ポートフォリオ百科|デザイナー ウーレンさん

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今回ご紹介させていただくのは、株式会社ミクシィでデザイナーとして働くトゥムルハドゥール・ウーレンさんの就活ポートフォリオです。自己紹介ページで自身のことやデザインの考え方をインフォグラフィックスで表すなど、お手本にしたいポイントがたくさんあります。さっそく覗いてみましょう!
編集・執筆 / YOSHIKO INOUE,AYUPY GOTO

ウーレンさん

トゥムルハドゥール・ウーレンさん

Designer

千葉工業大学大学院 デザイン科学科 修士前期過程 卒業。
株式会社ミクシィに勤務中。

PICKUP!

まず、ポートフォリオ制作でこだわった点を教えていただきました。

自己紹介ページは簡潔に、ひと目で自分らしさが伝わるものに

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ウーレンさん:自分とデザインの関係性が簡潔に伝わるように作った自己紹介ページです。ポートフォリオはデザイナー職以外の方も見ると思ったので、わかりやすいグラフィックと言葉遣いに気をつけました。

グループワークは担当部分をしっかりアピール

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ウーレンさん:グループで制作したアプリのルール作りのページです。
このグループワークで自分が一番頑張った部分はどこなのかを説明するために、詳しく記載しました。

これまで携わってきたプロジェクトをアイコン化し、わかりやすく配置

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ウーレンさん:これまで関わってきたプロジェクトについて紹介したページです。幅広くいろんなデザインに取り組んだことをアピールするために作成しました。

ポートフォリオ一問一答

●制作した時期

大学院1年の冬

●コンセプト

誰が見てもわかりやすいポートフォリオ

●掲載した作品内容

グラフィック、ユーザーインターフェイス、ユーザーエクスペリエンス、サービス

●サイズ・ページ

A3ノビ、18ページ

●使用ソフト

Illustrator、Photoshop

●ポートフォリオの制作プロセス

①制作物の中から一番見せたい作品をピックアップ
②Illustratorでデータ作成
③自分で製本・カバーをつけて完成

▼つくっては印刷を繰り返し、写真の位置や色、文字の大きさなどを調整したそうです。
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●製本・印刷方法

厚紙に印刷した紙を貼り付けたカバーを作成し、ネジで留めて製本

●ポートフォリオを作る上で参考したもの

先輩のポートフォリオ

●ポートフォリオ制作時に見せた人

研究室の仲間や友人、先輩

●これからポートフォリオを制作する人へのアドバイス

 ポートフォリオを見る人のほとんどは、自分の作品を初めて見る人です。なので、説明不足にならないよう、誰が見るのかをよく意識して制作すると良いと思います。私もポートフォリオを見てもらった時、「カッコイイものを作ろうとするのではなく分かりやすいものを作ったほうがいい」とアドバイスをもらい、それからは初めて見せる人にいかに分かりやすく伝えられるかを意識しながら制作しました。
また、ポートフォリオの表紙は第一印象をつかむ大事な部分です。見た人が「このポートフォリオを見たい」と思える、自分らしい表紙をつくることをおすすめします!

はたらくビビビット編集部より

ウーレンさんのポートフォリオは、面接などで「見せながら話す」ことを想定して制作されています。そのため、ポートフォリオをブラッシュアップする際、友人や先輩に見せながら話を聞いてもらったそうです。そして仕上がったポートフォリオでは、話の盛り上がりに合わせて文字の大きさや写真のレイアウトが工夫されています。
ウーレンさんのように実際に使う場面に合わせた練習をすると、「就職活動で伝えたいことは何なのか」を自分でも見直すことができるでしょう。ポートフォリオの流れが単調になりメインの見せ方がわからないという方は、ぜひこの方法を取り入れてみてください。
また、製本を自分で行ったウーレンさんは、「会社に頼めば綺麗に仕上げてくれますが、デザイナーなので製本まで自分でこだわりたいと思った」とも話していました。自分で製本すると、こだわりの見せ方が表現しやすいだけでなく、作品の入れ替えもしやすくなりますね!
ウーレンさん、ご協力ありがとうございました!


ウーレンさんも活用!
ViViViTでWEBポートフォリオをつくり、デザイナー採用企業に作品を見てもらう


(2019/07/29更新)

(2016.6.27)

著者

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井上佳子

はたらくビビビット編集長。 株式会社ビビビットの社員です。ポートフォリオづくりに役立つ情報発信を目指します。 Twitter

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