【IT業界内定者座談会】可能性を最大化するアクションとは?

就活中の皆さん、順調に進んでいますか?同じ業界を目指す仲間が周りにいない場合、どうしても進め方やモチベーションの低下で悩んでしまうこともあると思います。この記事では、IT業界デザイナー職に新卒内定した先輩による座談会の様子をお届けします!
【CONTENTS】
●就活スケジュール
●ポートフォリオのポイント
●ポートフォリオプレゼンや面接

※ポートフォリオ型就職マッチングサイト「ViViViT」が2020年12月に行った配信イベント「ポートフォリオ強化月間・IT業界内定者座談会」から、抜粋してレポートしたものです。
編集・執筆 / YOSHIKO INOUE , 挿絵 / HINAKO MIYOSHI

● 行動次第で就活は多様になる!
作品づくりを楽しみつつ、自分のやり方を見つけよう

お話を伺った皆さん

▼当日はそれぞれのご自宅からオンライン座談会を実施しました!

キム ドヒさん

武蔵野美術大学 デザイン情報学科(2021年春卒業予定)
外資系コンサルティング企業に内定
Twitter @dohinko877

 

原 佑一 さん

東京都立大学 システムデザイン学部(2021年春卒業予定)
メディア事業会社内定
Twitter @yu1hara777

 

横山 晴信 さん

宮城大学大学院 情報デザイン領域(2021年春卒業予定)
デジタルマーケティング企業内定

司会進行

ビビビット

ポートフォリオ型就職マッチングサイト「ViViViT」の運営スタッフ

 

★座談会から見えてきたIT業界就活のポイント
✓ IT業界の場合、ポートフォリオの印刷が不要な企業も多い
✓ ポートフォリオは短時間で見られるもの!一番見せたい作品は冒頭に
✓ プレゼンで話したいことはポートフォリオに記載しておく
✓ 作品プレゼンを何度も練習しておくと、土壇場でいきる

●就活の進め方は?紙ポートフォリオの必要性

ビビビット:よろしくお願いします!この配信は、就活が始まる冬の時期に、就活生の方に向けて発信しています。
皆さんはこの時期、就活やポートフォリオづくりなどどう進めていましたか?
ドヒさん:よろしくお願いします!私は大学3年の夏頃からいろんな企業のワークショップやインターンシップに参加して、本選考では行きたい企業だけ受けるという進め方でした。ポートフォリオは学校課題の関係で下級生の時期から用意していたので、大学3年の冬はブラッシュアップを行っているタイミングでしたね。
原さん:僕はあまり真似しないでほしいのですが(笑)、大学3年の12月頃はまだ就活について具体的に動いてなくて、課題制作に没頭していました。その後イベントなどに参加し、ポートフォリオは大学3年の1月頃に1ヶ月くらいで仕上げました。
横山さん:WEBポートフォリオを準備していたので、WordPressに作品を流し込んでた時期ですね。1からコーディングしようとした時期もありましたが、このくらいの時期にWordPressに切り替え、内容のブラッシュアップに多くの時間を割くようにしました。
夏は1ヶ月くらい上京してインターンに複数参加していたのですが、地元に戻りだんだんモチベーションが低下してきていて。常にやりとりできる就活仲間や相談相手がほしいなと思い、オンラインコミュニティに参加した時期でもありました。

▼横山さんのポートフォリオサイト https://harunob.com/

 

ビビビット:皆さんそれぞれに進め方が違いますね!
横山さんのポートフォリオはWEBのみだったのですね。IT業界のポートフォリオは印刷すべきか迷う部分もありますが、実際のところどうでしたか?
横山さん:僕の受けた会社では印刷物を求められることはなかったです。
面接中はサイトのもくじ部分から「〇〇の作品にとんでください」などスムーズに伝えられることもありました。
原さん:僕は面接のときに紙の方が扱いやすかったので、前半の重要なページのみ印刷・ファイリングして持参したのですが、製本などは特別必要なかったと思います。
基本的に提出はPDFデータでした。データ提出でもエディトリアルデザインとして本っぽく見せたかったので、最終データはモックアップを使って製本して見えるように仕上げています。

