今回は、「はたらくビビビット編集部」でインターン生としてはたらく、私 (Kanako Honda) が、クリエイターのための就活サイト「ViViViT(ビビビット)」を就職活動でどのように活用したのか体験談をご紹介したいと思います。「ViViViT」をこれから使ってみたいと考えている方や、登録したけれど活用できていないと感じている方は要チェックです!
※記事内のViViViTのUIデザインは、2016年当時のものです。
編集・執筆 /KANAKO HONDA, AYUPY GOTO
●はじめに
クリエイターのための就活サイト「ViViViT(ビビビット)」とは、クリエイターやデザイナーを目指す学生のための就職活動サービスです。クリエイター職やデザイナー職に特化しており、自身の作品画像を投稿するだけで、Web上にポートフォリオを作成することができます。また、様々な企業の採用担当の方がそのポートフォリオを見てくれるので、企業側からスカウトがきたり、自分から気になった企業とコンタクトを取ったりすることもできます。
このように、気軽に企業と出会うことができるのが「ViViViT」の魅力です。
【ViViViTについてもっと詳しく知りたい方はこちら】
学生クリエイターのためのクリエイティブな就職活動の仕方ーViViViT編ー
●ViViViTの活用法
それでは、「ViViViT」はどのように活用すればよいのでしょうか?私が実際にポートフォリオをつくる際に気をつけた点や、「ViViViT」の使い方で工夫した点をご紹介します。
多くの企業に見てもらえる!ポートフォリオの見せ方
カバー画像
多くの企業に見てもらうために一番のポイントとなるのは、カバー画像です。カバー画像は一番目の止まりやすい位置にあるため、自分のポートフォリオページの印象を左右します。カバー画像をどうすれば良いのかと悩んでしまい空白にしている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は私も何の画像を載せれば良いのかわからず、はじめはカバー画像を入れずに作品を載せていました。しかし、それではどんなに作品が良くても、1日にたくさんの就活生を見ている採用担当の方の印象には残りにくいのです。カバー用に新しく画像制作する必要はありません、作品の一部など自分がどのようなものを日頃作っているのか、イメージが伝わりやすいカバー画像を設定しましょう。
プロフィール・スキルシート
プロフィールやスキルシートを記入する際に気をつけたいことは、成功体験や失敗体験などをより具体的に書くことです。企業が求職者のページを見た際に、何も書いていないよりも詳しく具体的に書いていると印象も良く、自身をより理解してもらうことができます。また、絶対に1つの業界に行きたいと考えている場合以外は、希望する業界を広げてみることで様々な企業からスカウトされることも増え、視野が広がります。
作品ページ
当たり前ですが、作品の数が多ければ多いほど、企業の方からスカウトがくる確率は上がります。真面目にポートフォリオを制作している人と企業は話してみたいと思うからです。作品の数を揃えることで作品を制作した経験やデザインの表現の幅などをアピールしましょう。実際に企業から作品をお気に入りしていただけることもあります。また、「ViViViT」に頻繁にアクセスすることで、活動的なアカウントと認識されるため、企業から多くみてもらえる傾向があります。
作品写真・タイトル・コンセプト
私の場合、作品タイトルでは、すぐに何のデザインなのかをわかりやすくするため、デザインのジャンルを分けて記入しました。また、コンセプトも伝わりやすくするために、長めに説明文を記入しました。作品を載せるときに大切なのは、伝えたいことが何なのかはっきりさせることです。自分がもっとも伝えたいと思うことに焦点を絞って相手にわかりやすく伝えるための写真・タイトル・コンセプトや説明文を心がけましょう。
あしあと・お気に入り・話したい
あしあと・お気に入り・話したい機能では、自分の作品に対する企業からのリアクションは自信につながるだけでなく、お気に入りされた数や話したいされた数がプロフィールページに表示されるため、他の企業へのアピールになります。また、自分から興味のある企業に訪問したりお気に入りをしたりすることで、企業とコンタクトをとることもできます。
アルバム機能
アルバム機能では、複数の画像に見出しなどのテキストを加えて公開することができます。あとから画像や文章を簡単に挿入できるため、よりわかりやすいレイアウトやデザインにすることが可能です。私は作品画像が一つだけのことが多かったためアルバム機能でまとめましたが、ブランディングデザインのときなど、同じカテゴリーの作品を整理するという点でも優れた機能なので、うまく利用していきましょう。
公開機能
もし「ViViViT」に登録していない企業に自分の作品をみてもらいたいと思ったときは、公開機能を利用することができます。実際に私は、ポートフォリオを提出するより前のエントリーや書類選考の際に備考としてこの公開機能を利用していました。1次選考が履歴書のみだったりエントリーフォームからエントリーする場合は、自分の作品を見てもらえないまま判断されてしまうことがあります。その際に公開機能を使うことで簡単に自分の作品を見てもらうことができます。
●実際に利用してみて感じたこと
企業からの話したいが自信につながる
就活に一番大切なことは自分に自信を持つことです。しかし、自分の評価だけで自信をつけるのはとても難しいことだと思います。そのようなときに「ViViViT」では、多くの作品を投稿すればするほど、企業から「話したい(スカウト)」がきます。自分の作品を見た上で、企業側から話したいと思っていただけるというのは本当に嬉しかったです。また、「話したい」をいただけた分だけ、自分のつくったものに自信がつきました。その結果、「ViViViT」を利用する前は就活に対して消極的だったのが積極的になりました。
就活は思っていたよりも難しいものではない
就活はとても厳しいというイメージがあるため、自分の力を出し切れなかったり、なかなか就活を始められなかったりすると思います。しかし、就活で一番大切なのは自分に合った職場を見つけることであり、その場所を見つけるには、企業に沢山出会いコミュニケーションをとることが必要です。「ViViViT」ではびっくりするほど簡単に、沢山の企業と出会い、メッセージのやりとりをすることができます。ページを見た上で直接やりとりしているため、細かいエントリーなども必要なく面接に進むこともできます。このように「ViViViT」を利用した就活では、一生懸命作品をつくっていた人にとって簡単に就活を進めることができます。
●最後に
「ViViViT」は従来の就活サイトと異なるため、一見難しそうに感じるかもしれません。しかし、ポートフォリオの画像サイズやメッセージの返信方法など使い方がとても丁寧に記載されているため、実は簡単に就活をすることができるんです!なんといっても自分の作品が認められ、企業からスカウトが来るのは嬉しいですよね。早い段階から「ViViViT」を利用することで、積極的に就活に取り組みましょう!
(2016.3.10)
著者
はたらくビビビット
ポートフォリオとデザインのリファレンスメディア