今回ご紹介させていただくのは、株式会社 圖庵でグラフィックデザイナーとして働く赤羽優衣さんの就活ポートフォリオです。赤羽さんのポートフォリオでは、作品ページはシンプルに、表紙や目次のページで自分らしいデザインを表現したそうです。
さっそくポートフォリオを覗いてみましょう!
編集・執筆 / YOSHIKO INOUE,AYUPY GOTO
PICKUP!
まず、ポートフォリオの中でこだわったページを教えていただきました。
作品ページはシンプルに、表紙やもくじページは自分の好きなデザインで
赤羽さん:表紙と目次、最後のプロフィールページはこだわりました。
以前に制作した際に自分の好きなデザインやカラーをうまく出せなかったため、このポートフォリオでは自分らしさを表現したいという思いがありました。作品ページはシンプルな構成にしていたため、表紙や目次で自分の個性を出しています。
ポートフォリオ一問一答
●制作した時期
大学4年の夏
●コンセプト
自分がこれまでにしてきたことが一目でわかるポートフォリオ
▲学生時代に参加したプロジェクトについてのページ
●掲載した作品内容
グラフィックデザイン、写真
●サイズ
A4
●使用スキル
Illustrator、Photoshop
●ポートフォリオの制作プロセス
Illustratorで編集し、キンコーズで出力・製本
▲紙はヴォンヌーボを使用。
●これからポートフォリオを制作する人へのアドバイス
就職活動をしていた当時、私は他人のポートフォリオが気になって仕方がありませんでした。きっとこのページを見てくれている方もそうだと思います。
でも、人と自分はつくっているものも好きなデザインも違います。自分のポートフォリオには自分の好きなデザインを詰め込んで、満足のゆくものをつくって欲しいです。その方が、ポートフォリオを見た人にも自分のことが良く伝えられると思います。
今回自分のポートフォリオを見返し、形式にとらわれないことが一番だと思いました。
はたらくビビビット編集部より
学生時代は学生団体に所属したりプロジェクトに参加したり、積極的に学外活動をしていた赤羽さん。就職活動の際は、他人がどのようにつくっているかすごく気になった時期があったようです。しかし、ポートフォリオを友人とお互いに見せ合い、意見交換をしブラッシュアップしていきました。最終的には、自分の好きなデザインや雰囲気を詰め込んだポートフォリオに仕上げ、会社の人へ「自分の人となり、やってきたこと」を真摯に伝えています。「丁寧な仕事ができる」という力はどんな会社でも求められます。
赤羽さんのポートフォリオからは、そういった「相手へ向けて丁寧に伝える」という思いが伝わってきます。デザイナーとして最も大切な力として、評価されたのではないでしょうか。
赤羽さん、ご協力ありがとうございました!
(2016.5.19)
はたらくビビビット
ポートフォリオとデザインのリファレンスメディア