デザイナー内定者に聞く!業界ごとのポートフォリオの作り方

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美大生や専門学生であれば「ポートフォリオ」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。ポートフォリオとは、簡単に言うと“自分の能力を相手に伝えるための自己作品集”のことです。美術・デザイン専門の学生の場合、ESやSPIだけでなく「ポートフォリオ」が就職活動の必須アイテムとなってきます。その上、業界ごとに求められている能力が違うため、ポートフォリオの作り方などもエントリーする会社に合わせて調整する必要があります。業界によって何をどのように載せたらいいかわからない、作り方がわからない…。そんな悩める学生たちのために、今回は各業界で内定をもらった学生の方々にポートフォリオの作り方を伺いました!編集・執筆 / FUMIE HINO, AYUPY GOTO

● 基本のポートフォリオの作り方

まず簡単に、基本敵なポートフォリオの作り方の流れを把握しましょう。
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作品を見せる順番の評価基準は企業によって変わってきますが、最初のページに持ってくる作品は自分の1番自身のある、アピールできる作品にするといいでしょう。ポートフォリオは自分を良く見せ、相手に伝えるための手段でもあります。なので、最初のページの印象はとても大事です。

● IT企業 Aさんの場合

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IT企業は、web作品やアプリ作品を見たいという方が多いと思います。web作品が少ない、もしくは作品がない場合は、自主作品でモックでもいいので何点か作った方が良いです。web以外の作品を載せるのは、こういうこともできる!というアピールにもなるので良いと思いますが、webやアプリの作品が少しでもある方が、IT企業に行きたい!という説得力にもなります。
Web作品やアプリ作品を載せるときは、Aさんのようにコンセプト、ターゲット層、実際に動かしたときのデザインなども載せると良いでしょう。webポートフォリオサイトもあると、なお良いです。

● 制作会社 Bくんの場合

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例えばBくんの場合だと、1つの作品を1ページに大きく、シンプルに配置しています。他にも、パッケージの作品を載せるときパッケージの作品だけではなく、そのパッケージのロゴもしっかり大きく入れています。
制作会社は受ける人が多いにも関わらず、採用人数が極端に少ないです。ポートフォリオも何百人、何千人と見ています。その中で、Bくんのように、最初の1ページで興味を持たせ、手を止めさせることが大事です。
製本もただのファイリングではなくしっかり作ると、ちゃんと製本にもこだわりがある人物だという印象も与えることができると思います。

● メーカー企業 Cくんの場合

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メーカー企業にも様々な種類がありますが、プロダクト専攻のCくんの場合、プロダクト作品の完成形を載せるだけではなく、デザインのスケッチやモックまで載せて、完成形までの流れが相手に伝わるようにしています。デザインプロセスが、見る相手にしっかりと伝わるようにしましょう。
他にもメーカーが他の企業と大きく違うところは、そのプロダクト作品の使い方までしっかりと説明しなければなりません。Cくんはそれを、言葉にするのではなく3DCGを使ってうまくイラストに起こしています。

● ゲーム企業 Dくんの場合

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ゲーム企業を志望する場合、イラストや、自分の考えたキャラクターなどをたくさん載せることになると思います。イラストを載せるときに気をつけなければいけないのが、ページのレイアウトです。イラストページが続くときに、同じようなページの流れにならないように、Dくんのように1ページに大きく配置、見開きで配置するなどと、見る相手に飽きさせないようにするのが重要です。
他にも重要となるのがデッサンです。作ったキャラクターの細かい設定やラフスケッチはもちろん、受験のときに描いたデッサンも載せると良いです。ゲーム企業は「基礎」を大事にしているところが多いので、デッサンなどで基礎がちゃんとできているか見られることもあります。

 


● 最後に

いかがでしたか?内定者の皆さんのポートフォリオ作品、どれも素晴らしかったですね。各企業のポイントを参考に、是非ポートフォリオを制作してみてください。
デザイナー内定者の皆さん、ご協力ありがとうございました!

Fumie Hino

著者紹介

日野文恵Fumie Hino

武蔵野美術大学 デザイン情報学科所属。 イラストを描くことと可愛いものが好き。 趣味はゲーム実況プレイ動画をひたすら観ることです。 works:http://hinofu.tumblr.com/
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