「課題解決」、ポートフォリオでどう説明する?UIデザイナー内定者の成功事例

今回ご紹介するのは、2020年春からUIデザイナーとして働く松永さんの就活ポートフォリオです。「どのような課題があり、その課題をどんな風に解決するサービスなのか」が、作品ごとにとても上手に説明されていました。ポートフォリオとしてはもちろん、在学生の方は講評会などで使うプレゼンボードの参考ポイントがたくさん見つかると思います。さっそく覗いてみましょう!
編集・執筆 /YOSHIKO INOUE

 

松永 こころさん

大阪芸術大学卒業
2020年春からUIデザイナー職

 

PICK UP!ポートフォリオのこだわり

UIデザインを大きく見せられるよう、横構図に

松永さん:横開きのデザインにしてスマホの画面(UIデザイン)が映えるように工夫しました。
 

問題提起〜解決までの流れを簡潔に。思考のプロセスを見てほしい


松永さん:UIデザインのページではデザインより“考えて作ったこと”を見て欲しかったので、考えた経緯がわかるように問題提起から問題解決までの流れを簡潔にまとめました。
 

画面遷移図を一目で伝える


松永さん:企画からアプリサービスを考えることが多かったので、どうしてその画面のデザインにしたか、画面遷移がぱっと見でわかるようにしました。

 
 

ポートフォリオ一問一答

●このポートフォリオを提出した業界

IT系、人材系

●コンセプト

信号機

▼表紙や、要所ごとのデザインも信号モチーフの色合いになっている

▼CHECK!自己紹介ページに何を書いてる?
自分史、各ソフトをどう使っているか


編集部:右ページには、自分の経歴を簡潔にまとめた「ABOUT ME」、たくさんインターンに挑戦したことがわかる「WORK EXPERIENCE」、使えるソフト一覧「SKILLS」が。使用ソフトの説明はアイコンを一覧掲載して終える場合が多いですが、松永さんは用途も記載しています(「Illustrator:ロゴ、名刺、チラシ、イラストなどのデザインに使用」など)。「ABOUT ME」ではデザインに興味を持ったきっかけや趣味についても書かれおり、作品だけではわからない松永さんの人柄に触れることができます。

 

●ポートフォリオの構成

  • 表紙
  • 自己紹介
  • UIデザイン
  • webサイト
  • グラフィック
  • イラスト
  • 最後に一言
  • 裏表紙

 

 

●制作時期

3回生11月ごろ〜4回生2月

●制作プロセス

(1)作品をピックアップ
(2)ViViViT、pinterest等でポートフォリオの見せ方レイアウトを勉強
(3)Illustratorでデータ製作(3回の作り直し)
(4)キンコーズで印刷、学校のプリンターで印刷(ファイリング)

●制作に使用したソフト

Illustrator , Photoshop

●印刷 / 製本方法

キンコーズの場合:リング製本 ・ 学校プリンターの場合:ファイリング

●サイズ / ページ数

40枚

▼趣味で続けているイラストも後半に掲載。メインのUIデザインとは違うテイストが見られる。

●制作にかかった費用

3000円ほど

●制作するうえで参考にしたもの

ViViViT(ビビビット)の先輩ポートフォリオのサイト、Pinterest

●ViViViTページとの使い分け

松永さん:ViViViT(ビビビット)のサービスはインターンに行くために使用していました。作品を見た企業からたくさん声をかけていただけたので、早いうちからさまざまな企業について知り、就職活動をスムーズに始めることができました。

●これからポートフォリオを制作する人へのアドバイス

松永さん:企業によってデザイナーの何が見たいかは違っています。技術が見たい企業は作品自体のクオリティやポートフォリオの完成度、デザイン上の考え方が見たい企業は制作の過程など、受ける企業に合った見せ方で作ってみるのが良いのではないかと思います!

 
 

はたらくビビビット編集部より

松永さんのポートフォリオを見ると、「彼女はもともとものづくりが大好きで美大に進学した。在学中にUIデザインに興味を持ち、今は新しい世代のデジタルデザイナーを目指している人である」ということが伝わってきました。それくらい、制作スキル・人柄・今後どんなデザイナーになりたいかが簡潔に説明されたポートフォリオになっています。
全体の前半3分の2に志望業界であるUI/WEB系の作品、後ろ3分の1に趣味で描いたイラストやグラフィックを配置し、就職でどの業界を目指しているかがわかりやすい構成に。そして、自己紹介ページや最後のメッセージで人柄や趣味、今後の展望などを記載しています。“最後のメッセージ”で書かれているのは「スマホ世代の私たちだからできるスマホでの問題解決を探し続けたい」という言葉でした。ポートフォリオは単なる作品集ではないので、テキストで自分の想いを言葉にすることも、「自分自身」を伝えるのに大きな効果を発揮しますね。松永さん、ありがとうございました!
 

松永さんも活用した!ViViViTでポートフォリオをつくってみる

 
 

(2020.4.28)
Yoshiko Inoue

著者紹介

井上佳子Yoshiko Inoue

はたらくビビビット編集長。 株式会社ビビビットの社員です。メディアを通し、制作活動やデザイナーの就活に役立つ情報を発信していきたいです! Twitter
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