32歳、公務員からデザイナーへ!ビビビッとくる転職ストーリー Webデザイナー池田さんの場合

「何事も、始めるのに遅すぎることなどない」とよく言いますが、デザイナー職に関してもそう言えるのでしょうか?美術・デザイン系の学校に所属していなかった方は特に、「早く始めないと不利なのでは?」と、気になることがたくさんあるのではないかと思います。
この特集では、デザイナー職専門の転職支援サイト『ViViViT(ビビビット)の転職アドバイザーが、ViViViTを活用してデザイナーに転職された方へ、ビビビッ!とくる転職ストーリーを伺います。
今回は、32歳で別業種からWebデザイナーになった池田美佳さんにお話を伺いました。未経験・異業種からどうやってデザイナーになったのか?ViViViTをどう活用したのか?気になることを根掘り葉掘り聞きました!
これからデザイナーを目指す方、転職を考えている方、必見です。

編集・執筆 / Vivivit Murouchi, YOSHIKO INOUE

Contents

  • ● 池田さんのビビビッとくる転職ストーリー
  • ● 池田さんが利用した、転職サービスViViViTとは
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池田 美佳

ANVIE株式会社 Webデザイナー

高校卒業後、公務員として12年勤務。その後東京デザインプレックス専門学校でデザインを勉強し、現在はANVIE株式会社にてWebデザイナーとして従事。ペットのトイプードルを溺愛。

◎デザインの勉強を始めたのは32歳から


−− まずは自己紹介と、現在のお仕事の内容を教えてください。

池田さん:ANVIE株式会社のデザイナー・池田美佳と言います。2019年現在はWebデザインをメインに、さまざまなクライアント様から主にWebサイト制作の依頼を請け負っています。

−− 池田さんは転職されてANVIEに入社されていますが、それまではどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。

池田さん:ANVIEはデザイナーとして2社目の就職先なのですが、高校を卒業してから12年間は公務員として税務署で勤めていました。……こんなデザイナー、あんまりいないですよね(笑)。

−− 税務署!しかも12年も!どういった経歴なのでしょうか……?

池田さん:高校の頃から、美術やクリエイティブなものは大好きでした。卒業したらデザインの勉強がしたかったのですが、結局親ともめてあきらめちゃったんです。こっそり専門学校の資料請求もして、自分なりには現実的に考えていたのですが……。そのときにはセンター試験も終わっていて大学に行くという選択肢もなく、先生の勧めもあって公務員になることを選びました。とりあえず働いて、お金を貯めてからデザインの学校へ行くことを目指していました。

−− 元々デザイナーになりたい気持ちはあったんですね。

池田さん:そうなんです。公務員として勤めながらも、心の中では諦めてしまったことにモヤモヤしていました。ただ、親にはずっと反対されていて。周りにデザイナーとして働いている方がいないこともあって「デザイナーは不安定な仕事」といったイメージで心配だったんだと思います。でも自分の中では「いつかはデザイナーに」という気持ちは持っていました。

−− そうだったんですね。その後、12年働いた公務員を辞めたきっかけはどんなことだったのでしょうか?

池田さん:状況が大きく変化したきっかけは結婚ですね。結婚後、わりとすぐに夫の転勤で関東に引っ越すことになったので、それを機に税務署は退職しました。そのとき夫にデザイナーになりたいことを伝えて、デザインの社会人スクールに通うことにしたんです。もう30歳を過ぎていたので、夫にも心配はされましたが……。でも自分にも「今やらなければ一生後悔する!」という思いがあったので、たくさん話し合って最後には理解して応援してくれました。

−− 30歳を超えてからデザインを本格的に勉強されたのですね!学校はどうでしたか?

