企業勉強会に潜入!カヤック的「ゲーム運営をもっと楽しくする方法」とは?

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昨今のIT業界では毎日のように「勉強会」が開催されています。

「勉強会」という名の業界交流会であったり、講義のような知識がぎっしり詰まったセミナーであったり、その形は様々です。実はその勉強会が様々なクリエイターに出会ったり、気になる会社に潜入できる貴重な機会であることを、みなさんはご存知ですか? ということで今回は、何かと話題を欠かさない株式会社カヤック(以下、面白法人カヤック)主催の勉強会に参加してみました!
編集・執筆 / VIVIVIT MUROUCHI, AYUPY GOTO

面白法人カヤック主催 「旅する勉強会」に行ってきた

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面白法人カヤックは、鎌倉と横浜にオフィスを構える「日本的面白コンテンツ事業」を運営する企業です。受託のコンテンツ制作やプロモーション支援、アプリゲームなどを作っている他に、葬儀屋や不動産まで幅広い事業を行っています。カヤックが作ったおもしろサービスやキャンペーンは、インターネットが好きな方であれば一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

そんなハズレなしでキャッチーな企画を生み出し続けるカヤックのデザイナーが、どうやって「ユーザビリティ」や「面白」を考えているのか気になる!と思い、勉強会にお邪魔しました!
筆者と同じように考えている人は多いようで、会場はたくさんの人で賑わっていました。

来場された方にお話を聞くと……
・自社サービスのエンジニア
・フリーランスのWebデザイナー
・アプリ開発をしている高校生
・上場企業の取締役
など、様々な職種の方が参加されていました。参加者の制限がないのも素敵ですね!

乾杯で勉強会スタート!

まずは乾杯で勉強会がスタート。勉強会に来ていると思えば、罪悪感なしにお酒が飲めますね。

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▲カヤックのみなさん

この勉強会では4名の社内UX/UIデザイナーが自由なトピックで登壇してくれました。

「ゲーム運営のデザイナーがこんなにも楽しんでいるワケがない!!」カヤックデザイナー高橋さんの仕事術

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どれもこれもワクワクする面白プレゼンテーションだったのですが、本記事では「ゲーム運営を楽しむ方法」のプレゼンをご紹介します。

登壇したのはカヤックのデザイナーである高橋さん。
カヤックを代表するゲーム『ぼくらの甲子園ポケット』のデザインを担当されています。

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多くのゲームの「運営」というのは
・ゲームを盛り上げるイベント
・品質保持のための改修作業

の2つの運営を指すそうです。
ソーシャルゲームに携わっている方にとっては馴染みがあると思います。

ゲーム業界で従事されている方からは「”運営”は憂鬱、”開発”をやりたかったのに……」という声を度々耳にするのですが、一体高橋さんはどんなきっかけで「運営楽しい!」と思えるようになったのでしょうか?

エンゲージメントアップのきっかけは、実生活からのアイディア

ゲーム内で重要な導線となる「イベントバナー」。数百ピクセルのこの画像によって、ゲームの売上が左右されるといっても過言ではありません。こちらは高橋さんの担当で、はじめは情報が伝わればOKと思って作っていたようです。しかし、あまり売上が伸びなくなってきたときに「ユーザーはバナーに興味を持っていないのでは?」と考えました。その状態を打開するために、ゲームに限らず自分がビビっとくる広告をゲームの外(実生活)で探したそうです。



その中でも高橋さんが実際に取り入れてみたのが以下のアイディアです。
・「◯◯農家で作りました!」といった生産者の顔が見える野菜
・カラフルで目を引く手書きのポップ
・「絶対に押さないでください!」という好奇心をくすぐられるフレーズ
確かにどこかで見たことあるし、ゲームとのギャップが面白くてタップしたくなりますね!

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キャラクターの設定に加え「こういうことを言わせたら面白そう」と思ったことを実行し、運営によってゲーム内の世界が拡張されていく感覚に楽しみを覚えたそうです!

これらのバナーに変更すると、クリック率が飛躍的にアップしたそうです。その時に「今まではゲーム内の表現に縛られすぎていた!」と気付き、外の世界に目を向けて初めて「バナーの本当の役割」が見えたとのこと。

運営が楽しんで作ったものはユーザーも楽しめる

高橋さんにはもうひとつ気付いた点がありました。運営が楽しんで作ったものは、ユーザーからの反応が良かったのです。キャラクターにお遊びでつけた設定がユーザーの間で話題になったり、必要以上に力を入れて作ったミニゲームが中毒者を増やしたり……。(詳しくは『ぼくらの甲子園ポケット』をプレイしてみるとわかるかもしれません!)そのような施策はしっかり数字にも反映されたそうです。

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単調に感じるゲーム運営のお仕事も、ちょっとした工夫でユーザーを楽しませることができるということを発見してから、仕事のやりがいがアップしたとのこと。

なんとなく「それっぽいから」という理由で型にはまったものを作り続けることは面白くないし、ユーザーの心も動かせません。自分が「楽しい!」と思えるものは、きっと他のみんなも楽しいと思うはず。実業務と関係ないことでも自分が良いと思えるものをストックし、それを仕事でアウトプットすることが業務をより楽しくするコツなのかもしれないですね。これは特に、エンターテイメント業界のお仕事ではなにより大切なことではないでしょうか。

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▲高橋さん、ありがとうございました!

その他にも
・「アガれば全て上手くいく」 自社サービスデザイナーが語る仕事が鬼捗るセルフマインドコントロール法
・ITであってITではない 完成度がやばい「すごい天秤
・視覚の「気持ちいい」を生み出すアニメーションの法則
どれも「面白法人」の名にふさわしい興味深い内容でした。
気になる方は是非次回の「旅する勉強会」に参加してみましょう!

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プレゼンの後は交流会があり、業界や年齢を問わず最後までみなさん楽しんでいました。やはりカヤックの「面白」が気になる好奇心旺盛な方が多く、話の尽きない楽しい交流会はあっという間に時間が過ぎていきました。

面白くなければ仕事じゃない!「楽しく働くこと」は考え方次第

今回初めてカヤックが運営するイベントに参加してみて、社員の皆さんがのびのびと自由に発言できて、楽しく仕事をできているという印象を受けました。

デザイナーさんの登壇もそれぞれの個性が余すことなく発揮されていました。ただ、全員合致している部分は「自ら仕事を楽しくしている」ということ。単純にポジティブシンキングであるというよりは、会社全体で「面白」に重きをおいているからこそ、そういった考え方ができる人が多いようです。それぞれが自分を「アゲる」方法をちゃんとわかっているんですね。

さて、面白法人カヤックさんの「旅する勉強会」、次回は12月を予定しています。
イベントの最新情報についてはカヤック公式Twitter、またはConnpassのイベントページをチェックしてください。

カヤックさん、ありがとうございました!

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(2017.11.15)
ビビビット むろうち

著者紹介

ビビビット むろうち

クリエイターを愛するビビビットの人です。 主に中途採用を担当中。 クリエイターがいるところにはいつでもどこでも出没するので、 じゃんじゃん声をかけてください! イベントレポートやイベント協賛も承っています。 マイブームは3D。
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