逆質問への不安を減らす!会話の流れを意識する対策

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面接で必ずやってくる逆質問の時間が、苦手だという人も多いのではないでしょうか。「準備した質問を上手く言えなかったら……」「面接官の反応が心配……」といった不安を抱えて、面接に臨むこともあるのではないでしょうか。しかし、ポイントをつかめば逆質問が、あなたにとってのチャンスの時間になるかもしれません。この記事では、具体的な質問内容を考える前に参考してもらいたいことをまとめました。
編集・執筆 / ASAMI KIMURA, AYUPY GOTO

ー 逆質問は面接最後のアピールチャンス!

面接では通常、面接官の質問からに一通り答えた後、逆質問という時間が設けられます。逆質問とは、面接時間の最後に聞かれる「最後に何か質問はありますか?」に対する時間のこと。最終的な印象に関わる重要なもので、ここでどのような質問をするかは面接の結果を十分に左右します

面接官からの質問に対する対策は誰もが行うと思いますが、逆質問の準備も同じくらいしっかりと行うべきです。応募者側が質問をできるとあって内容の自由度が高いこともあり、何も用意をしないとうっかり不適切な質問が飛び出てしまうかもしれません。もし逆質問で失敗をすれば、それまでに築いたせっかくの好印象も台無しになってしまいます。

逆質問を上手く使うことができれば、それまでの受け答えで得た手応えをより確実なものにしたり、なかなかパッとしなかった面接を一気に印象づけたりすることができるので、ぜひ得意なパートにしていただきたいです。

ー コミュニケーションにならない質問はイマイチ

逆質問の対策をするとき、面接官への質問事項を用意して終わっていませんか?

質問事項だけの用意だと、それに対する面接官の回答を聞いたところでその質問に対する会話が途切れてしまいます。次の質問をしても、そこでまた同じような流れとなってしまう状況が想像できると思います。これは言葉のキャッチボールができていない状態です。このときの独特の間が、逆質問への苦手意識の原因になっている人もいるのではないでしょうか。
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面接中の会話は、質問に対する回答を繰り返す形式が中心になります。ですが、相手とコミュニケーションをとっていることには変わりありません。逆質問の時間は自由度が高いと述べましたが、それまでの質問よりもコミュニケーションらしいやり取りになりやすい時間でもあります。この点を意識して逆質問のイメージをしていきましょう。

ー 質問を通して知りたいのは何か考えてみよう

ぶつ切れの質問にならないためにオススメしたいのが、まず質問の言葉ではなく、その中心にある質問の核を考えることです。
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例えば、これまで「ひとつのプロジェクトに関わるデザイナーの人数は何人くらいですか?」という質問を用意していたとします。この場合、回答をもらってその質問は終わりになってしまいます。しかし、この質問で知りたいことが「その会社でのデザイナーの立ち位置」であると考えてみると、質問のバリエーションや質問周りの会話を膨らませることができます。

「その会社でのデザイナーの立ち位置」を知るために考えられる質問

Q. ひとつのプロジェクトに関わるデザイナーの人数は何人くらいですか?
Q. デザイナーを続けていくとどのようなキャリアアップが考えられますか?
Q. 活躍されているデザイナーはどういう方ですか? ……etc

これらの本質は「その会社でのデザイナーの立ち位置」を知るための質問なので、それぞれが無関係ではありません。各質問をうまく続けて流れを作ったり、状況に応じてピックアップするという選択肢ができます。例えば、先ほどの質問の後に「業務の分担はどうなっていますか?」などと続けることもできますね。

このような質問の核をいくつか持っておけば、逆質問に使える項目の幅が広がります。

ー 会話の中での自然な質問に見せよう!

それまでの面接内容の流れを汲んだ逆質問ができれば、面接官に「自然な会話ができる人間なんだな」と思ってもらえます。質問の内容だけではなく、質問の仕方でも周りに差をつけることができますね。

さて、「会話の中から質問を作る」というととても高度なことのようですが、準備してきた質問を使ってもそのように「見せる」ことは可能です。

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まずは、準備した質問を出し切ることばかりにとらわれないようにしましょう。

一般に逆質問は最低5つは用意しておくべきだと言われています。ですがこれは逆質問時に5つ質問をし切らなければいけないということではありません。面接中の会話で既に出てしまった話題を避けたり、面接官に合わせた質問を選ぶことを考慮し、予備の質問を含めての数です。

準備した質問の取捨選択を試みることは会話の中で質問を作る上での第一段階となりますので、それも含めて逆質問の項目を考えてみましょう。もちろん、その場で気になることができたら臨機応変に質問に取り入れることができればなお良いです。

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逆質問前の面接中に、用意しておいた質問に近い内容が触れられることがあります。このとき、その質問の扱い方には2通りあります。

ひとつはその質問を逆質問の項目から外す方法、もう一つは「先ほど〜というお話がありましたが……」と前置きをして準備してきた質問を出す方法です。

後者は完全に質問の答えを言われていない場合、より詳細を聞きたい場合に使うことができます。このような前置きを入れるだけで相手の発言内容を拾って自然に出てきた質問のようになり、言葉のキャッチボールらしさがぐんと増します

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そのほか、前もって質問の中でのストーリーを組み立てたり、質問に対して面接官がどう返してきそうかシミュレーションしてみましょう。ただし、目的は想定通りに質問を並べることではなく、あくまで会話としてイメージしておくことであることを念頭に置きましょう。実際にその流れにならないとしても、逆質問前の不安を少なくすることができます。

ー 最後に

質問を「点」でぶつけるのではなく「線」で繋いでいく意識をすることで、コミュニケーションもスムーズにでき、不安を減らすことができるかもしれません。逆質問において面接官を感心させることができれば怖いものなしです。他の就活生と差別化を図って、逆質問をボーナスステージにしましょう!

(2016.1.29)
Asami Kimura

著者紹介

木村麻美Asami Kimura

横浜国立大学大学院環境情報学府修了。 独学でIT企業のデザイナーへ。 ストーリー性のある音楽や、ポストロック等が好み。
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