“エンジニアだからこそ”ポートフォリオをつくる時代へ。|面白法人カヤック エンジニア 田島真悟さん

IMG_9168

学生時代から、ITサービスやWEBサイトを趣味や仕事でつくっている人も今では増えてきていると思います。そういったサービスやサイトをつくった後、皆さんはどうしていますか?今回お話を伺った田島さんは、学生時代からプログラミングを学び、WEBサービスやWEBサイトをつくっていた一人でした。そんな田島さんは、ある日デザイナーの友人の就活を見て、ある行為をマネしたことで価値観が大きく変わったそうです。将来エンジニア職を希望している方は必見のインタビューです。編集・執筆 / AYUPY GOTO

田島 真悟たじま しんご

Engineer

鹿児島高専高校、九州大学を卒業。面白法人カヤック エンジニア。

詳しいプロフィール

“最新技術は何でも試す”
面白法人流エンジニアの働き方

― 田島さんの働いている“株式会社カヤック”は、何をしている会社でしょうか。

田島さん:別名“面白法人カヤック”と呼ばれています。自社開発と受託開発のニ軸があり、双方のノウハウを活かしながら事業を展開しています。

自社開発では、SNSやスマートフォンアプリ、ソーシャルゲームなどを中心に、ユニークな企画のサービスを開発しているのが特徴です。技術力を存分に活かし、経営理念「つくる人を増やす」に沿った多種多様なサービスを運営しています。
また、受託開発で得意としているのは、キャンペーンサイトや新技術を取り入れた広告の企画・制作です。“新しい技術は何でも試す”という方針があり、社員一人ひとりが興味をもった分野での実験を当たり前にように行っています。

― 確かにユニークでクオリティの高いお仕事が多い印象があります!田島さん自身は、どのようなお仕事を担当しているのですか?

田島さん:僕はクライアントワーク(受託開発)の部署にいまして、そこでエンジニアのお仕事をしています。主に、フロントエンドと呼ばれるWEBサイトやサービスの画面に表示される部分のプログラムをかいています。クライアントワークでは、基本WEBの仕事が中心なのですが、最近はアプリやそれ以外のデバイスといったそれ以外の仕事も増えています。

― 今担当しているお仕事は、元々希望されていたのでしょうか。

田島さん:はい。希望の部署や仕事は入社のタイミングで伝えることができますし、相談もできます。僕はやりたかった仕事を任せてもらえていますね。HTMLファイ部というチームに属していまして、そのチームは毎日朝会をやっていたりとすごく活発で、チームの先輩も尊敬できる方ばかりなのでとても楽しいです。

 

1

田島さんが演出実装を担当|株式会社リクルートホールディングス 2016年度新卒Web採用サイト

 

15歳のころから身につけてきた技術で
九州から東京へ、広告業界に挑む。

― 学生時代からWEB制作などの経験があったのでしょうか。

田島さん:学生の頃から、今と変わらずWEBサイトをよくつくっていました。“高専”に通っていて、当時からプログラミングを専門に勉強していたんです。進路を考えた時も、WEBについてより深く学びたいと思っていたので、WEB系のプログラムが学べる大学を探して、九州大学の芸術情報設計学科を選択しました。

― 大学時代はどういったものをつくっていたのでしょうか?

田島さん:学校の課題と自主制作とがそれぞれ半々くらいの割合で、プログラミングを使って色々とつくっていました。仕事というわけではないですが、趣味でWEBサービスをつくっていました。また、一緒に趣味で制作をする仲間がいたので、作品を見せ合ったり、時に競い合ってつくったりするのが楽しかったです。あと、東京にあるIT企業にインターンとして通っていたこともありました。

― 九州から東京までインターンで通うのは大変そうですね。就職活動はどのようにおこなったのでしょうか。

田島さん:普通の就職活動はしていなくて、紹介会社さんに将来やりたい仕事を相談して、マッチしそうな企業を紹介してもらい繋いでもらっていました。早めに就活を始めたこともあって、大学院1年の1月に内定がでて、あと1年間、大学院に通い続ける理由も特になかったので、中退して就職することにしました。

― 就職活動がスムーズに上手くいったコツなどはありますか?

田島さん:僕はエンジニアですが、ポートフォリオをつくっていたので経験や実績を企業にわかりやすく提示できたのは大きかったと思います。

― エンジニア以外の選択肢はあったのでしょうか。

田島さん:高専で15歳の時からプログラミングを学んでいたので、それ以外の選択肢はありえなかったですね。

― カヤックを選択したのは何故ですか?

