設計エスキスから学ぶ。建築、インテリアデザイナー向けの就活イベント『建築設計エスキス会 2018』

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近年の就職活動において、クリエイティブに特化した就活イベントが増えています。なかでも業界、業種に絞ったものも散見されます。今回は、ビビビット社で建築ならびにインテリア系のイベント『建築設計エスキス会 2018』を初めて実施いたしました。今回はその様子をお届けしたいと思います。
編集・執筆 /YONEDA KOTARO, AYUPY GOTO

『建築・設計エスキス』とは?

ar_bl_eq_2作品一つから参加が可能な作品面談会です。本来「エスキス」とはスケッチ、ラフな図面や草案という意味ですが、先生や教授などに意見をもらい、より良い作品に練り上げていく行為全体を表す言葉でもあります。なのでイベント名は『建築・設計エスキス』としました。作品を通して1対1で面談をすることによって、ポートフォリオをブラッシュアップすることができます。

【建築・設計エスキス会 2018】 イベント概要

開催日時 : 2017年3月30日(木) 16:00~19:00
会場 : 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー27F
対象 : 建築、インテリア、空間デザイン志望の学生さん
準備物  :ポートフォリオ(形式自由)
服装 : 自由
※イベントは終了しております

●設計事務所ではたらくにはどうすればいいか?参加企業さんによるセミナー

p1070052まずは類設計室さんのお話からスタート。建築業界全般について、ゼネコンやハウスメーカーとの違いをお話しされていました。

「なぜ設計事務所が独立して事業をやっているのか。」

少し考えさせられる質問として「昔の建築家とはどういう人を指すのか?」と、学生さんに問いかけていました。例えば大阪城のような建築は誰が建てたと言えるのだろう。将軍、大名、大工さん……?
答えは軍師です。攻められにくく、簡単に敵から崩されない、そういったことに知力を巡らす。今も昔も同じく、依頼主のパートナーとして課題解決ができる人が建築家だ。そのような考え方でいるためには、組織設計事務所として独立し、パートナーとしてクライアントに価値を提供できなければいけない……というお話しをされていました。

(株)類設計室
組織設計事務所。類グループとして、類塾や、農園といった事業展開されています。そうしたノウハウを生かし、小学校や大学キャンパスといった教育施設を多数設計されています。

●設計職といっても広がりがある!建築、インテリア系学生のポートフォリオのまとめ方

img_0132設計職を目指すにも、大規模建築やインテリア、ディスプレイと様々です。今回はビビビット建築担当が、建築とインテリア業界で求められるスキルの違いをお話しました。

建築系:パース等のスケッチ力、きちんと寸法の入った図面を書く能力、コンペティションを勝ち抜くためのレイアウト力など。

インテリア系:住居系の設計では3Dパースのスキル、オフィス系だと営業力など。

また書類選考やプレゼンーションにおいて、ポートフォリオのまとめ方の違いを説明。組織設計事務所用、インテリア事務所用、書類選考用など種類の違うポートフォリオが並ぶなか、実際にインテリア事務所に内定された方のポートフォリオには、みなさん興味津々で見ていました。

●作品について語ろう!作品交流会

img_0140自分の作品を見てもらい、意見が聞きたい人も多いのではないでしょうか。学生さんの間で自由にプレゼンが始まる場面もありました!今回は建築、空間、インテリア、プロダクトと普段関わりがない学生さんが、作品を通して交流している様子がとても印象的でした。専門学校から大学院生まで、年齢に広がりがあったのも良い刺激になったようです。

参加した学生さんの感想

金沢工業大学大学院 建築学専攻:今回のイベントの企画自体はとても満足しています。建築・デザインを志す他の学生と交流できる機会は滅多になく、情報交換できたり、同じ悩みを共有できたりと、就活生同士トークも弾むことができました。こういったイベントが増えていくと今後建築系の就活の形も変わっていくのではないか、と感じております。10人の学生は少ないかなと最初は感じていましたが、短時間でコミュニケーションを図るには最適な人数であったと思いました。

日本大学 建築学科:本日は参加させていただき、ありがとうございました。類設計の方にポートフォリオを見てもらうとともに、他の学生のポートフォリオを見る機会があまりないので、貴重な時間を過ごせました。人によって作品の内容、見せ方が様々で、気後れしてしまうところもありましたが、参加してよかったなと思いました。本日のアドバイスを活かして就職活動に取り組んでいきます!

金沢科学技術専門学校 建築学科:企業さんと1対1で話せる機会は本当にありがたいです。普段は全くそういう機会がなく、普通だったら書類送って、面接してみたいな流れだと思います。しかし、自分の作品をしっかりプレゼンする場があることによって、自分の良さや熱意、作品に込めた思いなどを伝えられるとても貴重な機会だと思いました。また、アドバイスなども貰えて、自分のためになることばかりだったので嬉しかったです。私は参加して本当に良かったと思います。参加して、話して、今日の会社説明会へ繋げることができました。いい機会を設けて頂いて、本当にありがとうございました!

ビビビット初の建築系イベントでしたが、学生さんは各々の作品に込めた熱意を伝えあい、未来に繋がる気づきを掴んでくれたようです。運営者としては嬉しい限りでした。

●最後に

建築・インテリアの業界研究や、イベントの情報などは「ViViViT(ビビビット)」から知ることができます!自分のポートフォリオページも作成できます。また、あなたの作品を見た企業からの出会いがあるかもしれません!今後も建築系の学生さんにとって魅力的なイベントを開催する予定です!ご期待ください。

(2017.4.10)

著者

米田昂太郎

ビビビット社員 大学時は建築デザインや、地域活性化などをやっていました! マイブームはおいしいラーメン屋さんを見つけることです◎

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