ワークスタイルの旅。vol.01 CRAZY,Inc.|働き方編

ワークスタイルの旅001

特集

みなさんがイメージする企業での仕事や働き方とはどういったものでしょうか?
会社には10時出社の19時退社、上司のデスク横で並んでお仕事、ランチの時間は自分のつくったお弁当を食べる、お休みは土日…など、想像する内容は人それぞれだと思います。しかし、現在では一般的にイメージされる働き方からかけ離れた、ユニークで最先端な働き方をする会社が増えきています。今回「ワークスタイルの旅。」では、そのようなユニークな働き方をされている会社さんや、そこで働く方々をご紹介していきたいと思います。記念すべき第一弾は、「CRAZY,inc」さんです。編集・執筆 / AYUPY GOTO

今回お話を伺った方

杉山 泰彦すぎやま やすひこ

株式会社CRAZY マーケティング責任者

平津 優ひらつ ゆう

株式会社CRAZY 2015年度内定者 デザイナー
多摩美術大学 テキスタイル学科専攻

人々の人生や価値観を変えるような仕事をする。

人生を変えるような、世界に一つだけの結婚式「CRAZY WEDDING」

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― CRAZYさんはどのようなお仕事をされている会社でしょうか。

杉山さん:CRAZYは現在、大きく3つの事業を行っています。
一つ目の事業についてですが、CRAZY WEDDING(クレイジーウエディング)は、ウエディングの常識をくつがえすオーダーメイドウェディングプロデュース事業です。こちらがCRAZYとして一番最初に立ち上がった事業なのですが、元々どういった背景でできたのかといいますと、CRAZY WEDDINGのブランドマネージャー「山川咲」が、“意志をある人生を一人でも増やす事業をしたい”と動きだしたのがきっかけで、その一つの手段として始まったのがウエディング事業のCRAZAY WEDDINGです。一般的にはオーダーメイドウエディングといわれる事業なのですが、私たちにとってはただのウエディングをするわけではなくて、もっと人の人生を変えるきっかけになるような時間をつくることを意識しているんです。

― ウエディングで人生を変える…ですか。一体どのようなウエディングを行っているのでしょうか。

杉山さん:「個性を引き出すウエディング」というフレーズを僕たちは使っています。実際どういったウエディングかといいますと、CRAZYの結婚式が普通の結婚式と違う部分は、それぞれの結婚式に“コンセプト”というものがあるんです。それは、結婚されるお二人のこれまで歩んできた人生だったり、それまで大切にしてきた価値観だったり、これからどういう人生を歩んでいきたいかというものをヒアリングした上で、二人の人生のコンセプトとして落とし込んで、そのコンセプトを結婚式で表現することを僕たちは行っています。二人が理想としている高いクオリティの結婚式を叶えるため、プロデューサーとデザイナーとアートディレクターがコンセプトをもとに、お二人の人生を表現することによって、個性が表現された理想の結婚式を実現することができ、自己表現の成功体験をしてもらうことができるのです。

― 一組一組にコンセプトがあり、演出や進行も全て違うのですね。今までの結婚式だと、タイムスケジュールなど決まったフローのようなものがあったかと思いますが、今までの概念を超えた最先端のウエディングですね。現在どのくらいの数のウエディングに携わっているのでしょうか。

杉山さん:会社自体は創業から3年ほど経っていまして、年間で約150組のウエディングをプロデュースしています。総合で大体250組ほどの結婚式に携わってきました。1年ごとに、倍以上のペースで増えていますね。

― 素晴らしいですね。この取り組みを知れば、多くの方が体験したいと思うのではないでしょうか。

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CRAZY WEDDINGを体験された方々の結婚式風景

命を育むケータリング「CRAZY KITCHEN」

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CRAZY KITCHENでつくられた料理たち

杉山さん:また二つ目にご紹介する事業ですが、CRAZY KITCHEN(クレイジーキッチン)という新たな事業が、今年の1月から立ち上がりました。世の中には安価で大量生産されている食材、農薬が多く使われている野菜、非人道的に生産されている食肉などが日常的にあふれ、食としてあるべき姿なのか考えています。この事業はその食という概念そのものを再定義するようなビジネスを行っていきたいと考えています。例えば、わかめや昆布のような食材を、出汁として使う方は多いと思うのですが、わかめ・昆布=出汁…と決めているのは人間で、海の中にいるわかめや昆布は、もっと優雅に泳いでいて魅力的な存在なんです。このように僕たちはその材料そのものに存在する魅力的な部分を、もっと引き出していきたいという思いがあります。それを伝えていくために、食というものをただ食べるだけではなく、五感を使って楽しんでもらったり、食を通じていろんな方々に気づきを提供できればと思っています。

