ビジネス用語って何? ~ IT業界・ゲーム業界編 ~|仕事百科

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ビジネス用語集の第2弾は、IT業界・ゲーム業界編をお送りいたします。これらの業界はどうしても難しい用語が多そうで、とっつきにくいと感じる人もいるかもしれません。しかし知っておかないと、入社したときに先輩の指示や、仕事内容が理解できなかったりと自分自身が後々困ることになります。調べてはじめると意外と面白い言葉や意味が多いので、IT・ゲーム業界興味のある人はぜひ以下の約30語に目を通してみください。
編集・執筆 / ASAMI KIMURA, AYUPY GOTO

 

1. IT業界編

・アフィリエイト

ネット広告の方式の一つで、成果報酬型広告とも。自身のWebサイトやブログなどに商品やサービスなどの広告を掲載して、その広告経由で商品購入やサービス利用などの成果が発生した際に、広告主から報酬を得るというもの。掲載回数やクリック数だけに対して報酬を支払う必要がないため、広告主にとってコストパフォーマンスが良い。Web媒体運営者は掲載広告を自由に選ぶことができ、自分のサイトのテーマに沿った広告を選ぶなどして成果が得られやすくなる。

 

・クラウドソージング

インターネットを通じて不特定多数の群衆(クラウド)に呼びかけ、業務を外部委託(アウトソージング)すること。また、そのような受発注ができるWebサービスのこと。世界中どこに住んでいてもパソコンとネット環境さえあれば、お仕事の受注が可能です。在宅ワークやフリーランス、アルバイトなどの新たな働き方の選択肢となっている。例えばクラウドソーシングサービス上では、企業がロゴデザインを募集していたり、文章作成やデータ入力といった業務が依頼されている。

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・グループウェア

企業などの業務の作業効率化を図るためのソフトウェア。ネットワークを利用し、組織内での情報共有やコミュニケーションを促進する。これまでメールや電話などで個別に行われていた作業が一箇所に集約され、なおかつ複数人での共有を簡単に行うことが出来るため、効率のよい業務が期待できる。

 

・コンバージョン率 (CVR)

Webサイトを訪れたユーザーのうち、実際の成果(サービスの利用や商品の購入など)に至った割合のこと。顧客転換率とも。Conversionは変換という意味です。

 

・デプロイ (deploy)

配置する、展開するなどといった意味。開発されたソフトウェアを実際に運営する環境で利用できるようにすること。

 

・バズる

ある記事などの投稿がTwitterやFacebookなどのSNSで多くのユーザーに共有・拡散され、一時的にネット上で話題になること。バズ(Buzz)とはハチがぶんぶんと飛び回る音や、うわさ話でざわざわすること。「アプリをバズらせるために、この画面にSNSのシェアボタンを置いて拡散させよう。」など。

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・ビッグデータ

IT技術の発達によって集められるようになった、多様なデータの集積。単に容量が大きなデータをビックデータと呼ぶわけではなく、一つひとつは軽量なデータが大量に集まったものを指すと考えると良いでしょう。ビッグデータはデータそのものの質よりも、活用するためにどう解析し処理するかが重要になり、これをビジネスに利用しようと考える企業もある。

・プレスリリース (press release)

インターネット媒体を使い、企業から外部(報道関係者など)に向けて新しいサービスや商品などの告知を行うこと。プレスリリースは広告ではなく記事として扱われるため、信頼度が高い。もともとは新聞社(press)での発表(release)という意味。企業のWebサイトなどで見ることができる。

 

・ペルソナマーケティング

あるサービスや商品を企画する際に「ペルソナ」と呼ばれる架空の人物を設定し、そのユーザーのニーズを満たすような企画やアプローチを考えてゆくマーケティング手法。最近はインターネット事業などでもよく使われる。ペルソナは氏名、年齢、居住地域から趣味に至るまで実際に存在する人物のように細かく設定される。この手法を使うと漠然とターゲット層を設定するよりもユーザー本位の発想がしやすく、成功するサービスを生む秘訣となっている。

 

・ポータルサイト

インターネットで様々な情報にアクセスするときに玄関口となるようなWebサイトのこと。ポータルの語源はport(港)である。ポータルサイト運営では、集客力を活かした広告掲載により収入を得る。検索エンジン系やニュース系、オンライン辞書系のサイトなど、ポータルサイトにも様々な種類がある。

 

・マネタイズ

何かをお金に変えること。転じて、IT用語としてはネットコンテンツから収益をあげる意味で使う。ポータルサイト、ソーシャルネットワーキングサービス、ブログサイト、アプリケーションなどでユーザーは様々な無料コンテンツを利用するが、これらは広告表示や課金アイテムなどでマネタイズされることにより、質の高いサービスとして提供されることができている。

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・リスティング広告

検索エンジンでの検索結果に連動して、キーワードに関連したサイトを上位に表示させる広告。通常の検索結果と見た目が似ているが、リスティング広告では広告主が広告費を払えば、SEOとは関係なく検索上部に表示させることができる。

