ポートフォリオ百科|制作会社 デザイナー職(書類選考編)

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今回ご紹介するのは、はたらくビビビット編集部でインターン生として働く私(Kanako Honda)が、書類選考を意識して制作したポートフォリオです。デザイナー職では書類選考の時点で、履歴書やエントリーシートに加えて、ポートフォリオを提出することが多いと思います。企業に自分のことを知ってもらうきっかけである書類選考では、ポートフォリオが自分の第一印象となります。重要な役割を持つ書類選考で使用するポートフォリオを制作するにあたって、意識したことをご紹介させていただきたいと思います。編集・執筆 / HONDA KANAKO,AYUPY GOTO

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ポートフォリオ百科1

(1)目次ページ
ポートフォリオを見やすいものにするため、自分の作品をジャンルに分け、アイコンを作成しました。横にインデックスのデザインすることで、見ている作品がどのジャンルにあたるのか、すぐにわかるように配慮しました。

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(2)作品ページ
作品のタイトルの下に、その作品に使用したスキルと制作した時期を記載しています。作品はジャンルに分けた中で、おすすめのものから順番に載せていきました。そのため制作した時期の順番はバラバラですが、ポートフォリオの中で作品を比べた際に、どれほど成長したのかを伝えることができると思い記載しました。
また、はじめに写真を大きく載せることで、詳細に行く前にイメージを掴んでもらえるレイアウトにしました。

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(3)コンセプト・説明文
説明文には見出しとしてコンセプトを簡単に説明することで、読みやすさを重視しました。書類選考では、面接の際に使用するポートフォリオと異なり、文章をゆっくり読んでもらえることが多いので、文章にも力をいれました。

ポートフォリオの詳細

ポートフォリオの制作方法

はじめのうちは、作品の順番を変更したり差し替えたりしたため、ファイルに入れ込む形式でポートフォリオを制作していました。しかし、使用していくうちに作品写真に映り込むファイルの反射が気になり、紙が直接めくれるように製本しました。
作品は基本的にIllustratorを使用して制作していたのですが、ポートフォリオではIndesignを使用しました。多くの写真やデータを配置するとIllustratorはどうしても動作が重くなってしまうため、Indesignを使うことをおすすめします。

ポートフォリオのこだわり

作品に幅を持たせることで、色々なデザインに興味があることをアピールしました。また、書類選考では作品を直接見てもらえないため、写真を様々な方向から撮影することで、より正確に作品を伝えられるようにしました。

掲載した作品内容

パッケージ・ブランディング・ZINE・フリーペーパー・イベント・グラフィック・バナー広告

サイズ

A4サイズ

掲載作品数

12作品

ページ数

50ページ

使用したソフト

Photoshop、Illustrator、Indesign

制作した時期

大学4年の3月〜

はたらくビビビット編集部より

私が本格的にポートフォリオ制作をはじめたのは、就職活動が解禁してからのタイミングだったので、同学年の友人たちに比べると少し遅いタイミングでした。はじめから良いポートフォリオがつくりたいという思いが先行してしまい、なかなか手をつけられなかったためです。さらに、見せられるポートフォリオができてないことから、なかなか就職活動が進まない、就職活動が進んでいないからポートフォリオがつくれない、というような悪循環に陥ってしまいました。
しかし、ポートフォリオは就職活動で使用していくうちにだんだんと精度が上がってきます。はじめは作品を並べて印刷したものをファイルに入れるだけでもいいと思います。それでも積極的に書類選考に臨むことが大切だと、自身の就職活動を通して感じました。

(2016.1.29)

著者

本田佳奈子

東京造形大学所属。グラフィックデザインを勉強しています。ひとりで映画を観ることが好きです。さいきんは海外ドラマにもハマっています。

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