池田さん:新しい環境は新鮮でした。「ついにデザインの勉強ができる!」ということや、そしてもう後戻りできないこともあって、受講し始めてからは寝る間も惜しんで勉強や制作をしていました。一睡もしないで課題を仕上げて、そのままスクールへ行くこともありましたね。大変でしたが、公務員の頃のモヤモヤや、「12年分のブランクを取り戻さなければ!」という思いでつらさをかき消し、とにかく没頭していました。

最初は本当に何もわからず始めたので、年齢のこともあり先生には心配されていましたが、修了する頃に「池田さんが一番伸びたよ」と言っていただき本当に嬉しかったです。「時間はかかっても、死に物狂いでやったらできるんだ」と思えたことは自信に繋がりました。

◎ポートフォリオが「顔」になった、初めてのデザイナー転職

▼就活の際に作ったポートフォリオ


−− 転職活動はいつごろ始めたのでしょうか?

池田さん:在学中は制作に集中していたので、転職活動を始めたのは修了してからです。3ヶ月くらい、じっくり時間をかけて行いました。
ViViViT(ビビビット)』は、転職活動を始めた頃にスクールのスタッフの方から教えてもらって登録しました。

−− 実際に使ってみていかがでしたか?

池田さん:ポートフォリオページに作品を投稿してみたらたくさんスカウトの連絡がきて、ビックリしました。サービス上のメッセージ機能でいくつかの企業と話してみて、特に自分の作品を気に入ってくれている会社の面接に進みました。自分で探して受けた会社もいくつかありました。

−− 数あるスカウトから就職先へ進んだ決め手は何だったのでしょうか。

池田さん:「作品のテイストが好き」と声をかけてくれた会社に行ってみたら、けっこう熱く「うちに来ないか?」と誘ってくれたんです。実際に会う前は他の選考もあるし断ろうと思っていたんですが、前のめりに誘ってくれていたのと早く就職したい気持ちがマッチして、ここで働こうと決めました。

−− ViViViTがきっかけで転職されたのですね!嬉しいです。

池田さん:そうなんです。ViViViTでは事前に作品を見た上でスカウトしてくれるので、こだわって作った作品が評価されたのが、単純にすごく嬉しかったです。また、企業サイドも年齢は関係なくフェアに作品を見てくれていると感じました。他のエージェントだと年齢や未経験なのがネックになって「あなたに紹介できるお仕事はありません」と言われたこともあったので、ありがたかったです。経歴で見ない会社もあるんだな、そして本当に作品やポートフォリオが自分の「顔」になるんだな、とそのときに感じました。

▼ポートフォリオには地元「宮崎」を思い起こさせる海や太陽をモチーフにした作品が多かった

◎シビアな現実・転職の決意

−− 最初に勤めた企業ではどんなことをされていたのでしょうか?

池田さん:就職したのは大手予約サイトでした。そこはキャンペーンを企画する部署だったので、Web上のバナーやチラシ、カードなどの印刷物を制作していました。その部署でデザイナーを採用するのは私が初めてだったので、先輩もおらず、手探りで調べながらデザイン業務をしてましたね。最初に作ったバナー、文字は小さいわ画像は荒いわで……ニガイ思い出です(笑)。

−− デザイナーとして初めてのお仕事で先輩がいないのは大変でしたね。

池田さん:周りの人はデザインに詳しくないのでどんなものにも良いと言ってくれるんですが、自分で納得していないところがけっこうあって。「本当に良いのか?」と自問自答して、時間が許す限りデザインを詰めていました。フィードバックをくれる人がいなかったので、自主的に社内外のデザイナーと情報交換をしたり、良いデザインを調べたりして技術を向上させていきました。
だけど、すごく頑張っていたのに1年で部署異動になったんです……。

−− なんと!部署異動!

池田さん:異動先は前より大きい部署で、デザイナーもすでに数名いました。分業制が徹底されていて、自分はバナーばかりを量産することに……。しばらくやっていたのですが、「自分の目指している場所はここなのか?もっとスピード感を持って成長しなければ!」と思って転職に踏み切りました。

デザイナーとしてのスタートが遅い分、今頑張らなければ同じ年代のデザイナーと並べない。自分はもっとペースアップして成長をしなきゃ周りに追いつけないとわかっていたので。また、異動になったこともけっこうショックで、「デザイナーとしてビッグになって見返してやる!」という気持ちになりました。

−− くやしい思いをされたんですね。
転職活動は何からされたのですか?


