モーショングラフィックスって何?|仕事百科


自分で作ったロゴやイラストをアニメーションのように動かしてみたい!と思ったことはありませんか?グラフィックに動きをつける手法のことを、「モーショングラフィックス」といいます。近年では電車内のデジタルサイネージやミュージックビデオ、WEBなどで、モーショングラフィックスが使われた広告をよく目にします。今回は、モーショングラフィックスとはどういったものなのか、自分で作るにはどんな知識が必要なのかを説明していきます。

編集・執筆 / HIRATA, YOSHIKO INOUE
イラスト / Miyagi Takumi

目次
  1. モーショングラフィックスとは
  2. 身の回りのモーショングラフィックス
  3. モーショングラフィックスを作るには
  4. 最後に


 

1.モーショングラフィックスとは



モーショングラフィックスとはロゴやイラスト、文字、図形、写真などに動きや音を加えて動画にしたもののことを言います。
身近な例をあげると、

・テレビCMの「動きのある企業ロゴ」
・ミュージックビデオの音楽に合わせて「テンポよく動く図形やイラスト」
動くインフォグラフィックス

などなど、モーショングラフィックスは世の中にあふれています。
モーショングラフィックスを利用することで、文字を読まなくても、音と連動した気持ちの良い動きの図形やロゴ、イラストでより具体的な情報を記憶に残すことができます。近年WEBやSNSに現れる広告では、動画広告が多く、モーショングラフィックスが多く取り入れられていますね。

 
 

2.身の回りのモーショングラフィックス


なんとなくモーショングラフィックスがどんなものなのかイメージができたところで、特徴のあるものをいくつか紹介していきます。

図形を使ったモーショングラフィックス


出展:東京メトロ公式チャンネル「すすメトロ!ドラえもん登場」

この動画は、東京メトロがドラえもんとコラボして駅のリニューアル情報や取り組みを発信する広告です。ドラえもんのポケットや赤い鼻をイメージしたグラフィックが効果音や音楽に合わせて動いてかわいらしいですね!
 

タイポグラフィを用いたモーショングラフィックス


出展:RALLYE LABEL「LUCKY TAPES – Gun」

こちらはミュージックビデオです。歌詞と曲に合わせてロゴが動きます。ロゴのデザインと映像の効果で、レトロな雰囲気を感じますね!ロゴを作るのが好きな人にとっては制作の参考になるのではないでしょうか。アニメーションを実写映像と合わせることで、より魅力的な映像になっています。

 

モーショングラフィックスを利用したインフォグラフィックス


出展:大塚製薬 公式チャンネル カロリーメイトWeb Movie|3minutes Calorie Mate

インフォグラフィックスを、アニメーションなどの動画で表現することをモーションインフォグラフィックスとも言います。この動画では、人の食生活やカロリーメイトに関する情報がたくさん詰まっていますが、アニメーションのおかげで、テンポよく情報を吸収できます。書類の文字を読むよりも、早く内容を理解でき、情報が頭の中にスムーズに入ってきますね!モーションインフォグラフィックスは、プレゼンテーションなどにも向いていると思います。

▼合わせて読みたい
インフォグラフィックって何?

 

写真を使ったモーショングラフィックス


出展:RIDE ON EXPRESS/ HAPPY BIRTH-SUSHI/ Main Movie from BIRDMAN inc. on Vimeo.

このモーショングラフィックスは宅配寿司チェーン「銀の皿」の”ハッピーバースシー”というキャンペーンのPR動画です。寿司や人の腕は写真だということがわかります。コマ撮りのようにも見えますね。こういった細かい集合体の表現ができるのがモーショングラフィックスの特徴でもあります。

 

CGを使ったモーショングラフィックス

出展:AT&T "Your Thing" from Brand New School on Vimeo.

この動画では、CGと平面のアニメーションが混ざったモーショングラフィックスで、企業のロゴになっています。立体的な表現になると、より素材感を感じられますね!モチーフ一つ一つの重さまで伝わってくるようです。

 

イベントロゴのモーショングラフィックス


引用:Design Ship公式サイト

WEBサイトを開くと、イベントのロゴがモーショングラフィックスで動きます。広告だけでなく、こういったWEBサイトの見出し部分にも多く利用されています。文字を描くように滑らかな線で動きがついており、何度でも見てしまいますね。

 

3.モーショングラフィックスを作るには


モーショングラフィックスの例として上げた動画を見ると、動きが複雑で、高度な技術が求められるように見えます。モーショングラフィックスを制作するには、どんな人が向いていて、どういったソフトが必要なのでしょうか。

どんな人が向いてるの?

まずは、グラフィックデザインが好き、得意という人におすすめしたいです。モーショングラフィックスは、その動きや効果もですが、モチーフであるグラフィックのかたちや色が引き出す魅力も大きいです。モーショングラフィックスの制作は平面グラフィックの制作スキルを活かせるので、その応用として取り組めます。
他にも映像作品の制作をしている人や、3DCGのグラフィック作品を制作している人も、普段の制作の延長線上に始められると思います。

 

モーショングラフィックスを作るためのソフトは?

モーショングラフィックスを作る上で最も主流なソフトはAfter Effectsです。IllustratorやPhotoshopとの連携はもちろんのこと、3DCGのモーショングラフィックス制作に使うCINEMA 4Dとの連携もスムーズです。

 

4.最後に


モーショングラフィックスを使った映像は、情報を早くわかりやすく伝えることができます。さらに、音楽や効果音にリンクさせる動きは、見ていて癖になるような印象を視聴者に与えられるため、今後の広告制作ではさらに取り入れられていくと思います。平面グラフィックに加えて映像作品も作れると、就職活動でも表現の幅をアピールできますよ!
今まで映像作品に触れてこなかった人も、モーショングラフィックスから始めてみてはいかがでしょうか。

 

(2019.2.18)
ひらた はな

著者紹介

平田華ひらた はな

多摩美術大学情報デザイン学科所属。紙媒体を中心に作品を制作中。
記事一覧へ