本当にやりたい仕事を見つける!1年間就職活動を行って見えた、自己分析・業界研究の大切さ

jobhunting4みなさんは就職活動に対してどのようなイメージを持っていますか?早く終わればいいな〜と思っている人や、どうやって進めれば良いのか分からないと思っている人などいるかもしれません。
今回は、就活解禁から長い期間就職活動を続けた筆者の体験をもとに、自己分析と業界研究の大切さについてお伝えしたいと思います。就職活動をこれから始める方や、長引いてお悩みの方の参考になれば嬉しいです。

編集・執筆 /SHIGEMATSU, AYUPY GOTO

● 就活解禁〜大学卒業1ヶ月前まで。
長期間取り組んだ、私の就職活動スケジュール

プロフィール

s__274030595

重松 芙史香

しげまつ ふみか

女子美術大学 芸術学部 デザイン・工芸学科 ヴィジュアルデザイン専攻。
かわいい雑貨やファッションが好き。
就職活動では、デザイン系だけでなく企画分野にも興味を持つ。

1111

▼3〜6月:ひたすらエントリー!
いろんな業界を受けるも、自己分析と業界研究がうまくいかず落ち込む日々……。

私は、就活解禁とされている大学3年生の3月から就職活動を始め、最終的に就職先が決まったのは大学4年の2月でした。
初めは「エントリーをたくさん送れば大丈夫!とりあえず内定が欲しい!」という気持ちが先走り、企画職やおもちゃ業界、アパレル業界、テレビ関係の仕事など、少しでも気になった企業はすぐに応募していました。
しかし、肝心の「自分のやりたいこと」が明確になっていなかったため、説明会に行っても「なんか違うかも?」と感じてしまい、前向きに取り組めませんでした。面接に進むこともありましたが、明確な志望理由や意思を伝えられず、苦戦する日々を送ってしまいます。

▼8〜12月:自己分析・業界研究の大切さに気づく!
就活続行を決意するも、卒業制作が佳境に……。

そうしていろんな業界の選考を受けながら、自己分析や業界研究を早めに行うことの重要性を実感しました。そんな中、一社内定をいただいたのですが、本当にやりたいことか考え抜き、就職活動を続けることを決意しました。

しかし、一度終わった就職活動、すぐには再開する気持ちにはなれず、何もしない日々を送るうちに、卒業制作が忙しい時期になってしまいました。実際問題、卒業制作と就職活動の両方に全力を注ぐのは本当に大変です……。不可能ではなかったのですが、どちらを優先したらいいのかも正直わからなくなってしまい、私は一度就職活動をストップさせ、卒業制作に力を注ぐことにしました。

▼1〜2月:卒業制作を終え、就職活動を再開!
希望業界に内定をもらう

卒業制作終了後に再開した就活では、まず自己分析・業界研究をしっかり行い、そのうえで業界を絞込みエントリーしました。やりたいことを明確にして面接に臨んだので、以前に比べ伝えたいことがスムーズに伝えられ、最終的に志望業界の企業に内定をいただくことができました。

私のように長期間就職活動を行う方はもしかすると少ないかもしれませんが、デザイナー志望の方は一般の企業を志望している学生に比べてゆっくり動くイメージがあります。しかし、ゆっくりし過ぎると気持ちの面で不安になったり、エントリーできる企業の数が減ったりと、大変なことも多くなると感じました。
そして、難しいかもしれませんが、うまくいかなくてもあまり落ち込みすぎず、気持ちを強く持つことも重要だと思いました。エントリーを始めた3月の頃と変わらないモチベーションで、効率的に取り組めるように成長できるのが理想的です。

● 自己分析や業界研究をしっかり行うことの大切さ

jobhunting%22

上記の実体験の通り、私は就職活動を進めていく際に自己分析・業界研究が一番大切だと思いました。そうすることで、自分の本当にやりたいことが明確になります。ここからは、自己分析や業界研究を行った後、私がどのように就職活動に取り組んだか、これから行う方に事前にやってほしいことをご紹介します。

▼自己分析についての記事はこちら

本当にやりたいことはなんだろう?就活前の自己分析のススメ

▼企業研究・業界研究についての記事はこちら

企業研究って何?