池田さん:まずはポートフォリオに作品を追加することにしました。働きながらだったのでなかなか大変でしたが、実務でやったものを3ページにまとめて。同時にViViViTのポートフォリオページにも作品を追加して、サービスの利用を再開しました。


−− 2回目の転職活動は、どのように進みましたか?

池田さん:デザイナーとしての実務経験があったのは良かったのですが、ポートフォリオには印刷物やバナーばかりだったので、それだけでは弱いと言われてしまうことが多かったです。次の仕事ではWebデザインにも挑戦したかったのですが、実務経験がないことで見送られることもありました。

そんな中、ViViViTで声をかけてくれた会社のひとつが今所属しているANVIE株式会社でした。ポートフォリオを見て「良い」と思ってくれたみたいです。
ANVIEは成長の意欲や見込みのある人、即戦力じゃなくても自分で成長できる人だったら歓迎!という方向性で採用していたので、私にはピッタリでした。そういう会社と出会うことができて良かったと思います。私の負けず嫌いな性格もすぐ見抜いてくれて、そこも合いそうと評価してくれました(笑)。

◎デザイナー3年目 ベンチャー企業での新たなる挑戦

−− 今はどんなお仕事を担当されているのでしょうか?

池田さん:今はWebデザインの仕事を中心に携わっています。Adobe XDも転職してから覚えて、だいぶ使いこなせるようになってきました。会社の代表もデザイナーなので、お互いの得意なデザインを振り分けて制作しています。インハウスデザイナーから受託制作になったので、クライアントと相談しながら仕事を進めることに面白さを感じています。デザイナー専任は私だけですが、代表と相談しながら進めることができるので、心強いですね。代表は若いけど自分に持っていないものを持っていて、尊敬できる方です。

−− 前の会社との違いを感じることはありますか?

池田さん:前の会社は社員が1000人以上いる大手IT企業だったのですが、ANVIEは社員10人ほどの会社です。規模が全然違うので、自分も一緒に会社を育てている意識があります。仲の良い友達の集まりで始まったベンチャー企業に、無関係の私が入社したことによって、会社として新たなフェーズに入ったのかなと思います。他のメンバーは20代の男性ばかりなので、「部屋が汚い!」とか注意することもあります(笑)。新たなメンバーが入ってきたときに仕事がしやすい環境を作っていきたいと思っているので、注意をしています。お姉さん的なポジションとでも言いますか……。

▼ANVIE株式会社のオフィス。和気あいあい楽しそうな雰囲気!


−− お姉さん的なポジション!でもその行動が、働きやすい社風をつくりあげていきそうですね。
これから会社は大きくなっていきそうですか?


池田さん:大きくすべく、絶賛採用中です!私は今、デザイナーを採用する側としてViViViTを使うことになりました。今までは他のユーザーのことは見られなかったので、新鮮です……!若くて優秀な方が多いので、登録している方を見ているだけでも自分のモチベーションアップに繋がっています。

ANVIE株式会社 採用ページ(ViViViT)
−− 求職者側から、採用する側になったんですね。
今後、そういったユーザーさんは増えていきそうです!

 

◎周り道に後悔なし!自分だけの経験を活かして未来を作る

−− 池田さんは、これからのキャリアプランをどう考えていますか?

池田さん:今は自分に子供ができたときのことをよく考えます。「ママになったとき、どれくらいのスキルがあれば安心できるだろう?」ということを考えたら、今のままじゃ足りないと感じるので。いつどんな状況になっても生きていけるように、早く経験を積んで一人前になりたいです!自分のことだけじゃなく、家族にとってマイナスにならないように生きていきたいと考えています。

−− 周り道をしたことは後悔されていませんか?