― 確かに食材そのものの魅力に気づける機会は少ないかもしれませんね。実際どのような企画を行うのでしょうか。

杉山さん:今はケータリングが中心で、CRAZY WEDDINGとコラボで行うことがよくあります。クレイジーキッチンのブランドマネージャーは、元々ウエディングのプロデューサーをやっていたこともあるので、食においてもその人たちのコンセプトを大切に表現することをこころがけています。例えば過去にはコロッケに草のような装飾を付けて、それが土をイメージして作られたガーリックトーストに入っているんです。それを掘り起こすみたいなところからお客様には経験していただくようなメニューも行いました。

平津さん:私はインターンとしてクレイジーキッチンの事業に関わっていたことがあり、ケータリングで使われる小物のデザイン制作に携わりました。料理した食材を元のカタチや魅力を表現するために、デザインや演出を行うのはすごく楽しかったです。過去にはANNA SUIさんの立食パーティのケータリングを行ったりと、様々なブランドさんともコラボしました。

杉山さん:あとは社内で行った企画ですが、てCRAZYのオフィスの屋上で“1日限定レストラン”を行ったりもしました。こういったことを今後は街中の「こんな場所にレストラン作っちゃうの!?」と思われるよう場所で、展開するようなことも考えています。

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杉山さん:こちらの豚肉料理は血を表現していて、見た目がグロくて、これが出てくるとウッとなると思うのですが「そうだ肉食べるってこういうことだよね」と、意識させられる料理ですね。味はもちろん美味しかったです(笑)

次に仕掛ける領域は"旅の事業"

― 秋に向けて3つ目の事業が立ち上がっていると伺いましたが、どういった事業でしょうか?

杉山さん:クレイジーウエディングはウエディングを再定義したもの、クレイジーキッチンは食を再定義したもの、そして次に行うのが旅を再定義する事業です。こちらは現在ベータ版をすでにスタートさせていて、10月ごろにリリースを予定しております。

― リリースが楽しみですね!CRAZYさんが今後どのような事業を展開をされていくのか気になるところですが、こういった新規事業はどのような機会があって立ち上がっていくのでしょうか。

杉山さん:新規事業ですが、実はすでに沢山の構想が存在するんです。クレイジーが掲げる目標に2,000社構想というものがありまして、あらゆる分野において時代にあった本質的な事業を展開して、世の中を前進させていきたいと思っています。今いるメンバーも将来的には1つの会社を担う経営者になる人が多いでしょう。は銀行、音楽レーベル、ホテルなど…何があったら面白いのか常にアイデアを出し合っています。とはいえ、ただやるだけでは意味なくビジネス的に成功する必要があるので、しっかりビジネスモデルを設計して会社全体の状況を見ながら判断を下しています。

― 新規事業の提案は社内の誰でもできるのでしょうか?

杉山さん:新規事業立ち上げまでのフローはまだ確立はしていないのですが、立候補することは自由です。事業案に対して代表や全社員と話し合って、本当に今やるのがその人のためにいいことなのか、会社のためにいいことなのかということを検討して進めます。

今回の旅の事業を立ち上げたものはもともとエンジニアで年齢的も27と社内では若いほうでしたが、しっかりと実績が評価され今回チャンスが与えられました。また、この事業には内定者もインターンとしてすでに携わっています。CRAZYで一番大切にしている文化のひとつがプレゼン。やりたいことがあったらプレゼンをして、プレゼンや内容が良ければOKとなります。このフットワークの軽さも魅力の一つかもしれません。

CRAZYで活躍されているクリエイター職の方々

― CRAZYさんで働くクリエイター職の方はどのような方がいらっしゃるのでしょうか。

杉山さん:プロデューサー、クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナーと様々なクリエイターが事業に関わっています。WEBデザインやウェディングで使うアイテムをデザインするものもいれば、空間デザインをするものもいるなど様々です。