▼原さんのポートフォリオ

ドヒさん:一社だけ郵送してくださいと言われたので印刷しましたが、その後は私もPDFデータでの提出でしたね。インターンのときはファリングした実物とPDFデータを入れたiPadを持参して、どちらが必要になってもすぐに出せるようにしていました。

●短時間で説明できるよう、イチオシ作品は冒頭に

ビビビット:ポートフォリオのポイントと、もらったアドバイスについて教えてください。
横山さん:オンラインコミュニティで知り合った、WEB制作会社の方やプロのデザイナーの方に継続的にアドバイスをいただきました。ポートフォリオは短時間で見るものなので、ぱっと開いたときの印象が大事というのは強調して言われましたね。一番力を入れた作品を一番最初に目に入るように配置して、イメージボード、動画、プレゼンボードなどを載せています。
また「面接で質問される順に載せると良い」とも言われたので、ビジュアル→プロセス→途中成果物などの順でまとめました。

▼サイトのファーストビューは、一番力を入れた作品の動画になっている。 https://harunob.com/

ドヒさん:私も一番見せたい作品から順に載せました。やはり全員がじっくり見てくれるわけではないので、一番見せたい作品を冒頭に載せていつでもプレゼンできるようにしました。
私はデザインだけでなくビジネス寄りのこともしたいと思っていたので、マーケティングや企画などデザイナー職以外の職種の方の意見もいただくようにしていました。そこからリサーチやビジネスモデル部分も丁寧に手直ししていったことで、面接では「ビジネスにも関心があるんだね」「学校で学んでいるの?独学?」など話が広がり良かったと思います。

▼ドヒさんのポートフォリオ
冒頭の作品は、見開き6ページを使って丁寧に解説。


原さん:“ポートフォリオは面接で使うものなので短時間で伝えなければいけない”という点を意識してつくりました。詳しく伝える点と端的に伝える点を明確にするためジャンプ率を高くするなど、細部まで気を使っています。
ポートフォリオとしてまとめる時間はかなり短かったのですが、作品制作の段階でいろんな方にフィードバックをもらって修正する、を繰返していました。毎回“伝えるまでが制作”と思ってプレゼンの内容やボードをしっかり詰めていて、それは短期間でポートフォリオを仕上げる際にとても役立ったと思います。

原さんのポートフォリオを詳しく解説した記事

●面接でよく聞かれた質問は……

ビビビット:面接ではポートフォリオをどのように使いましたか。また、よく聞かれた質問を教えてください。
原さん:まずポートフォリオや作品についてプレゼンをして、その後細かく質問されるという流れでした。プレゼンでは、一番伝えたいことをポートフォリオに記載しておくと話しやすくなって良いと思います。
チーム制作における自分の役割やつらかったこと、ポートフォリオの細かいデザインについて聞かれることもありました。

▼ポートフォリオはプレゼンの台本代わりにも!

横山さん:僕は「学生時代一番頑張ったことや作品があれば教えてください」という質問が多かったです。大学院1年の夏に参加したビビビット展(※)で何度も作品プレゼンをしたことが役立ちました。
あとはサービスを作ったきっかけから、分析やニーズ調査について深堀りされることも多かったです。サービスを作ったきっかけが「自分が作りたいから」だけだとあまり説得力がないので、どんなリサーチをしてサービスに展開していったのかを話しました。

※ビビビット展……ビビビット社が主催する、就活と作品展示を同時に行えるイベント。▶2019年の様子

ドヒさん:私は選考を受ける中で「ポートフォリオについて5分で説明してください」と言われたことがあります。一番愛着のある冒頭の作品についてプレゼンしました。
事前予告はなかったのですが、インターンやビビビット展(※)でのプレゼン経験をいかすことができたと思います。経験があればレイアウトを話しやすいよう調整することもできますし、学校でもそれ以外の場面でも、ちょっとした作品プレゼンの経験を重ねておくと良いと思います。

▼グラフや図が豊富だと説明しやすそう!