池田さん:「早くスタートできていれば」とも思いますが、12年間デザイナーになりたい気持ちを諦められず、モヤモヤをつのらせてきたのが今ガソリンとなって全力を出せている気がします。他業界の経験があるからこそ他のデザイナーにはない目線も持っていますしね。なので、公務員として働いていた経験は活きています。

−− 今後デザイナーになりたい方へ向けて、メッセージがあれば教えてください。

池田さん:私は遠回りしてしまいましたが、自分の気持ちに正直に、諦めずに挑戦して良かったと思っています。何歳でも新しい道は切り開けます。経歴よりも作品の質を重視してくれる会社もあります。ただ、その人が「どこまで本気か」で評価は変わるので、やる気だけじゃなくてアクションを起こしていく、きちんと習得することが大切だと感じます。デザイナー職は、仕事への評価はとてもシビアですが、ニーズのあるものを作れる人には可能性があります。
また、一社ダメだったら全社ダメということはないです。諦めないで、自分に合った会社を探してみてください!

−− 池田さん、ありがとうございました!

 

◎本気でやれば、本気で受け止めてくれる会社はある
池田さんが利用した転職サービスViViViT

池田さんは32歳でデザイナーとしてデビューされました。惜しみない努力と、明確な目標があったからこそ第一関門である「仕事に就く」ことが実現できたのだと思います。これからも、さらなる成長を遂げていくでしょう!

キャリアチェンジに「遅すぎる」はありません。本気で行動を起こせば、状況を変えることができるはずです。そのきっかけ作りとして、ViViViT はさまざまなレベルのデザイナーの就職、転職のお手伝いをしています。

◎なぜスカウトされる?池田さんのViViViTポートフォリオのポイント

ここからは、転職活動に二度ViViViTを利用いただいた池田さんのポートフォリオページを見せていただきます。ViViViTは、ポートフォリオ型の転職サービス。マイページに作品を投稿すると、登録企業が作品を見てくれます。「作品を投稿するとスカウトがたくさん来た!」と語った池田さんですが、人気ユーザーのページには何か法則があるのでしょうか?
池田さんのページの特徴を、ポイントごとに見てみましょう!

 

☑POINT1:メインビジュアルで自分の志望業界を伝える


グラフィック関連のデザイナー志望の池田さんは、ご自身の作風やテイストが伝わる「グラフィック作品」をメインビジュアル(プロフィールページの一番大きな画像)に設定しています。メインビジュアルはポートフォリオの表紙のようなもの。企業にどんな印象を持ってもらいたいかを考え、自信作や自分自身について伝わるデザインを設定しましょう。

 

☑POINT2:自信作のみを掲載、厳選8作品!


池田さんの掲載作品数は8作品。自信のある作品のみを掲載しています。また、グラフィックデザインの中でもブランディング・グラフィック・DTP……と幅があります。作品数が多くなくても、作品についての情報が充実していると、丁寧に制作されていることがしっかり伝わります。
※あまりに作品数が少ないと評価対象にならない場合もあるため、少なくとも5作品以上は掲載することをおすすめします!
 

☑POINT3:作品の見せ方まで気を使う!


リーフレットやポスターは、作って終わりではありません。ポートフォリオでは、その作品の良さが十分に伝わるよう、見せ方にも工夫する必要があります。
池田さんは、リーフレットひとつをとってもさまざまな角度から撮影したり、背景に気を使ったりと詳細を記載しています。スタイリッシュなモックアップは見栄えが良く、作品がより魅力的に見えますね!

 

自身の作品と自分の希望をポートフォリオ上で上手に見せている池田さんのページ。これから転職活動を考えている方は、ぜひポートフォリオづくりの参考にしてみてください!
今すぐ転職したい方も、今後自分のペースで仕事をしたい方も、ViViViT作品ひとつからのお仕事探しを始めてみませんか?
みなさんの作品が投稿されるのを、お待ちしています!
 

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(2019.3.20)
ビビビット むろうち

著者紹介

ビビビットむろうちビビビット むろうち

株式会社ビビビットにて就職+転職アドバイザー/マーケターをやっています。デザインと呼ばれるものは幅広くカバーしています!好きなものはインターネット。 Twitterの中の人→ https://twitter.com/vivivit_chuto
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