クリエイティブメンバーもユニークな人が多く、広告代理店出身もいれば、インテリアデザイン、フローリスト、店舗設計などそれぞれまったく異なるバックグラウンドから来ています。新卒も2人いるのですが、美大出身者は1人でもう一人はほぼ独学です。

ただ、メンバーで共有しているのは、それぞれが各業界でかなりの実績を残している実力者であることですね。そういうメンバーが新しい領域にチャレンジしている姿を間近で見ながら、
フラットな関係で一緒に仕事ができる機会は僕にとってはとても貴重な経験です。がむしゃらにチャレンジしながら成長していきたい、という想いの人であれば、大きい会社に入るより、こういう会社で武者修行的にやっていったほうが成長できるかもしれませんね。

江連 有美クリエイティブディレクター

美術大学を卒業後、新卒で大手広告制作会社にデザイナーとして入社。職種にとらわれず、企画など根本的な部分から最終的なアウトプットまで一気通貫した仕事をして評価を得る。大手飲料メーカーや保険会社など様々な業種を担当しながら経験を重ねた後、2014年11月よりデザイナーとしてCRAZYに参画。ロゴデザイン、WEBデザイン、ブランディング、ブランドツー

林 隆三チーフアートディレクター

インテリアデザイン会社にてオリジナルプロダクトのデザイン・開発、インテリアコーディネートのみならず、ゼネラルな能力も評価され、海外の最先端現代デザイナーの国内プロモーションを担当した。その後、フォトクリエーションを中心とした空間ブランディング集団に所属。アーティストのCDジャケットやPV撮影での美術スタイリング、展示会・イベントでの空間演出を務めた。CRAZYとは創業時の2012年からcrazy weddingの外部アートディレクターとして携わり、仕事を重ねる中で本格的に事業への参画を決断。現在はウェディング等の空間演出を務めるアートチームの責任者を務めながら、オフィス設計、企画のディスプレイデザインなど幅広いジャンルでデザインのディレクションを務める。

代表作品

江連さんが制作したCRAZY,inc.コーポレートサイト

働くことと生きることを分けない。
働くことも、休むことも、自分の意志で決めるのがCRAZY流。

― CRAZYさんには面白い制度があると伺いましたが、一体どのような働き方をされているのでしょうか。

杉山さん:確かにCRAZYは他社さんに比べて変わった社内制度が多いと思います。全てご紹介しきれるかわかりませんが、いくつかお話します。

専属シェフがつくり、社員全員で食べる「自然食ランチ」

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杉山さん:CRAZYでは毎日、社員全員でランチを食べています。また、食事の準備も社員全員で行います。クレイジーにはダイニングチームという料理専門のチームがあり、毎日ランチをつくってくれます。僕たちの健康を守ってくれる、母親みたいな存在です(笑)

平津さん:オフィスの1フロアをダイニングチームがつかっていて、キッチンなど料理をする環境が整っているんです。ダイニングチームが作った料理を運んできたら、みんなで声を掛け合って準備して「いただきます」といって、全員一緒に食べます。最初インターンにきた時は驚きました。

杉山さん:会社で大切にしている優先順位というのがありまして、健康が第一、人間関係が第二、社会を変える仕事が第三といっています。そして、最後にくるのが利益なんです。普通だったら逆だと思うんですね。でも、CRAZYは「生きる」ということを大切にしているので、そもそも「働いている」という感覚は持っていなくて、「生きている」という感覚で仕事も取り組んでいます。健康を第一に、人間関係を第二…とする時に、ご飯は自然食で無農薬の手作りの料理を食べたいよねという話になって、それを実際に社内制度にしているんです。

平津さん:なので、毎日ご飯がすごく美味しいですし、みんなで食卓を囲んで一緒に食べるのでご飯の時間も楽しいです。こちらも創業期から続いている文化で、CRAZYの文化の源の一つだと思います。

杉山さん:ご飯は二日かけてつくった発酵玄米を炊き、野菜は九州の無農薬の会社と提携して取り寄せています。これは創業時からやっていることで、今だと年間1000万以上は食費に使っているかと思います。

長期休暇が自由にとれる、ただその期間の給与は発生しない「グレートジャーニー制度」

杉山さん:「グレートジャーニー制度」という、1ヶ月以上休みを自由にとれる制度があります。そもそもCRAZYは従業員という概念がなく、一人一人が働きたいと思っている一方、つねに働いていてベストのパフォーマンスが出せないのであれば休んでもいいんじゃない?と思っています。。なので好きな時に休みをとって旅行したり、自分のインプットの時間を作る、というのも全然OK 。ただその期間は給与は発生しないよ…というのがグレートジャーニー制度です。コーポレートサイトにはこれまでグレートジャーニー制度を使って旅をした人を特集して紹介しています。

― 普通の職場だと有休を使うことにも気を使ってしまうと思いますが、開放感があって良いですね!

