会社説明会って何?|仕事百科

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会社説明会は、就職活動においてのスターターピストルです。就活で何をすればいいかわからない場合「まずは会社説明会に行くことから始めてみよう」と考える人も多いのではないでしょうか。しかし、会社説明会はなんとなく参加するだけでは、成果はなかなか得られません。せっかくスタートダッシュが早くても、計画性なく参加するとその後なかなか勢いがつかなくなるので、会社説明会についてこの記事で予習してスムーズに就活に挑みましょう!
編集・執筆 / ASAMI KIMURA, AYUPY GOTO

目次

  • 1. 会社説明会とは
  • 2. 単独説明会の流れ
  • 3. 意識しておくと良いこと
  • 4. 最後に

1. 会社説明会とは

会社説明会とは、企業が就活生に向けて会社の理念や事業内容などをPRし、本選考に進んでもらえるように興味を持たせる場です。説明会には大きく分けて2種類あり、様々な業界・業種の企業が一堂に会して行われる合同企業説明会(合説)と、ひとつの企業が自社オフィスなどで開催する単独会社説明会があります。会の名称には企業説明会、就職セミナーなど他にもいろいろな名称がありますが、意味はさして変わりません。一方で説明選考会という名前の場合は、同時に選考が行われます。

合同説明会と単独説明会の主な違いはその場に出展する企業数と思われがちですが、内容の面でもかなり差があります。

  • ・合同説明会

    説明は一回につき20分ほどのローテーションであることが多い。単独説明会と違い最初からその企業に興味がある学生ばかりではないことを考慮して、事業内容などについては比較的簡単な説明である。企業のWebページを見て予習済みであると、少し物足りないこともある。ローテーションの間の時間に担当者と話をすることもできる。

  • ・単独説明会

    全体で2時間ほどの枠が設けられていることが多い。興味を持ってその企業に足を運んだ学生向けに、より会社や事業の深い説明がされる。Webページなどを使って予習をしておくことで、セミナー中の説明が理解しやすい。会場には複数の社員がいるので、社内の人の雰囲気も感じることができる。説明会に付随して座談会や、なんらかの選考が行われる場合もある。

一般的に、志望業界や業種が定まっていない段階では合同説明会で沢山の企業に触れて視野を広げ、業界が決まってきたら単独説明会に赴いて企業研究を深めるという流れになりそうです。単独説明会はその会社の選考過程に含まれていることも多くどうしても都合がつかない時以外は参加するべきですが、合同説明会は必ずしも行く必要はありません。

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2. 単独説明会の流れ

以下では単独説明会を例に、その参加の流れを説明していきます。

1. 参加予約をする
単独説明会はまず参加の予約をすることから始まります。会社のWebページから直接マイページ登録をしたり、就職情報サイトでその会社にプレエントリーをしたりすることで説明会の予約ができるようになります。説明会開催のお知らせがメールでされる会社もありますが、そうでないところも多いので気になる企業の情報は常にチェックしておきましょう。人気企業はタイミングを逃すと満員になってしまうこともあります。

予約可能な日程は複数用意されていることがほとんどです。参加可能な日程がいくつかある場合、なるべく近い日にちに予定を入れて行きましょう。事実、大抵の説明会や面接の日程は近い日にちから埋まっていきます。これは就職活動全般に言えることですが、自分の予定を組むにしても相対的な評価を受けるにあたっても、行動はなるべく早いほうが有利です。予定を先延ばしにしてしまいがちな人は意識しておきましょう。ちなみに、合同説明会はほとんどが予約不要です。

2. 当日会場に向かう
参加確認メールなどをよく読んで説明会に向かいましょう。まれにメールや確認画面などをプリントして持っていく必要のある場合があります。そうでなくとも地図などは印刷しておくと便利です。多くの人が服装にも悩むかと思いますが、「服装指定がない場合はスーツ、私服可/私服でお越しくださいと記述があるなら清潔感のある私服で行く」など、自分の中で線引きをすると割り切りやすいです。また、A4サイズまでの資料が入る鞄を持ち、筆記用具やメモ帳も忘れないようにしましょう。必要と思えばポートフォリオも持っていたほうが良いでしょう。