 

・ローンチ (launch)

新しいサービスを開始、立ち上げすること。主にWebサービスやアプリを新たに公開する場合に用いられる。発射装置を意味するlauncherと同じ語源。また、launcherとはコンピュータにおいてプログラムを呼び出すためのソフトウェアといった意味でもある。

 

・eコマース、EC(Electoronic Commerce)

インターネットを通じてサービスや商品を売買すること。電子商取引。一般的にネットショピング、ネット通販と呼ばれるものと同じである。市場規模は拡大しており、eコマース事業に参入していく企業は今後も増えていくと予想される。

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・LP、ランディングページ (landing page)

ネット広告などのリンク先として表示されるWebページ。一枚のページで一つのサービスや商品を紹介し、サービス詳細や問い合わせ方法などの確認にもページ移動の必要がないもの。ランディングページでユーザーを離脱させないことが、サービスや商品の売上に繋がる。

 

・O2O (Online to Offline)

ネット上での活動(Online)を、実店舗上での購買活動に結びつけること。例えば、webサイトで取得したクーポンを使って飲食店を利用したり、ネット上で下調べした気になる商品を実店舗で購入することが挙げられる。スマートフォンの普及によって、このプロモーション手法の影響はより大きいものとなっている。

 

・SEO (Search Engine Optimization)

検索エンジン最適化。SEO対策とは、自らのwebサイトが検索エンジンでのキーワード検索結果の上位に表示されるように工夫を施すことである。検索上位ほどサイトの訪問者が増え、検索結果で表示される3ページ目以降になるとユーザーにほとんど見られなくなるとされている。

 

2. ゲーム業界編

・アーケードゲーム (AC)

ゲームセンターなどのアミューズメント施設に設置され、1プレイごとにコインを入れて遊ぶタイプの業務用ゲーム機のこと。ゲーム基板を収めており、モニターやコントローラー、ボタンがついている大きな箱のことを「筐体(きょうたい)」と呼ぶ。

 

・コンシューマーゲーム (CS)

家庭用ゲーム機で遊ぶタイプのゲームソフトのこと。据置型ゲーム機用と携帯型ゲーム機用のものを含み、ソフトはパッケージングされて数千円で売られる。Consumerとは消費者という意味。

 

・ソーシャルゲーム (Social Networking Game)

もともとはSNS上で提供されるオンライン/ブラウザゲームのこと。パソコン上のブラウザで動作するゲームとして登場したが、やがて携帯電話で遊べるゲームとして広がり、今ではSNSを介さないものでもスマートフォンで遊べるゲーム全般がこう呼ばれる。基本プレイが無料であることが多く、アイテム課金などによってマネタイズされる。

 

・ネイティブアプリ

ネットのブラウザ上で動作する「Webアプリ」に対して、アプリをダウンロードした後はWeb上での接続を必要とせずに、端末内で処理され動作するアプリケーションのこと。また、両者の特性を兼ね備えたアプリケーションを「ハイブリッドアプリ」という。

 

・デバッグ (debug)

コンピュータプログラム内の誤り(バグ)を見つけて修正する作業のこと。bugとは虫の意味。デバッグを支援するツールのこと、またはデバッグを行う人をデバッガという。

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・マスターアップ

ソフトウェアなどがデバッグなども全て済ませ、あとは生産して出荷可能な状態になったこと。ゲーム業界で良く用いられる表現。

 

・パブリッシャー

ゲームを宣伝・流通・販売を担う会社のこと。開発費を負担するため資金を持っている企業である必要がある。消費者から有名なゲームメーカーとしてイメージされるのはパブリッシャーである。

 

・ディベロッパー

ゲームを開発する会社のこと。ゲーム開発子会社。パブリッシャーから委託を受けて、実際のゲーム開発を行う。制作したゲームをパブリッシャーに納品することが仕事であるため、消費者からみて表にはあまり出ない。

 

・ゲーミフィケーション

「人々を楽しませて熱中させる」というゲームの要素を日常の他の分野に取り入れることで、ユーザーの行動を活性化させる狙いを持つマーケティング手法。例えば、「お買い物◯円ごとにポイントを付与し、一定ポイント集めると商品に交換する」というものや「累計ご利用額に応じてユーザーが得られるボーナスのステージが上がる」といったシステムもゲーミフィケーションに入る。マーケティングだけではなく、教育やトレーニングなどにも応用することができる。

 

最後に

いかがでしたか?よく使われる業界用語というのは、それぞれの企業によっても異なるかもしれません。こうした用語を耳にしても戸惑わないようになったら、立派な業界の一員ですね。

(2015.7.14)
Asami Kimura

著者紹介

木村麻美Asami Kimura

横浜国立大学大学院環境情報学府修了。 独学でIT企業のデザイナーへ。 ストーリー性のある音楽や、ポストロック等が好み。
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