杉山さん:旅じゃなくても大丈夫です。7月も4〜5人がグレートジャーニー制度使ってお休みをとっています。タイミングは自分で調整ですね。自由にとはいっていますが、仕事を放り投げるというのはありえないです。あらかじめ自分で仕事を調整して、終わらせてから使うといった感じです。

全社員で世界1周や、全社員でインターンなど、毎年ごと行う「全社員シリーズ」

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― 社員全員で毎年面白いことに挑戦しているらしいですね。

杉山さん:そうです。全社員シリーズっていうプロジェクトを毎年やろうということで様々な企画にチャレンジしています。1年目は、全社員で世界一周研修というプロジェクトを行いました。CRAZYの創業理念に「style for Earth」(地球が喜ぶ志事をする)という言葉があります。この理念ができた背景ですが、CRAZY代表の森山が、昔パタゴニアに行った時に、パタゴニアの自然の景色を見て「自然は美しくて、本質的でユニークだ。僕が目指したい世界は地球のような自然な姿だ」という言葉を書き留めたことがきっかけです。なので、創業理念のきっかけとなった場所にみんなで行こうという話から、みんなで一人旅をしてパタゴニアで集合しようじゃないかという企画になり、全社員世界一周研修を行うことになったのです。

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― 楽しそうですが、全員が一人旅して一つの場所に集まるというのは大変そうですね。2年目はどういったプロジェクトを行ったのでしょうか。

杉山さん:2年目の全社員シリーズは、全社員が様々な会社にインターンするプロジェクトを行いました。CRAZYで働く人って、ここが理想の職場で、やりたいことができると思って入ってきているので、転職率がすごく低いのですが、とはいっても最近急成長している企業や大企業など、他の会社の様子を知りたい、働いてみたいという気持ちって、誰にだって生まれるものだと思うんです。だったら、インターンとしてそれぞれ働きたい会社で働かせてもらおうよと言って、全社員インターンという企画を立ち上げました。全員が2週間、働いてみたい会社に通い全力で働きました。もちろん、その2週間は仕事を休止しています。こういった活動を通して、僕たちの価値観がすごく磨かれていくんですよね。他の会社に通って働くことで、自分の会社で当たり前だと思ってたことが当たり前ではないんだと気づいたり、他の会社の良いところに沢山気づけたりしました。

― 全社員が2週間もインターン!一体どのような業務を任されるのでしょうか。

杉山さん:全社員インターンの公式サイトで2週間みんなが働く様子を更新しているのですが、それぞれ本気で働いていましたよ。業務内容はもちろんインターンする会社にもよりますが、僕の場合ですと茨城の会社で基本社長に付き添ってお仕事をしていたのですが、社長と社員の個人面談への同席から始まり、最終的には地元の大学のキャリアセンターの方とつながって、その大学で講演をすることが決まり4日間で企画・集客を行いました。働き方について考えるセミナーで学生を15人集めるました。そこから内定者が2人出たみたいなので、何かしらの貢献はできたかもしれませんね。笑

― 2週間でそこまでやったのですか、すごい熱量と実行力ですね。インターン先は自分たちで選べたのでしょうか。

杉山さん:インターン先は基本それぞれが選ぶのですが、僕は社長に「自分に足りないものを得られるところに連れてってください」と言って決めていただきました。

― とても面白い企画ばかりだと思いますが、どうしてこういったプロジェクトを行うのでしょうか。

杉山さん:理想を追求する集団として働いていますが、社会人になって世界一周や、社会人になった他の会社を覗いてみることって、ちょっとした憧れじゃないですか。なかなかできないことだと思うんですけど、それを実現しちゃうっていうのが、このシリーズの面白いところです。欲や理想は我慢せず、すべてチャレンジするんです。全社員、欲の塊を持って生きていると思います(笑)