ビビビット:ドヒさんはインターンの参加がその後の就職活動にとてもいかされているんですね。参加して良かったことはありますか?
ドヒさん:大学3年の夏に10社近くインターンに参加していたので、夏頃から都度ポートフォリオを制作してブラッシュアップをして……を繰返すことができました。
インターンの参加歴もポートフォリオの最後で一覧化していたのですが、複数参加したことで業界理解や自分の向き不向きを考えるのにつながったと思います。参加してわかることも多かったので、いろんな業界のものに参加してみたのは有意義でした。

●作品に愛着があればあるほど、情熱は伝わりやすい!

ビビビット:最後に、お三方の就活中のモチベーションの上げ方を教えてください。また、就活生へのメッセージもお願いします!
ドヒさん:私はまわりに同じ業界志望の人が少なかったので、Twitterを活用して就活やインターンのことをつぶやいていました。何か参加するたびにコミュニティの輪が広がるのは面白いですし、普段会えない遠方の同級生から刺激を受けることもあります。自分から情報発信することでフォロワーさんの数が増えたので、Twitterをセルフブランディングのツールとして使うのもおすすめです!
また作品に愛着があればあるほど、プレゼンなどで情熱も伝わりやすいと思います。ぜひ愛着を持ってブラッシュアップしてみてください!
横山さん:地方学生はどうしても、クローズドな環境で視野が狭くなってしまうところがあると思うんですね。就活生同士で相談できる場があれば活用して、ない場合はいろんな人に相談できる状態をつくることが大事だと思います。僕の場合はそれがオンラインコミュニティで、その中でバナー制作などデザインスキルを提供できる機会もありました。飛び込むときは勇気がいりますが、入って良かったと思います。
コロナ時代で、就活も地方・中央関係なく、行動次第で多様にできると思います。他の就活生を見て疲れてしまうこともあると思いますが、いろんな機会を活用して楽しんでもらいたいです。
原さん:僕も編入で先輩の知り合いもおらず、今思えば孤独だったなと思います。ただ採用イベントで歳の近い社会人の先輩とお話したり、インターンで周りの子から刺激を受けたりできたので、とりあえずどこかに行ってみると良いと思います。
ネガティブになるときもあると思いますが、周りもみんな同じだし一時的なものだと捉えて、作品制作を楽しんで頑張ってください!
ビビビット:学ぶ分野も環境も違うお三方でしたが、自分に合った方法を行動しながら見つけているのが印象的でした。
本日はありがとうございました!

●おさらい
座談会から見えたIT業界・デザイナー就活のポイント

✓ IT業界の場合、ポートフォリオの印刷が不要な企業も多い
✓ ポートフォリオは短時間で見られるもの!一番見せたい作品は冒頭に
✓ プレゼンで話したいことはポートフォリオに記載しておく
✓ 作品プレゼンを何度も練習しておくと、土壇場でいきる

直近の体験談からなるアドバイスは、説得力のある力強いものでしたね!読者の皆さんの就職活動に役立つポイントがたくさん見つかったのではないかと思います。今回ご登壇いただいたお三方は、WEBポートフォリオとして「ViViViT」もご活用いただきました!登録しておくと、こういった配信イベントのお知らせも優先的に受け取れます。リアルタイム視聴では質問コーナーにも参加できますので、次の機会をお楽しみに。
登壇者の皆さん、ありがとうございました!
 
3人が使った!ポートフォリオサイトViViViT
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(2021.1.27)
Yoshiko Inoue

著者紹介

井上佳子Yoshiko Inoue

はたらくビビビット編集長。 株式会社ビビビットの社員です。メディアを通し、制作活動やデザイナーの就活に役立つ情報を発信していきたいです! Twitter
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