私が就職活動を行う上で実際に行ったこと

・業種を絞り、気になる企業をピックアップ

説明会で聞いたことや、資料、ホームページなどを見て感じたことをノートに書き出し、各企業を比較しました。同じ職種でも会社によって働き方や勤務地、制度などが異なるため、その中で自分のやりたいこととマッチした企業に積極的にエントリーしました。

・常に求人情報ををチェック

就職活動が長引くと、求人情報自体が減ってくるため、私はさまざまな就職サイトを毎日チェックしていました。同様に、学校に届く求人にも必ず目を通しました。学校求人は、過去に卒業生を採用しているなど、ある程度採用意欲の高い企業の求人が多いので、見ておくと良いです。さらに、就職サイトには出ていない企業ホームページを見つけるためにネット検索も積極的に行いました。
このようにして、常に自分のやりたいことに近い企業を探す努力をしました。
-求人が出ていない場合でも、問い合わせをすれば選考を行ってもらえる場合があるので、気になった企業があれば一度連絡してみるのも一つの方法です。

・面接ではどんな質問にも答えられるように、回答例を事前に準備しておく

志望動機や自己PRはもちろん、様々なパターンの質問を想定して面接に臨みました。デザイン系の企業の面接では得意なことや、アピールポイント、使えるソフトなどを聞かれる場合が多かったので、自分の魅力を最大限に伝わる受け答えを準備しておきました。

就職活動を始める前にやっておきたいこと

・気になる業界をいくつかピックアップする
・「自分のやりたいこと」を明確にする
・どんな業界にも対応できるポートフォリオの制作

-差し替えのできるファイルタイプだと、業界別に作品をチョイスする事ができるのでオススメです!

まずは自己分析や業界研究を行い、自分の本当にやりたいことを明確にします。
それから、デザイン系には必須となるポートフォリオの準備です。受ける業界に合わせたポートフォリオづくりが必要になるため、希望の業界がどんなスキルを求めているかも研究しましょう。自分の得意な分野、使えるソフトに合わせて職種を絞り込んでも良いかもしれません。就職活動まで時間がある場合は、目指す分野にはどういうスキルが求められているのか調べ、その技術を身に付けておきましょう。IllistratorとPhotoshopの基本的なソフトはもちろん、IndesignやPremiere、Dreamweaverなども使えると、スキルのアピールになりますよ。

▼ポートフォリオについての記事はこちら

業界別で考える!ポートフォリオ作りのコツ

● 長い期間就職活動をするメリット・デメリット

メリット

・たくさんの企業を見比べることができる

長い間就職活動を行うことで、志望する業界について詳しく調べる時間が得られます。同じ業界の会社でも求める人物像、働き方や得意とする分野が違ってきます。説明会に行ったり、ホームページを見たりすることでその企業のおおよそのイメージを掴むことができるので、心から働きたい!と思う会社を選び、ぜひ自分に合う会社を見つけて欲しいです。

・面接の傾向を掴むことができる

最初は緊張してしまい、上手く言いたいことを伝えることができないという人も、何度か面接に挑戦することでだんだんと慣れてくることでしょう。質問の傾向やグループワークでのコツが分かるようになります。事前に練習を行うことも忘れずに。

デメリット

・気持ちに余裕がなくなる

周りで内定した人が増えてくると、まだ就職活動を続けている人はどれぐらいいるんだろう……?と不安な気持ちになりがちです。就職活動は自分との戦いでもあります。かなり大変なことですが、常に高いモチベーションを保つことも大事です。

・ピーク時に比べ、求人が少なくなる

就職活動が進むにつれ、求人の数はだんだん少なくなってきます。デザイナー職の求人は他業界に比べ求人の出るタイミングが遅い場合もありますが、秋を過ぎると数えるほどしか求人がなくなっていることも。求人が少なくなる=選べる仕事の幅も減るということなので、その点を十分に理解して就職活動に挑む必要があります。
 

● 最後に

これから就職活動を行う方は、分からないことだらけで不安だと思います。何から手をつければいいか分からない……という人はまずは自己分析、業界研究からはじめてみることをおすすめします。やりたい仕事を見つけることは決して簡単ではありません。もしも就職活動に行き詰まった時は、一度自分と向き合って、何がやりたいのか明確にしてみてください。

また、はたらくビビビットには就職活動に役立つ情報がたくさん載っているので、移動時間などにぜひ見てみてください。就職活動の際、今回の記事を参考にしていただけたら嬉しいです。応援しています!

クリエイター就活では何が必要?就活前に準備するもの

明日の面接の準備はできた?落ち着いて面接を乗り切る方法

(2018.4.2)

著者

重松芙史香

女子美術大学デザイン・工芸学科のヴィジュアルデザイン専攻に所属しています。かわいい小物や雑貨を集めるのが趣味です♬

記事一覧へ

ポートフォリオでデザインチームとつながろう

ポートフォリオをつくる

作品を投稿してデザインチームとつながる日本最大のマッチングプラットフォーム。もちろん、ポートフォリオのみの活用も可能です。

作成する

デザイナーを採用する

国内最大のデザインプラットフォームで、チームにマッチするデザイナーに声をかけてみませんか?

採用する