毎日触れる、私達の一番身近なデザイン。学生によるUIデザイン作品合同展「UI展」レポート

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去る2018年6月30日(土)・7月1日(日)の2日間、東京のアーツ千代田3331にて、学生のUIデザイン作品展「UI展」を開催しました。前の週のゲームアーツ展に続き、UIデザイン作品が集まったこちらの展示会。
2日間限定の展示会の様子、そして出展作品についてレポートします!
編集・執筆 / YOSHIKO INOUE,AYUPY GOTO

●UI展とは?

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「UI展」とは、学生によるUIデザイン作品の展示会です。UIデザインというのは、User Interface Design(ユーザーインターフェイスデザイン)の略。プロダクトの使い手である”ユーザー”がスムーズに操作できるように、画面上をデザインすることをいいます。本展には、出展者である学生が自ら課題を見つけ、UIデザインの力で解決する提案が集まりました。(はたらくビビビット|UIって何?

【UI展 実施要項】 

【日時】2018年6月30日(土)7月1日(日)
【場所】アーツ千代田3331( 東京都千代田区外神田6丁目11-14 )
※このイベントは終了しています。

前の週に実施した「ゲーム展」の様子はこちら
 

●「UI展」は、アドビシステムズ株式会社の協賛で開催しました。

クリエイティブ系の制作には欠かせないAdobeソフト。来場者の方に向けたソフトの紹介パネルを展示し、作品の横のキャプションには使用したAdobeソフトのシールを添付しました。
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Adobe Creative Cloudはこちら

 

●美大、四大、東北、九州……。全国から集まった出展者たち

出展者は、私達が運営するポートフォリオ型就職サービス「ViViViT」のユーザーさんからの選抜、そしてユーザー以外からは一般公募で募りました。情報デザインを専攻する学生もいれば、UIデザインは主にサークルで取り組む……という人も。九州、東北、東海地方などから27名が集まりました。意外と知り合う機会の少ないクリエイティブ系の学生たちに、展示を通して交流を深めてもらう、というのもイベントの狙いの一つです。
▼朝10時に集まり、出展者同士協力して搬入作業を行いました!
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●延べ300名が来場!UIデザインを体験できるコーナーも設置しました!

出展者の皆さんの事前告知の効果か、当日はSNSをきっかけに来場したという方が多い印象でした。アーツ千代田3331という会場柄、千代田区にお住まいの親子連れの方も多くいらっしゃいましたが、現役デザイナーの方やデザインを教えている大学の教授にもご来場いただき、皆さんにじっくり見ていただきました。出展者のお友達が来場し、他の出展者の作品を見ながら皆で盛り上がる……という一幕も!学科や学校の垣根を超えたクリエイティブ系の学生の繋がりが生まれました。

SNSに寄せられた感想

UIデザインを体験できる”UIパズル”も用意しました!

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学生の作品展示の他に、UIデザインを体験できる「UIパズル」のコーナーも設置しました。「ViViViT」を運営しながら学生さんのお話を聞いていると、「グラフィックデザインやイラストは好きだけど、WEBやUIはよくわからないし、興味がない」という声が少なくありません。現代の私達の生活で、一番身近なデザインと言っても過言ではないUIデザイン。このコーナーを通し、来場された学生さんには「つくる目線」でUIデザインに触れて欲しいという願いを込めました。
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パズルでは、スマートフォンの画面の枠とアイコンやバナーなどのパーツを用意。自由に組み合わせ、オリジナルのUIデザインがつくれます。デザイナーを志す学生さん以外の来場者の方も、毎日触るアプリやUIデザインについて、新たな発見があれば嬉しく思います。
▼オリジナルのUIデザインをSNSへアップしてくれた方、ありがとうございました!

展示2日目には、前週のゲーム展と同様、デジタルプロダクトを手がける企業の方をお呼びしました。企業で活躍するクリエイターさんに作品のアドバイスを直接もらったり、インターンシップのお誘いを受けたりと、それぞれにいろんなお話をしたようです。
フィードバックを受けたことで、さらに素敵な作品が生まれるのが楽しみです!

●PICK UP!出展者ミニインタビュー

東北芸術工科大学 八巻さん

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Q.今回の出展作品の概要と、参加者の反応について教えてください。

2年時の課題を手直しし、出展しました。ブラッシュアップする際は、「使いやすさや画面の見やすさ、誰のためにどんな問題が解決できているか」を第一に考えて直していきました。プレゼンボードでは”プロセスの流れ”を説明する部分に特に力を入れたのですが、見た人に面白いと言ってもらえて良かったです。
また、自分はプロダクトデザイン学科なのですが、「プロダクト学科なのにUI作品?」と来場者の方に驚かれることもありました。”車”や”製品インターフェイス”というところから、UIデザインやUXについて考えるようになったので、そういった経緯や学科についても話す機会になりました。学科や課題について話す時にはポートフォリオがツールになったので、置いて良かったと思います。

Q.今回の展示に参加した感想と、今後の活動について教えてください。

UIデザインを専門的に勉強している人の作品は、色の差の付け方やドロップシャドウの使い方など、WEBに対応したデザインができてるなと思いました。そういう人はボードも美しくエディトリアルデザインされていて、参考になります。
今後は、アプリデザインをもっと勉強していきたいです。インターフェイスからさまざまなデザインを試行錯誤していきたいと思います。

