ファイル?製本?紙ポートフォリオの装丁選び

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ポートフォリオは中身で勝負!と思っていても、避けては通れないのが中身をまとめる方法です。お手軽なクリアファイルにするのか、気合いを入れた製本に取り掛かるのか?その他にも様々な手段が存在します。今回はポートフォリオ作りに悩む皆さんにぜひ参考にしていただきたい、“ポートフォリオの装丁の種類”をリストアップしました。
編集・執筆 / ASAMI KIMURA, AYUPY GOTO

各装丁のパラメータ

  • お手軽さ ★★★★★

    … 大事なのはブラッシュアップ。製本がしやすい、作り直しやすいほど高ポイント。

  • コスト ★★★★★

    … 学生はお金がない!安く済むものほど高ポイント。

  • 見栄えの良さ ★★★★★

    … ポートフォリオ自身の第一印象。好印象になりやすいものほど高ポイント。

こんなにある!装丁の選択肢

1. 市販品に入れる

  • 1-1. クリアポケットファイル
  • 1-2. バインダー(30穴)
  • 1-3. リングファイル
  • 1-4. ホルダー

2. 手製本

  • 2-1. ステープラーで製本
  • 2-2. 糸で製本
  • 2-3. ハードカバー

3. 便利な商品を利用する

  • 3-1. 製本キット
  • 3-2. 製本機

4. 業者に依頼する

  • 業者に依頼する

1. 市販品に入れる

1-1.クリアポケットファイル

手段-01

お手軽さ ★★★★☆
コスト ★★★★★
見栄えの良さ ★☆☆☆☆〜★★☆☆☆

ポートフォリオの定番であり、とにかく一番お手軽なのはこれ。どこでも手に入り、価格も数百円で済みます。ただ、クリアファイルと言ってもピンからキリまでありますので、人に見せるときにはせめて100円ショップのものではない方が良いです。難点はページ数が決まっていること、入れ替えが大変なことです。さらに表紙などの加工もしにくいので、できれば最終版には他の手段をお勧めします。

1-2. バインダー(30穴)

手段-02

お手軽さ ★★★★★
コスト ★★☆☆☆
見栄えの良さ ★★★☆☆

30穴タイプのバインダーは種類も様々で、少し奮発すると革製などのしっかりしたものを探すことができます。バインダーに挟むリフィルは、少しお高くなりますが透明度が高い写真用を使うと綺麗に見えるのでオススメします。ページの入れ替えなども簡単にできて便利です。スリムすぎるバインダーを選ぶと、閉じた際に中のリフィルがはみ出してしまうので気をつけましょう。

1-3. リングファイル

手段-03

お手軽さ ★★★★☆
コスト ★★★☆☆
見栄えの良さ ★★★☆☆

こちらは穴の数が少なく、厚めの紙に直接穴を空けて綴じるタイプです。リフィルが要らない分、4穴パンチなどで紙に穴を空ける手間がかかります。30穴バインダーよりも分厚くたっぷり綴じられるものが用意されており、基本的に表紙は厚紙やプラスチックでできてるものが多いです。

1-4. ホルダー

手段-04

お手軽さ ★★★☆☆
コスト ★★☆☆☆
見栄えの良さ ★★★★☆

少し変わったポートフォリオにしたいときはこんなものを使う人もいるようです。カードタイプに作った作品をホルダーにまとめたり、もしくはその他作品を箱のようなものに収めたり…ただし、見にくさや保管のしやすさには気をつけましょう。インパクトは狙えますが、かなりセンスが必要な形式です。

2. 手製本

2-1. ステープラーで製本

手段-09

お手軽さ ★★☆☆☆
コスト ★★★★☆
見栄えの良さ ★★☆☆☆〜★★★☆☆

手製本すべてに共通することですが、上手く作らないと強度に不安があるものが出来上がってしまいます。その点ステープラー製本は必要な枚数・サイズを綴じられる道具さえ購入すれば、比較的安定して製本することができます。背表紙には製本テープなどが使えます。

2-2. 糸で製本

手段-05

お手軽さ ★★☆☆☆
コスト ★★★★☆
見栄えの良さ ★★☆☆☆〜★★★☆☆

糸での製本の仕方にもいくつか方法があり、和風なテイストを演出したりもできそうです。ただ、渡される側からすると壊れやすそうで扱いにくさを感じるかもしれません。

2-3. ハードカバー製本

手段-06

お手軽さ ★☆☆☆☆
コスト ★★★★☆
見栄えの良さ ★★☆☆☆〜★★★★☆

上手く作れば立派なものになります。糸などで紙を綴じた作業の後にカバー付けが続くので、かなり手間がかかります。ある程度の重みがあると相乗効果でなお良い印象です。

3. 便利な商品を利用する

3-1. 製本キット

手段-07

お手軽さ ★★★☆☆
コスト ★★★☆☆
見栄えの良さ ★★★☆☆

かなりバランスがとれたアイテム。背表紙をテープで貼付けるタイプ、綴じ具をはめるタイプ、ハードカバータイプなど、お手軽なパックになっているものや部品で売っているものがあるようです。普通の文具店で見つからない場合は、ネットで探してみるといろいろ出てきます。

3-2. 製本機

手段-08

お手軽さ ★★★★☆
コスト ★★☆☆☆
見栄えの良さ ★★★☆☆

初期投資のコストが必要ですが、機械と必要な表紙などを揃えれば、あとは数分もかからず綴じられる便利な機械です。リングタイプや熱で綴じるタイプがあります。ただ、機械に決められた綴じ具を使うので、簡単ではありますが自由度は高くありません。それ以外の用途でも簡単な冊子を作る、という人は持っていても良いかもしれません。

4. 業者に依頼する

業者に依頼する

手段-10

お手軽さ ★★★★☆
コスト ★☆☆☆☆
見栄えの良さ ★★★★★

とにかくキレイに仕上げたい!という本格派にはやはり業者の製本です。お金は掛かりますが、オプションなどでこだわりの仕様を追求してみてもよいですね。学割、早割などを探せば比較的安く作ってくれる会社もあるでしょう。

最後に

ポートフォリオをまとめる手段をいくつも知っていると、仕上がりの選択肢の幅が広がります。業者に依頼する製本は綺麗で安心感がありますが、それ以外にも素敵なポートフォリオを作る手段はありますので是非参考にしてください。

(2016.2.6)

著者

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K村

UI/UXデザイナーとして働く会社員。コピーライティングを学んでからマーケティングへの関心が強くなった。SF的なものが好き。はたらくビビビットのインターン1期生。

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