック
【場所】東京:飯田橋
遊べるテーブルゲームの数はもちろん多く、特殊な硬貨を使ってメニューを注文することでここでしか味わえない酒場の雰囲気が楽しめます。
ノンアルコールやソフトドリンクもあるので、未成年でも行ける大人の憩い場です。

テーブルゲームの祭典

ゲームマーケット
年に3回開かれるテーブルゲームだけのイベントです。企業から出るテーブルゲームから自分たちで作った同人ゲームまで、ありとあらゆるテーブルゲームが出店されます。他にもテーブルゲームを楽しむための小道具やアクセサリーも販売されています。
その他イベントも催されているため、ここでしか楽しめない遊びも見所です。

【開催】
ゲームマーケット神戸:神戸国際展示場
ゲームマーケット春:東京ビックサイト(東京国際展示場)
ゲームマーケット秋:東京ビックサイト(東京国際展示場)

ゲムマ
http://gamemarket.jp/about/
体験コーナーでは世界のテーブルゲームやTRPGも体験できます。

4.テーブルゲームから考える遊びのデザイン

継続して遊ぶのはまたやりたいと思える楽しさがあるからです。ボードゲームは繰り返される行動の中、どういう状況が進展すればユーザーの感情が変わるのか注目して設計されています。いくつかポイントをあげてみましょう。

プレイ時間・・・長時間遊ぶことは疲れや飽きにつながります。20〜40分のプレイが好まれます。
状況・・・プレイヤーの力が拮抗しあったり、誰でも逆転できる可能性があるゲームが好まれます。

注意すべき点もあります。圧倒的勝利や簡単にクリアできるゲームは次への挑戦意欲が削がれます。
勝負ごとなら「1:1」の勝率が、ミッション形式や協力ゲームなら「大成功:成功:失敗」のように条件を考え、「1:2:1」の比率で設計すると楽しみが持続します。
テーブルゲーム2
同じシステムを何度も楽しんでもらうためには結果が常に変動する可能性を持っているのがポイントです。

5.最後に

紹介したテーブルゲームの中に気になるものはありましたか?テーブルゲームの面白さは、何度やっても結果はその時々で違うというところです。デジタルゲームに興味がある方も、一度テーブルゲームに触れてその面白さについて考えてみてください。新しい発見や面白さが待っているかもしれません。

(2016.8.19)

著者

川鍋春菜

多摩美術大学 美術学部 情報デザイン学科 情報デザインコースに 所属しています。UI/UXやサービスデザインについて勉強しています。 趣味はアニメ、アナログゲーム、デジタルゲームなどなど。

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