皆さんはインフォグラフィック(infographics)をご存知でしょうか?
言葉は聞いたことはなくても誰もが目にしたことがあると思います。電車の路線図や地図など、インフォグラフィックは私たちの生活の身近なデザインとして使われています。今回はインフォグラフィックの特徴や魅力についてご紹介したいと思います。
編集・執筆 / ARAAKEMAYU, AYUPY GOTO
目次
- 1.インフォグラフィックとは
- 2.インフォグラフィックの種類
- 3.インフォグラフィックのポイント
- 4.視覚的、デザイン的に優れているインフォグラフィック
- 5.最後に
1. インフォグラフィックとは
インフォグラフィック(infographics)とは、一言で言うとデータや情報などをわかりやすく視覚的に表現することです。
インフォグラフィックは情報を簡潔にわかりやすく説明したい時に使われ、標識や地図、電車の路線図などの形で用いられることが多いです。
現在ではデータなどを視覚化し、それを広告などのグラフィックとして扱い見る人により印象を残す表現として使われたりもしています。
2. インフォグラフィックの種類
ここではインフォグラフィックの表現や種類を紹介していきたいと思います。
① ダイアグラム
ダイアグラムとは、情報をイラストや2次元幾何学モデルで視覚化した表現のことをいいます。
② チャート
チャートとは、情報を図・表・グラフなどを使った表現のことをいいます。ここでは円グラフを使って表現しています。
③ 相関図
相関図とは、二つの間の相関関係を表すことを言います。登場人物などの紹介で使われることが多くあります。
④ フローチャート
フローチャートとは、プロセスや流れを矢印などを使って表す表現のことをいいます。
⑤ 年表
年表とは、歴史上の出来事を起こった年とともに年代順に表したものをいいます。美術館などでもその画家やデザイナーの歴史などを年表で表していることが多くあります。
⑥ 地図
地図とは、その地形や道などを表したものをいいます。他にも電車の路線図などがあります。
⑦ ピクトグラム
https://www.behance.net/gallery/36050841/Set-of-Modern-Flat-Line-Banners
ピクトグラムとは、絵文字のような記号を用いて表す表現のことをいいます。
3. インフォグラフィックのポイント
インフォグラフィックを制作していく際にはこの二つの点を意識して作らなければなりません。
▼ 情報の整理力
どうやってデータや情報をまとめたら自分が伝えたいことがわかりやすく読み取ってもらえるのか?データや情報の整理の仕方が大切です。
▼ 視覚的表現力
どういう切り口の表現で視覚化すれば伝わるのか?整理した情報をどういうグラフィックで表現していけば簡潔に伝わわるのか考えることが大切です。
このようにインフォグラフィックには多くの表現の仕方があります。この表現の仕方を自分が取り扱うテーマやデータ、情報に合わせて表現していかなければなりません。
4. 視覚的、デザイン的に優れているインフォグラフィック
ついつい記事を読んでみたくなるインフォグラフィック
この「ZUNNY」というサービスでは、記事一覧のトップ画像がインフォグラフィックで表されていてます。そのインフォグラフィックから記事の内容が気になって、ついつい読んでしまいます。
たった一つのイラストで表現するインフォグラフィック
このインフォグラフィクスは「もし世界が100人の村だったら」のインフォグラフィックです。これは世界の肌の色を表しています。100人中、30人が白人、70人が白人以外というのを意味しています。たった一つのインフォグラフィックから様々なことが考えさせられる作品です。
WEBサイトで用いられるインフォグラフィック
この「ARDEN HOUSE+Design」というWEBサイトは、インフォグラフィックを用いて会社の理念や社風などをわかりやすく説明しています。企業理念や社風といった堅く難しい内容もインフォグラフィックがあることで、見る人により親しみやすく伝わると思います。
5. 最後に
このようにインフォグラフィックは私たちの身の回りのデザインとして多く使われています。現在、多くの情報が飛び交う中でこのインフォグラフィックという表現は私たちに必要不可欠なものとなっています。皆さんも何かを説明したい、伝えたい時にはインフォグラフィックの表現を使い簡潔にわかりやすく伝えると、見る人により印象的な情報を与えることができるかもしれません。
(2016.8.24)
著者
はたらくビビビット
ポートフォリオとデザインのリファレンスメディア