全力でつくりあげたエンターテイメントショー。「創業3周年のCRAZOO」

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杉山さん:ここ最近で1番大きかったプロジェクトですと、CRAZYの創立3周年パーティ「CRAZOO」ですね。7月2日がCRAZYの創業日で、毎年パーティを行っているのですが、1周年パーティは50人、2周年パーティは300人と人を集めていて、3周年は何やろうかという話しになりました。目的は、普段お世話になってるパートナーの方々にありがとうの気持ちを伝えることなのですが、ありがとうの言葉でそのまま伝えるのって普通ですし、CRAZYらしいパーティってなんだろうと考えた結果、エンターテインメントイベントをつくろう!となったんです。スタンディングで3000人入る場所を貸し切り、そこで自分たちがパフォーマーになって、演じて、クレイジーのカルチャーだったり、個性が前面に表現されるようなコンテンツを作って、楽しんでもらうイベントを行ないました。イベントの準備期間は2ヶ月あったのですが、やっぱりこの会社面白いなって再認識したのは、こういう企画やるとなったときに、ダンスするとか歌とか、すべての練習が会社の仕事の一部として取り組まれるんですよね。だから社員全員で毎日2時間ダンスの練習したり、直前は2泊3日の合宿でひたすらダンスを踊り続けて、本業がダンサーなんじゃないのかっていうくらい、みんな本気で練習したんです。世の中に発信する価値があるものに対してなら、そこにコストやお金を投資できる状況がクレイジーにはあるので、面白いと思いますね。

― 大規模なイベントを行ったのですね。ダンスやパフォーマンスもそうですが、運営も大変だったのではないでしょうか。

平津さん:私はCRAZOOの時、運営の統括を担当させていただきました。イベントのコンテンツがいくつかある中で、私はそれを全てまとめて、必要なものが何なのか、タイムスケジュールや進行スケジュールはどう進めていくのか考えることを任せていただきました。学生である私を信頼して、仕事を任せていただけることは嬉しかったです。もちろん責任は重いのですごく緊張しましたが、やりきったときの達成感と学びがとても大きくて、終わった時は本当にやれてよかったと思いましたね。

― 平津さんが運営統括を行ったのですね!学生の方は他にも関わっていたのでしょうか。

平津さん:普段、ウエディングのお仕事に携わっている「キャスト」と呼ばれている学生インターンが50人ほどいまして、今回のCRAZOOの運営は、全て学生が行ないました。

― 学生でここまで大規模なイベント運営を任されることってなかなか無いと思います。貴重な経験ですね。

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― 今後CRAZYさんはどういったことに挑戦していくのでしょうか。

杉山さん:現在CRAZYには事業が3つあって、この事業が今後どんどん拡大すれば、また新規でいろんな事業を展開していきたいと思っています。僕たちは、理想を追求することであったり、自分のやりたいことを表現することが「出来る」ということを、世の中に証明する存在でありたいので、そういった自分らしい生き方で働けるプラットフォームをつくりたいと思っています。僕たちがやりたいことはお金儲けじゃない。こういう生き方ができる場所をいろんなところに増やしていきたいですし、そういう生き方ができる人も増やしていきたいですし、プロジェクトを拡大していきたいという思いがあるので、それをやる手段がビジネスというだけなんです。事業に関していえば、世の中にある時代に合っていないもの、おかしいもの、本質的でないものを再定義して、本当に人が豊かになれるものを、どんどん世の中に普及していきたいですね。

― 素敵ですね。CRAZYさんが創り出す新たな世界、見てみたいです。杉山さんや平津さんもそうですが、CRAZYさんには熱量があって、何事にも全力で、ビジョンを語れる人ばかりで本当に素晴らしい会社だと思いました。

杉山さん:確かにそれぞれが語れますね。一致しているかはわかんないですよ(笑)。ただ、そういう想いをもった個人が集まっていることで、クレイジーが結果としてあるんです。

― 全社員一人一人が集まることで、CRAZYさんが存在するんですね。貴重なお話ありがとうございました。後半では、このCRAZYという場に来年新卒としてチャレンジすることを決断した16卒の平津さんにCRAZYを選んだ理由をお伺いします。

株式会社CRAZY

(2015.9.3)

著者

後藤あゆみ

はたらくビビビット編集長。 フリーランスで“『ツクル』を仕事にしたい未来の子供たちのために。”を、コンセプトとして活動。クリエイター支援、スタートアップ支援を行っています。おばあちゃんになるまでに美術館をつくるのが夢です 。

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