女子美術大学 川中子さん

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Q.今回の出展作品について教えてください。

“Tercye(テルシー)”というお天気アプリをつくりました。キャラクターが天気を教えてくれるしくみにしたのは、天気を調べる方法は世の中にたくさんある中で、あえて「このアプリを開こう」と思わせたかったからです。来場者の方からは、「テルシー(登場キャラクター)が動くと面白い」「着せ替えできたら楽しい」などの感想をいただきました。
今後については、キャラクターデザインが好きなので、キャラクターをいかしたUIデザインをつくっていきたいと思っています。今回他の人の作品を見て、企画ありきよりも「ターゲット(使う人)ありき」で制作する方法を参考にしたいと思いました。

常葉大学 山川さん

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Q.今回の出展作品の概要と、参加者からいただいた反応を教えてください。

2年次の作品「楽しくエクササイズをするためのUX」をブラッシュアップし、出展しました。当時は上流工程しか見てなかったので、今回は「UIデザインの部分をきれいにしたい!」と思って取り組みました。具体的には、色味をプレゼンボードと統一したり、レイアウトを調整したりしました。約1年前の作品を振り返ると改善点を見つけることが出来、自分の成長を感じることができましたね。
私はデザインの上流過程の方を勉強していて、それを強みにしているのですが、企業の方にそのことを珍しく思ってもらえたり、作品のUX部分を拾って話を聞いてくれたりしたのが嬉しかったです。

Q.他の出展者さんの作品の感想と、今後の活動について教えてください。

美大の子の作品はやっぱりビジュアルの見せ方が上手で、色使いなども勉強になりました。
私達の勉強している分野は、良くも悪くもUI設計の部分で止まってしまうので、今後はマーケティング視点や、ビジネスとして成立するかみたいなところまで考えていきたいです。

法政大学 出口さん

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Q.今回の出展作品について教えてください。

地下アイドルを応援するためのアプリを企画しました。制作中に行き詰まった時があったのですが、自分で再度課題を整理し、目を惹く企画やデザインを考え直して進めていきました。特にこだわったのは画面のデザイン性です。アドバイスをもらったりPhotoshopVIPPinterestを参考にしたりしながら、このままリリースしても違和感がないように何度もブラッシュアップしました。

Q.他の出展者さんの作品の感想と、今後の活動について教えてください。

引き出しを引くと音が出る作品と、契約書のデザインの作品が気になりました。
今後は、まずはUIデザイナーとして就職したいです。そして、UXの部分をもっと勉強していきたいです。UIデザインの知識は付いてきたのですが、ユーザーの付加価値を意識したUI設計ができるようになりたいですね。

東海大学 仙田さん

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Q.今回の出展作品について教えてください。

なかなか読む気になれない「契約書」について、インタラクションやアニメーションを使って読みたくなる作品を提案しました。授業課題をブラッシュアップしたものです。意識したのは、グラフィックの美しさです。当日は、作品を置くだけじゃなく名刺やポートフォリオを置く大切さ、人が触れるプロトタイプを置いているかどうかなど、展示空間についても考える機会になりました。

Q.本展の感想と、今後の活動について教えてください。

他の出展者と話してみると、大学によって「UIデザイン」に関する捉え方が違うのに驚きました。自分はUIデザインはグラフィックデザインの一部と認識している部分があるのですが、プロダクトデザインの「ものづくり」からUIデザインに派生する人もいるんだなと知りました。
今後は、サービスデザインや、グラフィックレコーディングなどにも取り組んでみたいです。海外のグラレコの本を読んで、議論を構造化し、その後デザイン的にもかっこよくまとめるという手法が良いなと思いました。

●出展者どうしの交流が深まる!ワークショップ

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1日目の展示終了後は、グループで新しいサービスを企画するワークショップを行いました。画面上のデザインだけでなく、最適な改善方法や新しいアイデアを提案する力も求められるUIデザイナー。今回は自分の好きなものとその課題を書き出し、それを改善できるサービス案を考えていきます。「自分の好きなもの」を紹介しながらなので、自然とコミュニケーションも発生し、和やかな雰囲気で進めることが出来ました。
最後はグループでプレゼンし、みんなの投票で優勝が決まります!今回は、カメラ上級者と初心者を「達人」と「弟子」に分け、双方をマッチングするサービスを考えたチームが優勝しました。

●最後に

このようにして、2日間の展示会は無事終了しました。UI展は、2017年に続き2回目の開催です。同じジャンルの制作をする同世代の作品に刺激を受けたい、現場のデザイナーに作品を見てもらいたい!という方は、次回ぜひ出展応募してみてくださいね。
ビビビットでは、学生クリエイターの作品を発表する場、進路につながる場をサービス・リアルイベントともに提供するべく精進していきます!開催のお知らせや出展者の募集はビビビットのTwitterにてご確認ください!
 

(2018.7.26)
Yoshiko Inoue

著者紹介

井上佳子Yoshiko Inoue

女子美術大学卒業。 ビビビット社で、全国のデザイン・美術の学校へ行く仕事をしています。 ビビビットTwitterでもつぶやいてます( ^^ )/
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