3. プレゼンテーションを聞く
会場に入って座席につきます。机がある場合ない場合、席がすべて前方を向いている場合、参加者が向かい合っている場合などいろいろあります。特に席が島になっている場合はその後グループディスカッションなどがあることが多いので、説明会が始まる前には同じ机になった学生同士で少し会話をしておくと緊張がほぐれます。配られている資料にも先に目を通しておきましょう。プレゼンテーションが始まったら、重要な情報はメモを取りながら聞きます。どんな点に意識して説明を聞くべきかは後ほど触れます。

4. 説明会と一緒に行われることがあるもの
企業によっては説明会の前後に以下の様なプログラムが組まれていることがあります。特にエントリーシートの記入などは、事前に知らされていなくても短い時間で行われることがあるので注意が必要です。

・座談会
学生複数人と社員の方で自由に質疑応答ができる時間が設けられます。面接での会話の練習や志望理由を見出すことにも役立つので、なるべく自ら質問をすることが好ましいです。自分で質問ができなかったとしても、他の学生の質問から会社のことを良く知ることができます。

・グループワーク
一次選考として行われます。選考を通してその場で仲良くなることができれば、説明会後にそのグループでお茶をして情報交換をしたりするなどということも。
(グループワークについてはこちら:グループワークって何?|仕事百科

・エントリーシート記入
企業選びの軸など数項目で済むものから、履歴書のように細かく記入するものまで様々です。情報収集や自己分析がどれくらい事前にできているかが試されているのかもしれません。

・ポートフォリオ講評
クリエイター向けの説明会では、直接社員の方にポートフォリオを見てもらう機会が用意されている場合があります。講評が得られる場合は事前に告知されているはずなので、例え作りかけだったとしてもポートフォリオを持参して行きましょう。会社によってポートフォリオの構成や内容に求めることが違うため、会社に合ったポートフォリオを作れるようになるための貴重な機会です。

3. 意識しておくと良いこと

会社の情報をインプットするだけではなく、自分のアウトプットの材料を集めるという意識で説明会に参加しましょう。会社説明会で得た情報が使えるのは企業研究や業界研究にだけではありません。実際に面接試験に進んだときに何を志望動機とするか、どのように自己PRすればいいのかというヒントが説明会にはたくさん含まれています。

例えば多くの企業は説明会でその会社のビジョンについて丁寧な説明をするでしょう。どんな会社でもその企業の理念に共感して一緒に働ける人材を求めています。つまり学生が会社のビジョンにどれだけ共感していて、それについてどういう考えを持っているのかということは、とても大きな志望動機であり自己PRポイントにすることができるのです。

他にも直接的に求める人材の条件が説明されるときもありますが、もちろんそれをそのままアピールすれば良いというわけではありません。求められる条件を自分の持ち味と照らし合わせることで、自分がその会社でどう活躍できるのかを想像してみましょう。

逆に、説明を聞いて自分に合わないと思う会社もあると思います。その時はその会社の何があわないのかを明確にしておくことも大事です。そうすることで企業選びの軸が明確になっていきます。

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4. 最後に

いかがでしたか?
ふつう説明会参加も回数を重ねていくことで要領を掴んでいくものですが、就職活動時期の忙しさに翻弄されて、ただ参加するだけになってしまうと非常にもったいないです。できることなら参加するすべての説明会を有意義な時間にしていけると良いですね。

(2015.9.25)

著者

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K村

UI/UXデザイナーとして働く会社員。コピーライティングを学んでからマーケティングへの関心が強くなった。SF的なものが好き。はたらくビビビットのインターン1期生。

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