田島さん:大学にはデザイナーになりたい人や広告業界に就職したい人が多くいて、僕は最初広告業界には全く興味なかったのですが、まわりの就活の話や仕事の話を聞いて、広告業界の魅力を知るようになり、いつの間にか仕事してみたいと思うようになっていました。WEB広告系の会社もたくさんあるのですが、カヤックは漫画的な思考を持っていて、自分は綺麗なアートっぽいものをつくるよりも、カヤックのようなコミカルなものづくりのほうが合っていると思いました。

そして、一番印象的だったのはカヤック人事部企画の節就キャンペーンです。カヤックは面白い採用活動を行っていることでよく話題になるのですが、就職活動は企業に合わせてポートフォリオや履歴書をつくり替えたりと手間がかかるから、そういった時間を節約するキャンペーン活動をおこなっていたんです。時代にあった採用方法にチャレンジしているのは面白いと思いました。

 

スクリーンショット 2015-06-18 16.33.39

ポートフォリオ制作は、モノを創り出すモチベーションに。

― 実際入社してみていかがでしたか?

田島さん:イメージ通りというか、やりたかった仕事にも沢山挑戦させてもらっていますし、良い人が多いので楽しく働いています。毎月1回、趣味でつくったものを発表し合う、社内イベントがあるのですが、つくったものを披露できていろんな意見やアイデアをもらえるので、とてもためになりますね。また、見てもらえる喜びもありますし、ほぼ毎月参加しています。

入社前にひとつ心配だったのは、吉本芸人みたいな面白い人がいっぱいいる会社だと思っていたので、自分がついていけるか不安だったのですが、入社してみたらそんなことはなくて、そこは安心しましたね。笑 個性があって、いろんなことができる人が多いので、そういった意味では面白い人は多いのですが、決して芸人のようなユーモアはなくても大丈夫でした。笑

― カヤックの魅力はどのようなところでしょうか。

田島さん:クライアントワークの場合は仕事のサイクルがすごく速くて、次々と新しい仕事に関われて、沢山アウトプットできるところです。仕事に合わせて、毎回新しい技術にも挑戦できるので学びが多いです。ただ、自社サービスを開発したり、改善を繰り返して成長させるようなスキルも今後は身につけていきたいとは思っています。

― カヤックでエンジニアとして働く魅力はどういったところでしょうか?

田島さん:クライアントワークはキャンペーンサイトの制作依頼も多いのですが、奇抜な演出やダイナミックな演出など、インパクトのあるものを求められるので表現に磨きがかけられると思います。表現にこだわれる機会が常にあるので、グラフィック的な思考があるエンジニアは向いていると思います。自分はこういうものをつくっていきたかったので、すごく合っていますね。

― 今後どういった仕事をしたいと思いますか。

田島さん:広告系のコンペやコンテストで賞をとることが一つ目標です。また、自分はエンジニアのスキルだけでなく、企画力やアイデア力も磨いて、いつか自分の考えた企画が世の中で評価されて、広告として大きな効果を出すようなアクションができたらと思っています。

― どういった人と一緒に働きたいと思いますか。

田島さん:どのようなネガティブな状況も、逆転の発想でポジティブに切り替えられる人がカヤックにはあっていると思います。締め切りまであと3日間しかないけど、その状況をどれだけ楽しめるかワクワクしたり、道を歩いていて事故にあっても「ブログのネタになる!」と喜べたり。笑

― 最後に学生にメッセージお願いします。

田島さん:僕はエンジニアでしたが、ポートフォリオをつくることで一気に価値観が変わりました。エンジニアは、過去につくってきたものをポートフォリオとしてまとめている人が少ないと思うのですが、僕自身、いろんな人に反応をもらえたり、そこからポートフォリオに作品を増やすことが一つのモチベーションにもなって、作品をつくることがさらに楽しくなったんですよね。デザイナーの方は当たり前にやっていることだと思いますが、エンジニアだからこそつくったほうが良いと思います。つくることでエンジニアの就活はもっと面白くなると思います。

また、カヤックへの入社を考えている方は、就活のノウハウを身につけるというよりも、クリエイターとして全力で作品づくりに励んで、モノをつくるスキルを磨くということをぜひ頑張ってほしいです。

面白法人カヤック コーポレートサイト面白法人カヤック 採用ページ

Ayupy Goto

著者紹介

後藤あゆみAyupy Goto

はたらくビビビット編集長。 フリーランスで“『ツクル』を仕事にしたい未来の子供たちのために。”を、コンセプトとして活動。クリエイター支援、スタートアップ支援を行っています。おばあちゃんになるまでに美術館をつくるのが夢です 。
記事一覧へ